概要
支配種族の肉体を魔法的に変化させ、新たな特性を付与する戦略呪文。
肉体そのものが変化しているためユニット魔力と異なり維持にマナを使用せず、永続的に効力を発揮する。ヒーローユニットにも効果があるのも強み。
その分初期コストが高く、解除は不可能なので、特に大きな変化をもたらすものの使用は慎重に決断したい。
また、あくまでも種族単位の強化なので、動物や悪魔等の人間でないユニットは強化されないし、対象種族以外の都市で生産されたユニット等は恩恵を受けない。
逆に言えば積極的にユニット魔力ではなく種族転換を取得するなら暴君騎士のようなtier4の人間ユニットをアンロックする事を検討すべきだろう。
種族転換を重ねた挙句主力がカオスイーターでは何をやっているかわからない。
新しい特性を追加する「小さな種族転換」はいくつでも共存可能だが、
生物的特性そのものを大きく変化させる「大きな種族転換」は1つしか使用できない。
種族の番人(キーパー、keeper)
種族転換の呪文を使うには、その種族の都市人口の40%を保有する*1ことで「種族の番人(以下キーパー)」となっている必要がある。
既に他の指導者がキーパーになっている場合、その指導者の保有人口を5ポイント上回ることでキーパーの権利を奪うことができる。
指導者の初期種族は無条件に指導者がキーパーに固定されており、対象指導者を脱落させないとキーパーを変更することはできない。
注意として、同じ種族のユニットであればすべてが対象になるため
他種族のユニットを強化しようと呪文を使った場合に、敵の自由都市などの意図しないユニットにも強化の恩恵を与えてしまうことがある。
逆に言えば、同盟種族を強化する手段としても使用できるとも言える。
また、滅多にないことではあるが対象種族の都市人口が0になると対象となるユニットが残っていても種族転換の呪文は使えなくなる。
呪文一覧(アフィニティー・学術書グレード順)
※基本的に消費マナコスト=消費詠唱ポイント。ただし霊魂がコストの場合は詠唱コストが別に設定されているのでその項を参照。
小さな種族転換
| 名称 | 効果 | 詠唱コスト | 学術書 |
|---|---|---|---|
| 魔法結界印 | 雷・炎・凍結耐性+2 | 150 | 結界(アストラル1) |
| アストラル血 | 呪文が唱えられるたびにフォーチュンを得る特性を得る | 250 | 増幅(アストラル2) |
| 動物との親密さ | 動物あるいは騎兵隊と隣接している時、ダメージ+10%・クリティカル率+10%の効果を得る | 150 | 野獣(自然1) |
| リーフスキン | 耐性+1、森林歩行と森林迷彩を得る | 250 | 森林(自然2) |
| 超成長 | HP+10、報復攻撃回数+1、部隊人数減少の効果を与える。 スポーンキンと併用することはできない。 | 350 | 活気(自然3) |
| 喜びのサイフォナー | 攻撃成功時、士気を3奪う能力を得る。 | 250 | 破滅の使者(影2) |
| 凍結変身 | 凍結耐性+2、凍結無効、厳寒地形に配置されていると士気+10、北極歩行を得る | 350 | 冷闇(影3) |
| 受膏した人々 | ステータス耐性+3。精霊耐性+3 | 450 | 聖域(秩序3) |
| スポーンキン | ダメージ+20%、部隊人数増加の効果を与える。 超成長と併用することはできない。 | 150 | 群れ(カオス1) |
| 反逆者の心臓 | 士気増加量+50% | 250 | 宴(カオス2) |
| カオスの器 | ユニットが受けているマイナス効果の数だけダメージ+10%(3回まで重複可) | 350 | 伏魔殿(カオス3) |
| 炎の若枝 | 炎耐性+4、復讐の炎、炎の目覚め、火傷無効を付与する | 450 | カオスチャネリング(カオス4) |
| アースキン | 防御力+1、岩迷彩、岩地歩行を得る | 150 | 岩(マテリアム1) |
| 鋼の肌 | 防御力+2、疫病耐性+2、雷耐性-2 | 350 | 変質(マテリアム3) |
| 黄金の手 | 耐性+2、種族人口1ごとに1ゴールドを生産する | 450 | 黄金の領域(マテリアム4) |
| ドラゴンの生命力 | HPが一般ユニットは(ランク*2+1)x3、ヒーローユニットはレベルx3増加する。 | 150 | 進化(DLC1) |
大きな種族転換
ガイアに選ばれし者は効果に記載されていないが植物種族になる効果がある。
デモンキンは悪魔種族にはならないため転換後も「悪魔」対象の呪文効果等は受けられない。
| 名称 | 効果 | 詠唱コスト | 学術書 |
|---|---|---|---|
| アストラル同調 | 貫通を得て、種族人口1ごとに1マナ・1知識を生産する。 | 600 | アストラル集束(アストラル4) |
| ガイアに選ばれし者 | HP+20、ステータス耐性+3、突進耐性、森林歩行を得て植物種族となり雷耐性+2、疫病耐性-2、炎耐性-4 | 600 | 楽園(自然4) |
| ワイトボーン | ライフスティールを得て不死種族となり、疫病耐性+2、凍結耐性+2、炎耐性-4、精霊耐性-4。 | 200霊魂300詠唱 | 素晴らしき変化(影3) |
| 天使化 | 飛行と信仰深き者を得て天空種族となり精霊耐性+2、疫病耐性-4、凍結耐性-4。 制御喪失(マインドコントロール、狂乱、錯乱、挑発)に対して無敵 | 600 | 高揚(秩序4) |
| デモンキン | 飛行、逆上を得て、火傷無効、炎耐性+2、凍結耐性-4、精霊耐性-4 | 600 | 悪魔の門(カオス4) |
| ドラコニアンの変身 | ドラゴン種族になり、ドラゴニックレイジと自然再生を得て火傷を無効化する | 600 | ドラゴン(DLC3) |
騎兵ユニットの扱いはやや特殊である。基本的には見た目通りに一致する形になると考えればよい。
飛行化する天使化、デモンキン→騎兵ユニットは飛行状態にはならない。任意の騎兵隊は種族のフォームで騎兵になっていれば飛行状態にならないし、騎兵になっていなければ飛行化する。
飛行を喪失するグルーム・ストライダー、ナーガの変身→常に騎兵であるユニットも騎兵でなくなる。移動速度はそのままで48ならが40になるといった事はない。
槍兵からの特攻を受けなくなるため基本的にはメリットと考えてよい。
重要なのは各種騎乗物特性を取っていたとしてもその効果が無くなる点である。恐怖クモの騎乗物を取っていたとしてもナーガ化するともはや使えない。
速度はグルーム・ストライダー、ナーガの変身、騎兵化とも40なので結果として変わらない。
なお至上の学術書の模範兵はナーガ化すると飛行を失う事になる。