その他の魔法のアイテム/【ガントレッツ・オヴ・ホールディング】

原語は「Gauntlets of Holding」。
gauntletは籠手や長手袋のこと。holdingは保持や保有、握ること、あるいは所有権や持ち株などを意味する名詞。
直訳すると「握りの籠手」。
着用者が何かを握る力を上げる魔法の手袋。単純に筋力や防御力を上げる小手はゲーム作品など、他のファンタジー作品でも見られるが握力だけを上げる魔法の小手はまず見かけない。

クラシック・ダンジョンズ＆ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではAC4 マーベラスマジックに掲載されている。新和版の表記は「ホールディングガントレット」。
外見についての記述は無い。
他の品物や生物をガッチリと掴むことができる魔法の手袋。
接近戦で敵の腕などの身体の一部を掴むことで敵の行動を制限したい目的で使う場合、着用者は掴みたい敵に対して命中判定を行い成功する必要がある。
掴むことに成功した場合、着用者は掴んだ敵に少しずつダメージを与えることができる。代わりに、敵を掴んでいる間の着用者はアーマークラスにペナルティを課せられる。

アイテム名ではgauntletsとなっているが、解説文ではglovesとしか記されていない。
解説文では敵を掴むという使用法しか解説されていない。しかし解説文を読む限り全身の筋力ではなく、両手の握力のみを強化すると解釈可能。
そうするとロープを使った登攀の成功率上昇や、ディザーム効果に耐えて武器を保持できる確率上昇なども見込める。とはいえ、解説文ではどのくらいの握力を発揮するのかは分からないので推測でしかないが。

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