原語は「Kettle of Fish」。
kettleはヤカンや湯沸かしのこと。fishは魚や魚肉、水棲生物全般を意味する名詞。
直訳すると「魚の大釜」。
水を沸かす魔法の大釜と同じように見える罠アイテム。液体を沸かそうとすると中から魚のモンスターが飛び出してくる。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
クラシックD&D第4版ではAC4 マーベラスマジックに掲載されている。新和版の表記は「フィッシュケトル」。
外見はヒーティングコールドロンと同じく、20ガロン(75.7リットル)の液体を容れることができる大釜。
ヒーティングコールドロンと同じように見えるが、液体を入れて熱しようと命令するとヤカンの内部はフライングフィッシュで満杯になる。
このフライングフィッシュは中から飛び出して周囲にいる生物を攻撃し始める。
なおこの魔法のヤカンが生み出したフライングフィッシュを倒すと消滅してしまうため食料にならない。中には最初の数回だけはヒーティングコールドロンとして機能するという、凝ったというか面倒くさい偽装機能を備えたシロモノもあるらしい。