その他の魔法のアイテム/【パーチメント・オヴ・ルーピング】

Last-modified: 2024-05-11 (土) 21:30:55

原語は「Parchment of Looping」。
parchmentは羊皮紙や模造羊皮紙、あるいは羊皮紙に書かれた証書のこと。loopingは輪にする、輪でくくる、宙返りするという意味の動詞loopの現在分詞形。
直訳すると「巻き輪の羊皮紙」。
額縁のような木製の箱に入れられた魔法の羊皮紙。複数の呪文を書き込むことで呪文が書かれたの巻物のように扱うことができる。羊皮紙とはあるが、ファンタジー作品でもまず見られないタイプのマジックアイテム。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではAC4 マーベラスマジックに掲載されている。新和版の表記は「ルーピングパーチメント」。
外見は通常の羊皮紙ではなく、良質な木材で作られた箱に入れられた状態で見つかる。この木の箱の寸法は幅8インチ(20.32cm)、長さ14インチ(35.56cm)、高さ2インチ(5.08cm)。箱の上面には6インチ(15.24cm)四方の窓が開いており、ここから中に入れられた羊皮紙を見たり書き込んだりすることができる。
箱の左右の側面には前後に1つずつ、合計4つの取っ手がある。前側の左右の取っ手と後ろ側の左右の取っ手はそれぞれ1本の棒で繋がっており、取っ手を持って回すことで窓から見える羊皮紙を巻き送ったり巻き戻したりできる。
この外装の木箱の蓋はコマンドワードを唱えることで取り外すことができる。取り外すと、2本の取っ手で繋がれた羊皮紙は1回捻りが加えられており、メビウスの輪のようになっていることが分かる。なお蓋を取り外された時点で羊皮紙は完全に白紙状態になる。
この羊皮紙には1レベル呪文を最大7つまで、呪文の巻物のように書き込むことができる。ただしこれらの制限を超える呪文を書き込むと羊皮紙は燃え尽きることになる。
また木箱と羊皮紙は大半の物理現象や魔法に対して耐性を有するが、火には非常に弱くすぐに引火してしまうという弱点がある。


現代風に言えばノートパソコンくらいの大きさがあるが、1レベル呪文限定とはいえ複数の呪文をまとめて持ち運べるというのが売り。明記されていないが、呪文の書エンカンブランスが200なので、嵩張り具合は50~100くらいのエンカンブランスだろうか。

関連項目

セルフ・プロテクティング・パーチメント