モンスター/【シルヴァー・ドラゴン】

Last-modified: 2021-08-07 (土) 23:02:36

原語は「Silver Dragon」。
直訳すると「銀竜」もしくは「白銀竜」。
D&Dシリーズでは善良な性質を持つ「メタリック・ドラゴン」の1種。
ブレスウエポンは円錐状の冷気と雲状のパラライズ・ガスの2種を使い分けることができる。
ドラゴンのメタルフィギュアは多数のメーカーから製造販売されており、ゴールド・ドラゴン並みに種類があった。
フィクション作品でも、ドラゴンとしては性格が温厚だったり人間に友好的という印象がある。またAD&Dの小説『ドラゴンランス戦記』シリーズやその派生作品であるゲームブック「奪われた竜の卵」ではある人物を助ける役で登場する他、シリーズの過去の英雄「ヒューマ」が騎乗するドラゴンとして立体化されている。

アドバンスド・ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ

原語は「Dragon, Silver」。
AD&D第2版のモンスターコンペンディウムでの表記は「ドラゴン、シルバー」だが、解説では「シルバー・ドラゴン」と表記されている。
モンスターコンペンディウムで解説されている善良なドラゴン族の中ではゴールド・ドラゴンに次ぐ能力を有する。
非暴力的で優しい性格をしており、人間をはじめとする人間型生物とも友人関係を構築することが少なくない。
生まれた直後の鱗は銀のハイライトがところどころに入った青灰色をしているが、成長するにつれて色が薄くなり煌めく銀色に変化していく。
普段は山岳地帯や雲の中にいたり、人間型生物に紛れて暮らしていたりする。ただし人間型生物に紛れて暮らしていた場合、自身の正体が知られると立ち去ってしまう。ドラゴンとしての能力を考えれば仕方ないことではあるが。
巣は山の山頂付近や雲を固形化した中に作る。
人間たちが食べる食事を好む。
知能は高く、独自の言語と善竜族の共通語を話すことができる。また他の知的生命体と意思疎通をする能力を有することがある。
気候/地形は熱帯、亜熱帯、温帯の山岳地および雲の中。出現頻度は非常に希。社会構成は独居性もしくは氏族。活動時間は常時。食性は特殊。知能は秀才的。アライメントはLG(ローフル・グッド)。
基本となるヒットダイス巨人並みに高い。地上での移動速度は人間より遅く、飛行速度はそれなりに速いが機動クラスは高くはない。
攻撃手段は爪2回、噛みつき1回。ブレスウエポンは円錐状に放たれる冷気と雲状に拡がるパラライズ・ガス。
アーマークラスはかなり良い。冷気に対して完全な耐性を有する。
種族特有の魔法能力は風や天候に関連する呪文と同じ効果が多い。
シルバー・ドラゴンは極めて邪悪、もしくは攻撃的な相手でない限り、できるだけ戦闘を避けようとする。ただし生息域が被り、ほぼ真逆の性質を持つレッド・ドラゴンとは争うことになる。

ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ第3版

表記は「シルヴァー・ドラゴン」。

関連項目

ドラゴン(モンスター)