原語は「Wolf」。
日本語では狼。
ネコ目イヌ科イヌ属の肉食性の哺乳動物。コヨーテやジャッカルなどの近縁種。野生では交配可能で、それらとの雑種もいる。
群れを作って獲物を狩るが、群れの数は大抵は10頭程度だが、まれに3~40頭に増えることもあるらしい。
外見は以下の通り。
大きさは亜種、地域によって異なる。体胴長100~160cm、肩までの体高60~90cm、体重は25~50kg。大きい個体では50kgを超えるものもいるが、雄が54キロを超えるのは稀である。一般に雌は雄の体重より10 - 20パーセント程度小さい。現生のイヌ科のなかで最大。高緯度ほど大きくなる傾向がある(ベルクマンの法則)。記録上では1938年アラスカで捕獲された体重79.3kgの雄、ユーラシア大陸ではウクライナで殺された 86キロのものが最大としている。体色は灰褐色が多く、個体により白から黒まである。子供の時期は体色が濃い。北極圏に住む亜種はより白い。体毛は二層に分かれ保温や防水に優れ、夏毛と冬毛がある。又、姿勢においては頭部の位置がイヌに比べて低く、頭部から背中にかけては地面に対して水平である。
出典「ウィキペディア」
ファンタジー作品では漫画・小説・ゲームを問わず、定番の雑魚モンスターという扱い。小説や漫画では野営時もしくは平原や森林を移動する際に遭遇という場面が多い。
訓練することで騎乗することも可能ではあるが、どちらかというと人間などよりもゴブリンが騎乗するイメージが強い。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
クラシックD&D第4版のベーシック・ルール・セット、第5版であるルールサイクロペディアともに、ノーマル種とダイア種が記載されている。Werewolfが呼び寄せることがある。
ノーマルウルフ
Normal Wolf。普通の動物としての狼。「オオカミは肉食性で、群れで狩りをする。荒野を好むが、時として洞窟にいる事もある。」と記述。捕まえた子を犬のように訓練することも可能とされているが、これはDM次第。数がすくないと士気が低下する。
ヒットダイスは2+2。アライメントはニュートラル。攻撃はかむ1回。移動速度は180’(60’)と、地上を移動する生物としては非常に速い。
ルールサイクロペディア版ではモンスタータイプが動物、知力2、サイズMであることが追記された。また荷重は全速で500cn、半速で1000cnとなった。
ダイアウルフ
ダイアウルフを参照。
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
AD&D第2版モンスターコンペンディウムでは基本となるオオカミ(Wolf)の他に亜種が3種解説されている。
共通するデータは、社会構成が群れ、活動時間は常時、食性は肉食性であること。
また何世紀もの間オオカミが絶滅するまで狩り尽くされたことにより、齧歯類をはじめとする小動物が飛躍的に増大したという現実世界で起きた生態系の変化が記述されている。
オオカミ
普通の狼。
基本的には群れ単位で行動しており、群れの中での地位はどの個体も自覚している。群れは1頭の雄により率いられている。
オオカミの遠吠えは、縄張りの誇示や互いの交信のために行う。この遠吠えは草食獣を恐慌状態に陥らせる可能性がある。
ヒットダイスは少なくアーマークラスも悪いが、移動速度が速い。サイズはS。
戦闘では噛みつき1回による攻撃を行う。
知性は低く、アライメントはTN(トゥルー・ニュートラル)。
ダイヤウルフ
ダイヤウルフを参照。
ウォルグ
ウォルグを参照。
ウィンター・ウルフ
ウィンター・ウルフを参照。