概要
補助【呪文】のひとつで、DQ8のみに登場する。
敵グループの【踊り】を封じ込めるという、特技【おどりふうじ】 の呪文版である。
名前の由来はペスカトーレ（pescatore：イタリア語で「漁師」）と思われるが、なぜ踊り封じの呪文にこの名が用いられたのだろうか。
ちなみにスパゲティのペスカトーレは漁師風という意味で、漁師が余った魚介類を纏めてトマトソースで煮込んだことが由来とされる。魚介類を活きたまま食べることを「踊り食い」というから、というのがこの呪文の由来だろうか。
何にせよドラクエらしからぬおしゃれなネーミングだが、名前と効果がわかりづらいのは初心者にはツラいだろう。まあ効果はカーソル当てれば見られるが。
DQ11には【ダークペスカトレ】というモンスターがいるがこの呪文を使ってくることはない。
DQ8
消費MPは4で効果は6～9ターン。
【ククール】が【カリスマ】の39ポイントで覚える。【ディバインスペル】だのペスカトレだのと気取ったネーミングが一番似合うのはやはりこの男だろう。
本作で踊り系の特技を有するモンスターのほとんどはこの呪文に対する耐性を有していないが、歩き方の調査によると、「踊るモンスターは大抵頭がいい(【判断力】が高い)」ので、踊るからといってとりあえず使っても別の厄介な行動が増えて却って面倒になるケースもちらほらあるようだ。例えば【わかめ王子】の【さそうおどり】を封じると範囲版の【コミックソング】が増えるとか。
しかし【メダパニダンス】や【死のおどり】などをピンポイントで防げるのは有用で、【タップデビル】、【まかいじゅ】、【グリゴンダンス】あたりが狙い目。
特に本作の即死はバンバン当たるので、死の踊りを使う敵に対してはこの呪文で踊りを封じてから戦うべきである。
ただ実際にこいつらに対峙したときにこの呪文の存在を思い出せるプレイヤーはそう多くないかと思われる。
やはりドラクエらしくないネーミングはわかりにくく、どうしても影が薄い一方で、いざというときにこの呪文の存在を思い出せないと上記のモンスターに酷い目に遭うことがあるのはなんとも。
よって、コイツらを相手にするとき、プレイヤーがこの呪文を思い出せるか否かが勝敗の鍵を握ることになるかもしれない。
3DS版
基本は同じだが、新登場の【幻のモンスター】・【さくらんじゅ】は【踊り封じ状態】耐性を持っており、死のおどりを防げない。