【ディバインスペル】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:26:27

概要

8から登場した呪文。敵の呪文などへの抵抗力を弱める。
【ぶきみなひかり】の呪文版、あるいは【マジックバリア】の反呪文とも言うべき存在。
マジックバリアには【マホバリア】という単体版があるが、こちらには単体版はない。

divine spellと英語ド直球でドラクエらしくないネーミングの呪文。このあたりは相方のmagic barrierと同じである。
divineは「神の」「神聖な」、spellは「魔法」「呪文」「呪い」「呪縛」といった意味。直訳すると「聖なる呪文」。多分魔物にとっては呪いだ。
そのイメージ通りDQ8~9や11では僧侶系呪文の使い手が覚えるが、DQ10ではどうぐ使いというあまり関係なさそうな職業が覚える。
 
マジックバリア、【マジャスティス】【ギガジャティス】【コーラルレイン】【メイルストロム】に続く6つ目の7文字以上の呪文であり、初の8文字表記呪文でもある。
場合によっては「ィ」を省いて7文字に収めても良かった気がするが、スタッフのこだわりだろうか。
ちなみに、divineの原音はディバインでもデバインでもどっちでもいい発音である。むしろこだわるべきは「ヴァ」の方だったりする。
 
DQMJからイルルカまでのモンスターズシリーズでは【マジックハック】、DQMJ3では【フバハック】という類似呪文がディバインスペルの代わりに登場している。

DQ8

【ククール】【カリスマ】スキル27で覚える。
消費MP4。6~9ターンの間、敵1グループの属性への抵抗力を弱める。
成功するとこちらからの属性攻撃のダメージが1.25倍になり、確率系の呪文特技も効きやすくなる。
本作では無耐性の敵でも呪文の威力が0.8倍されてしまうという仕様であり、これを使うことによって本来の【かしこさ】に対応した威力が出せる(詳細は【耐性貫通力】を参照)。
また、この呪文自体は無属性であるため、どんな敵にも50%程度の確率で有効。
この呪文とは逆に耐性を高める効果のあるマジックバリアとは、互いに効果を打ち消し合う関係にある。
 
なお、大抵は元々無効だった呪文特技が効くようになるわけではないが、貫通力の高い呪文特技だけは、完全耐性でもこの呪文によってダメージを与えられるようになる。
例えば、強力な耐性を誇る【黒鉄の巨竜】にも、この呪文を当てれば【グランドクロス】【ビッグバン】【マダンテ】【トーポ】の息攻撃が効くようになる。
HPは低めだが、守備力・耐性が高く、【まぶしいひかり】【いてつくはどう】でこちらの物理攻撃を封じてくる【レティス】相手にも有効な呪文。
 
ほとんどのプレイヤーは呪文の効かない敵には諦めて打撃で応戦するので、全く使わないというプレイヤーも多いだろうが、
上記の通りどんな相手にも効くこの呪文は、【暗黒神ラプソーン】【竜神王】、さらには【メタル系】にも効く。
ただし、メタル系にこの呪文を当てた後、グランドクロスなどが通用するようになったりはしない。
彼らの耐性は別格という事なのだろうか。

DQ9

【賢者】がLv13で覚える。消費MP4。6~9ターンの間、敵1グループの呪文耐性を1段階下げる。
8では「相手の耐性は変わらずに、効いた相手に対してこちらの使用した呪文特技の効果が強力になる」という効果だったが、本作では「相手の呪文攻撃への耐性を下げる」効果となった(呪文以外の属性攻撃によるダメージや、補助・即死系の呪文・特技の成功率には影響しない)。
1回当てると25%、2回当てると最大50%攻撃呪文のダメージ量が上がる。
こちらは使用者の攻撃魔力の数値が高いほど効果を発揮しやすくなっている。
最初は無耐性なら50%の確率で成功するのだが、攻撃魔力を499まで上げて限界になっても75%までにしか上がらない。
また、属性が無属性から呪文耐性低下に変更されたため、全ての敵に通用するわけでもなくなった。
 
【ぶきみなひかり】【マジックアロー】と違い効果範囲がグループなので有利に見えるが、集団相手に呪文耐性を下げる機会などまず見当たらない。
また、相手が単体であればマジックアローの方が成功率が高く、ダメージも発生するため分がある。
逆に敵が複数居るなら、これを使うより【イオナズン】を2発放った方が効率がいい。
そのため、8に比べると有効活用するのは中々難しいだろう。

DQ10オフライン

習得条件は【ダストン】Lv27。
【ゲストキャラクター】では【ドゥラ】が使用する。
消費MPは4。
敵1グループの呪文耐性を1段階下げる。

DQ10オンライン

当初は敵専用であったが、Ver.2よりどうぐ使いがLv30で覚えるほか、仲間モンスターも覚えることが出来る。
1回当てると20%、2回当てると最大40%攻撃呪文のダメージ量が上がる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【セーニャ】がLv19で習得、【ロウ】が初期習得済み。消費MP4。効果範囲は敵1体になっている。
一度受けた相手は攻撃呪文で受けるダメージが1.25倍、2回で1.5倍になる。
成功率は無耐性の相手に5割だが、使用者の攻撃魔力に応じて最高で3/4まで上がる。
しかし成功率が上がり始めるのに必要な攻撃魔力が200、最高に達するために必要な数値は799なので、セーニャの場合成功率を上げること自体望むべくもなく、ロウですら上げるのが大変。
【あくまの調べ】等その他の属性耐性低下との重ねがけも可能で、【魔力かくせい】呪文暴走等とも合わせると攻撃呪文のダメージを何倍にも上げられる。どうしてもマダンテを使いたい場合はやってみる価値はある。

DQMSL

マジックハックを差し置いて登場。呪文防御デバフの多段ヒット系体技。
上位特技として一気に2段階分の呪文防御デバフ効果を持つ「ディバインフェザー」などがある。
多段ヒット系の為、単体に使うとデバフ成功率が高くなる。