概要
打撃攻撃でダメージを与えられなかったときのメッセージ。
戦闘の際、対象に通常攻撃あるいは打撃系の【特技】で、ダメージが与えられなかった場合に表示される。
打撃が当たってもダメージが0だった場合と、【命中率】の関係で外れてしまった場合にこのメッセージが出る。 いずれの場合でも、攻撃の【追加効果】は発動しない。
なお、対象の【回避率】によって回避された場合は【みをかわした!】、【呪文】や打撃系以外の特技の場合は「きかなかった!」となる。
DQ1では、敵味方1人ずつのタイマン勝負なので、対象の名前は表示されず
ミス!
ダメージを あたえられない!
(ダメージを うけない!)
と表示されるが、DQ2以降の作品では、攻撃対象の名前が加わり
ミス!
○○○○に ダメージを あたえられない!
(○○○○は ダメージを うけない!)
と表示されるようになった。括弧内は味方が対象となった場合。
また、FC版DQ3では
ミス!
○○○○から ダメージを うばえない!
といった表示をする。
ただし、作品によっては一部の特技を【耐性】で防がれた場合にもこのメッセージが出ることがある。
一例:DQ6の【せいけんづき】
ミス! ○○○○に よけられてしまった!
※命中率が下がっていて当たらなかった通常のミス扱いと、相手の耐性により命中しなかった場合のどちらでも同じメッセージが表示されるので注意(SEが流れるのも同じ)
DQ10以降では、キャラクターからダメージの数値「0」の代わりに「Miss!」というテロップが飛び出す。これは呪文などでも同様。
PS版DQM1・2では、【マヌーサ】等で命中率を下げられている時にミスすると専用のメッセージが表示される。
DQMJ2以降のモンスターズシリーズでは、物理攻撃が当たらなかった場合も呪文などが効かなかった場合も「ミス!」という吹き出しが表示されるのみになった。
イルルカでは【スモールボディ】持ちの相手には物理以外の攻撃も一定確率で回避される仕様になり、耐性が原因で効かないのか回避されただけなのか分かり辛くなってしまった(対人戦だと初見での区別が完全に不可能)。
DQMJ3ではスモールボディの物理以外の攻撃の回避率が下げられ、耐性が原因で効かなかった場合は「0ダメージ」という表記になる仕様に変更された。
むしろこのメッセージ以上に、絶妙に神経を逆なでしてくるSEの方が印象的であり、ネット上の動画では攻撃を外すシーンにこのSEが編集で追加される事も。
このSEは通称「ピロリ」と呼ばれており、【しあわせの箱】というトルネコシリーズの公式ファンブックに「(連)ピロリ」と書かれた川柳が掲載されているため、俗称どころか【チュンソフト】公認の名称でもある。