【追加効果】

Last-modified: 2023-11-14 (火) 23:06:26

概要

通常攻撃のダメージのあとに何か追加の効果を発揮すること。
古くはDQ2の敵の【どくこうげき】【ねむりこうげき】などが原型となるが、本項目では特定の武器を装備して攻撃したときに起こる追加効果について述べる。
武器の追加効果には【眠り】などの状態異常を付加する特殊効果と、追加のダメージを与えるダメージ効果に大別できる。
【どくばり】の「ときどき即死」も効果としては似ているが「ダメージを与えたあと」ではないので少し異なる。
基本的には【会心の一撃】が発生したときにも問題なく発動する。

DQ3

武器の追加効果の初出は本作の呪いの武器【もろはのつるぎ】であり、攻撃者にとってマイナスの効果であった。
通常攻撃で与えたダメージの1/4が自分に返ってくる。
近いものとしては【りりょくのつえ】があり、攻撃と同時にMPが3ポイント減少する。
なお上述の毒針も本作から登場している。
 
本作の【ドラゴンキラー】【ゾンビキラー】は特定の敵に対し16~32の追加のダメージを与えるが、表示上は通常攻撃と合算したダメージとなるので追加効果とはやや異なる。
こちらは「特効効果」として別のジャンルで受け継がれていくことになる。

DQ4

プラスの追加効果が本格的に導入され始めた作品である。
前作から続投の【もろばのつるぎ】に加えて【どくがのナイフ】麻痺)、【まどろみのけん】(眠り)、【きせきのつるぎ】(攻撃者側のHPを回復)、【しゅくふくのつえ】(攻撃された側のHPを回復)、【まふうじのつえ】(MP吸収)が登場した。
奇跡の剣は与えたダメージの1/4分だけ自分のHPを回復するというもので、両刃の剣と対をなす効果となっている。
同じように、魔封じの杖は理力の杖と反対の効果になっている。
本作までは武器の追加効果にはモンスターの耐性が発揮されないため非常に強力である。
なお【ほほえみのつえ】は追加効果でメッセージが表示されるだけというもので、プラス効果もマイナス効果も無いという珍しいものである。
 
NPC扱いのキャラの通常攻撃でもちゃんと装備している武器の追加効果は発動する。該当者はまどろみの剣を装備した【パノン】で、通常攻撃と眠り攻撃のどちらでも眠らせる効果がある。【ロレンス】は毒蛾のナイフを装備しているが通常攻撃をしないので関係がない。
【勇者】【モシャス】を唱えて仲間に変身した場合、変身した仲間の武器の効果は受け継がれず、勇者の装備している武器の追加効果のみが発動する。【ドラゴラム】状態でレアな通常攻撃が出た場合も同様。
また、【トルネコの特殊行動】のうち、転倒会心と商人軍団の攻撃では【トルネコ】が装備している武器の効果が発揮される。
その他、地味なところとして【ブーメラン】を戦闘中に道具使用したときも装備している武器の追加効果が発揮される。

DQ5

新たに追加された追加効果武器としては【ゆうわくのけん】混乱)と【あくまのツメ】猛毒)がある。
本作では【仲間モンスター】の「○○こうげき」で武器に依らずとも追加効果が生じる攻撃ができるが、【会心の一撃】が発動するかどうかという大きな違いがある。
また、「○○こうげき」では特技の効果が優先されて武器の追加効果は発動しない。
 
本作ではまた、相手の耐性の弱点を突くことで打撃ダメージが増加する属性武器として、【ほのおのツメ】【こおりのやいば】【ふぶきのつるぎ】が登場しているが、これは打撃ダメージに割合加算される仕様であり、(次作以降とはちがって)追加効果ではない。

DQ6

前作に登場した武器の属性による打撃ダメージの増加が、ダメージの追加効果(追撃)という仕様に変わった。
前作の仕様だと、新たに登場した特技の【魔法剣】と効果が被るためと思われる。
それに伴い、追加効果武器が激増したが、後述の理由で存在感がやや薄くなっている。
 
攻撃系の特技が多彩になった本作では、武器の追加効果が発揮される特技とそうでない特技にわかれ、さらに「特殊効果」か「ダメージ効果」かによっても発動条件が異なる。転職解禁後からは特にAI戦闘では通常攻撃を行う機会はほとんどないので、発動条件を満たした特技以外ではほぼ見ることがなくなる。
本作の主力である【ハッサン】が自力習得して【AI】が好んで連発する【とびひざげり】【せいけんづき】、非常に役立つMP無消費の複数攻撃手段である【まわしげり】【しんくうは】では発動しない。

ダメージ効果 

ダメージ効果を発揮する武器は下記の通りで、いずれも通常攻撃のダメージの半分のダメージ効果が発揮される。
後述の特殊効果とは異なり通常攻撃および対応する特技であれば確実に発動するが、この追撃には武器の属性が付くので、耐性を持つ相手には与えるダメージが減少する。
最初の攻撃で対象にトドメを刺した場合のみ、追加ダメージは他のモンスターに向かう。
武器によっては道具使用時に発動する攻撃呪文と追加ダメージの属性が一致しないものもあってややこしい。

上記に加えて【きせきのつるぎ】(HP回復)は発動する条件がダメージ効果と同じカテゴリに入る。
 
ダメージ効果は通常攻撃と下記の「剣技」に属する特技のみで発揮される。

特技覚える職業ランク
【もろばぎり】戦士★4
【しっぷうづき】戦士★5
【みなごろし】戦士★6
【はやぶさぎり】戦士★7
【まじんぎり】戦士★8
【しんくうぎり】バトルマスター★1
【ゾンビぎり】バトルマスター★2
【ドラゴンぎり】バトルマスター★6
【メタルぎり】バトルマスター★8
【かえんぎり】魔法戦士★1
【いなずまぎり】魔法戦士★3
【マヒャドぎり】魔法戦士★5

剣技はいずれも【戦士】に絡む職業で習得するため、「多彩な武器を使いこなす戦士」を特徴づけるものとなっている。
※例外として「はやぶさぎり」は奇跡の剣のみ2回とも効果を発揮し、ダメージの追加効果は発動しない。

特殊効果

特殊効果を発揮する武器は下記の通りで、いずれも通常攻撃のダメージのあとに追加で発揮されるため、ミスした場合は発揮されない。また、相手の耐性の影響を受ける。

上記に加えて【どくばり】【デーモンスピア】の即死効果も発動する条件が特殊効果と同じカテゴリに入る。

特殊効果はダメージ効果よりも発動条件が緩く、【ばくれつけん】【さみだれけん】でも発動する。

DQ7

基本的にはDQ6の仕様を引き継ぐ。
武器の種類はDQ6とほぼ同じだが、【ラミアスのつるぎ】の代わりに同じ追加効果の【オチェアーノの剣】が登場する。

DQ8

【錬金釜】によって【もろはのつるぎ】のマイナスの追加効果(自分へのダメージ)をプラス(敵へのダメージ)に反転させた【もろはのつるぎ・改】を作れるようになった。
なお、転職システムの廃止、および特技の多くがMPを消費するようになったことで、必然的に通常攻撃を行う機会が増えたので武器の追加効果の恩恵を受けやすくなった。

DQ9

属性武器がすべて「割合ダメージ増加」になったため、追加のダメージ効果は全廃された。
一方で武器が膨大に追加されたことで、特殊効果の追加効果武器の種類は倍以上に増えている。

DQ11

概ねDQ9の仕様を引き継いでいるが、追加効果の発動率がより細かく設定されている。