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【せいけんづき】

Last-modified: 2019-05-25 (土) 20:25:16

概要 Edit

DQ6から登場した特技。正拳突き。
使用時のメッセージは、
「〇〇〇〇は腰を深く落とし、真っ直ぐに相手を突いた!」
正統派な打撃技で、敵1体に通常攻撃よりも大きなダメージを与える。
 
リメイク版DQ4以外での属性は【岩石系】となっている。
また、【耐性貫通力】は確率系となっており、岩石系の耐性によって命中率が変化する。
 
拳で殴っているはずなのに何故か装備している武器の攻撃力がそのまま乗るケースが多く、よく議論やネタになる。
メタ的に言えば素手による攻撃を行った際に、わざわざ「武器を外した際の攻撃力」を計算式に用いる手間を省いたがゆえであろう。
DQに限らず他のRPG等でも格闘技を繰り出した際に武器の攻撃力がそのまま反映されるというケースは珍しくない。
実際のところ、ゲーム中において「なぜ武器の攻撃力が乗ってしまうのか」が明確に説明されたことは無く、未だにその原理は不明。
 
ちなみに4コママンガのガンガン編の10巻では、ハッサンがテリーにせいけんづきでの力比べ勝負を申し込んだ際、ハッサンは拳で正拳突きを放とうとしたのに対し、テリーは剣を構えて聖剣突きを放とうとしたというネタがあった。
せいけんの意味がまるで違ってしまうが、一応武器の攻撃力がそのまま加算されることの答えにはなっている。
違うネタでも主人公がラミアスの剣で聖剣突きをやっていたもよう。

DQ4(リメイク版) Edit

味方は使用できず、ボスの【チキーラ】のみが使用する。
ダメージ倍率は1.5倍。
「岩石系」という系統そのものが存在しないため、今作では無属性。
そのため、性質としては【強化攻撃】に近いとも言える。
ただし、強化攻撃とは異なり「ちからため」の影響は受けない仕様となっている。

DQ6 Edit

本作が初登場。
消費MPは0で、敵1体に通常の2倍のダメージを与える。
 
【ハッサン】の代名詞的特技で、真ムドー戦前の本体融合イベントで習得できる。
その他のキャラも【武闘家】★5で習得できる。
その威力と「ズゴーン!!」という爆音のような効果音で、DQ6の中でもトップクラスの知名度を誇る。
これに【まわしげり】を合わせれば鬼に金棒であり、ラクに冒険を進められるようになる。 
 
ただし属性が岩石系となっているため、耐性持ちの敵に対しては命中率が下がってしまい、完全耐性を持つ敵には確実に回避されてしまう。
ハッサンが習得した直後に対戦する本気ムドーに対しても50%しか当たらず、ここで外しまくったために以降封印してしまった者も多かったとか。
漫画版ではきっちりとこの技が決まって大打撃を与えており、せっかく決戦用に習得した技なのだから活かしたいという【神崎まさおみ】の意図が感じられる。
 
とはいえ効果自体は非常に高いので、これを使わないのはもったいない。
岩石耐性を全く持たない相手なら命中率は100%になるので、純粋に通常攻撃の2倍の威力で攻撃できるというのは大きな強み。そしてMPを消費しないのだからハッサンには非常にありがたい。
バイキルトやちからため、【ルカニ】を併用してからのダメージは計り知れない。
雑魚戦からボス戦まで、頼っていける技には違いないだろう。
ただし、通常攻撃と同じくマヌーサなどの幻惑効果は受ける上、相手の回避率が高ければ回避されることもある点には注意。
また、耐性による命中率変化は【きあいため】の必中効果よりも優先される。
 
敵では【ブラスト】【みぎて】が使用する。
味方は岩石系に耐性を持っている者がほとんど居ないため、使われるとだいたい被弾する。
表示メッセージは敵味方誰が使っても同じなため、顔と両手しかない最終形態の【デスタムーア】も「腰」を落とす。
もっともこれは味方モンスター、特に腕すらないスライム系にも当てはまる事なのだが……。
 
【AI】が大好きな特技であり、外しても外してもこの技を連発する。
プレイヤーはそれをイライラと眺めることも多いのだが、AIは何故この技を多用したがるのか?
 
その答えは「AIの仕様」にある。
AIはダメージを耐性ではなく期待値で計算し、なおかつ「トドメを刺せるのならなるべく弱い技を使おう」という考えを持っているのだ。
例えば、計算を簡単にするためにせいけんづきが400ダメージで命中率50%、メタル斬りが300ダメージで命中率100%と仮定しよう。
AIは期待値で計算するため、せいけんづきのダメージ=400×50%=200、メタル斬りのダメージ=300×100%=300と判断する。
そして敵の残りHPが280の場合、せいけんづきではトドメを刺せないと判断し、メタル斬りを使うわけだ。
しかし、残りHPが180の場合、どちらでも倒せるがなるべく弱い技で…と判断するためせいけんづきを選んでしまうが、実際は命中率が50%しかないためよく外れる。
それでも、これでトドメを刺せるはず…と繰り返してしまうのである。

DQ7 Edit

表記は「せいけん突き」となった。
強すぎた前作の反省点を踏まえたのか、威力が1.5倍になった。
また、習得時期も武闘家★7と若干遅くなっている。
耐性を持つ(=回避する)敵も多くなり、相対的にかなり弱体化されたと言える。
DQ6では「ズカーン!!」と爽快だった効果音も、「ドムッ」となんか締まりの無い音になってしまった。
それでもバイキルトと併用すれば強力なことに変わりはないので、使いどころを見極めて活用していくと良い。
 
敵では【ナプト】とラスボス戦の【オルゴ・デミーラ】の第二形態が使用する。

リメイク版 Edit

下記のDQ8と同様にMPを2消費するようになったが、DQ6と同じく通常の2倍のダメージを与えるようになった。
バイキルトが初段にしか乗らなかったり気合い溜めが無効だったりするライバル達を尻目に、両方有効な高威力攻撃として猛威を振るう。
耐性や素の回避率で避けられたりするものの、ストーリーから石版ボス相手まで末永く活躍出来る。
 
武闘家★7で習得するのに変わりは無いが、習得に必要な戦闘回数はわずか57回。
【つるぎのまい】【どとうのひつじ】の習得が遅くなったり弱体化したりした中で大幅に強化されている。
習得者が増えたバイキルトと相性がいいのも嬉しい。
また、上級職の特技が職に就いているとき専用になっているため、下級職で覚える中では最強格の特技であるせいけんづきは非常に心強い。
上級職を極めて別の職に転向した直後にはかなりお世話になるはず。
【ゼッペル】【ヘルクラウダー】といった強敵に直撃することもこの特技の価値を引き上げている。
 
味方が使用する場合は手に持つ武器が一旦消えて拳で殴りかかるが、ナプトが使用する際には、前述した「トンファーキック」のようなモーションが与えられている。
持っている鉈を一旦床に突き立てて、それから拳で殴る形である。
鉈より素手の方が強力なのが笑える、と思っていたら通常の2倍ダメージを食らって倒されてしまって笑えなくなるので【マヌーサ】などで対策しよう。

敵では追加である【トクベツなモンスター】【マッスルオーガ】が新たに使用してくる。

DQ8 Edit

ゼシカ以外全員が【格闘スキル】の前半で覚えることができる。
ダメージ倍率はDQ7に引き続き1.5倍だが、今作ではMPを2消費するようになった。
 
本作では武器を外さないと使うことができない。まぁこの仕様の方が明らかに理に適っている。
主人公とククールはともかく、MPが少ないヤンガスは下手に連発できず、少々使い所を見極める必要がある。
格闘スキル自体が地雷と評される事から使われることはないだろうが、格闘スキル中心で縛りプレイを行うなら話は別。
前作同様の1.5倍で武器なしとはいえ、通常攻撃に比べれば威力は格段に上。強敵やボス戦の主砲になれる。
 
ちなみにこの技は使用者のテンションの影響を受けないという特性があり、テンションが上がっていてもダメージ量が増えず、代わりにテンションが元に戻ることもない。
つまりテンションを上げて戦う際は他の技に頼った方が良いが……見方を変えれば、後述の竜神王のようにふしぎなタンバリンでテンションを上げて強力な一撃を打ち込む前の繋ぎとして使えるとも言える。

逆に少しでもテンションをためておけば【ダメージ軽減能力】を持つ敵に対してテンションを溜めなおすことなく継続してダメージを稼ぐことができる。
 
敵では変身前の【竜神王】が使用するが、この人の場合せいけんづきをうまく使用することで、裏ボスの前座試合でありながらテンションシステムを最大限に生かした戦術を披露してくる。
というのも竜神王は毎ターンテンションを上げてくるのだが、格闘スキルに見向きもしないプレイヤーは前述のテンションの影響を受けない仕様を知らない場合が多く、せいけんづきを連打してくるのにテンションは何故か増え続けるということに戸惑いを覚えた人もいるだろう。
そしてテンションを溜めきった後に【しんくうは】の大ダメージで半壊か、一撃必殺の通常攻撃で玉砕がオチ。3DS版では【ジゴスパーク】も繰り出してくるため、せいけんづきを連打してきた場合は守りに入った方がいい。

3DS版 Edit

【モリー】が新たな使用者として加わったが、【ゲルダ】は習得できない。
【ベホイミ】同様男性限定の特技となっているようだ。

DQ9 Edit

素手スキルの25ポイントで習得できる。
ダメージ倍率と消費MPはDQ8と同じ。
クエスト89の【素手で戦うということ】では、ガメゴン10体をこの特技で倒すことになる。

DQ10 Edit

格闘スキルの30ポイントで習得できる。消費MP3。売りは会心率が高めなくらい。
詳しくは【せいけん突き】を参照。

DQ11(3DS版) Edit

特技としての登場は無いが、【マルティナ】が昔にこの技で【キラーパンサー】を倒したことがあると【ラパンハウス】の仲間会話で発言している。
モンスターでは【ニセおにいちゃん】が唯一の使用者。ダメージ倍率は通常攻撃の1.3倍に弱体化しているものの、巨体から繰り出すだけあり、結構な威力を与えてくる。
単体への物理攻撃にも関わらず、何故か【カウンター】出来ない。この仕様の影響で、ニセおにいちゃんは幾ら【ドーピング】しても絶対に1手では倒せないボスになっている(仮にカウンター出来た場合、【ヴォイドアンカー】の開戦時バイキルトと【かばいあい】によるカウンター、【HPパサー】【ツッコミ】による行動飛ばしバグの併用で理論上は1手撃破が可能な計算になる)。

イルルカ Edit

モンスターズシリーズではイルルカで初登場。
最初に腰を落としてせいけんづきのかまえをとった後、次の行動で敵1体に自身の攻撃力の4割のダメージ(上限500)を与える体技。
2ターン掛かるのがネックだが体技なので【アタックカンタ】などを無視でき、相手の守備力の影響も受けない。そして本編と違って無属性なので耐性で回避される心配もない。
つまり、どれだけ守備を固めた相手であろうとかわされない限りは確実にダメージを入れる事ができる。
【ステルスアタック】共々今作の2回行動アタッカーが隆盛し、それらを封じる【白い霧】の重要性が高まった一因。体技予測も天敵だが、白い霧の方が有効。
 
対戦などでメタル系を倒すのにうってつけの性能であり、実際メタルハンターやメタルつぶしといったスキルにも完備。
また、ラスボスをはじめせいけんづきを使う敵もシナリオ中何体か存在しており、安易にみがメタだけで突破させまいとする意思が感じられる。
メタル系に【新生配合】【つねにアタックカンタ】を入れることも想定済みだったのだろう。
 
メジャーな特技ながらイルルカまで出なかったのは、
拳や落とす腰を持たないモンスターが多い為だろうか。
 
余談だが特技使用時のメッセージが省略されるようになったジョーカー2以降のモンスターズでは珍しく「こしをひくくおとしせいけんづきのかまえ!」というメッセージが出る。

DQMJ3 Edit

分類が物理(斬撃)に変更されたため、全体的な仕様も今までの斬撃と同じになった。ただし会心の一撃は出ない。
また威力が攻撃力の4割から6割に引き上げられ、ダメージ上限も今までの500から999に変更されている。

腰がないモンスターの事を考慮してかメッセージが「強く拳を握りしめた!」に変更された。
腰どころか拳すらないモンスターもいるが、そこまで考慮するとこの技自体が成立しないので気にしないでおこう。

対戦では【ファイナルウェポン】の文字通りの「ファイナルウェポン」として有名。
暴走機関やいきなりバイキルトから開幕で全員に4000前後の固定ダメージを与えてくるので、みがわり、根にもつタイプやラストスタンド、亡者の執念がないと対策もへったくれもなく瞬殺される。

ちなみに物理予測による反射ダメージが他の物理特技と違っており、本来与えるはずだったダメージがそのまま帰ってくる。
そのためおすそわけ+物理予測を使われると反射ダメージであっさり倒されてしまう。

DQH Edit

【アリーナ】が使える。
特技ではなく△ボタンを押す事で出せる通常攻撃になった。
スキルポイント5を消費してせいけんづき強化のスキルを覚えると△ボタン長押しでタメられるようになる。

DQH2 Edit

今作ではアリーナの他にツメを装備した主人公やハッサンも使える。
前者は前作据え置きの基本アクションとなっているが、後者は特技扱いで消費MPは10→19(改)→31(極)。
ハッサンの武器【熟練度】を上げると長押しで改→極と溜められるようになる。
溜めるごとに威力と射程距離が飛躍的に伸び、高レベルでの力溜めからの極は軽くカンストダメージを叩き出す。
極は消費MPがかなり重く、ハッサンの最大MPが低いことから普段はそうそう気軽に連打はできないが、
【ほしふるうでわ】を装備して【ハイテンション】状態で連発すると絶大な破壊力を見せる。

余談 Edit

現実の空手で言うところの「正拳突き」とは、手の甲を上に向けて握りしめた拳のうち、人差し指・中指の付け根関節部を相手に当てるように突き出すパンチ全般を指す。
加えて、突き手でない側の半身を同時に後ろに引く事によって半回転の円運動を加えて威力を増す技である。
 
つまり「腰を落とす」事は正拳突きの定義とは関係が無い。
もちろん、しっかり腰を落として下半身にも力を溜めて突き出した方が威力は増すだろうが、実際の試合・実戦ではそこまでしている隙は殆ど無いので、多くの場合は「猫足立ち」などむしろ腰を浮かせた状態の姿勢から放つことがほとんどなのだ。
相手の腹や腰などの低い位置に打ち込みたい場合でも腰を落とすのではなく、上から下に向けて斜めに打ち込む「下段突き」が用いられる。
 
DQの様に「腰を深く落として真っ直ぐに相手を突く」動作の技は、鉄拳シリーズ等で有名な中国拳法の「崩拳」が近い。
ただし「腰を落とした姿勢から打つ」点が似ているだけで、その他の部分は色々異なる別の技だが。