ラスダン(【ラストダンジョン】の略)とは異なります。
概要
異なる外伝に登場する人物の名前。
その外伝は両方共に【ロトシリーズ】が関係しているが、立場も出る場所もまったく違う為ただの偶然だろう。
キャラバンハート
【ラストステーキ】を作ることが出来る唯一にして伝説の【料理人】の老人。
昔は【ローファ】に住んでいたが、弟子も知らないうちに隠居してローレシア北北東にある一軒家に一人で住んでいる。
最初に会いに行ったときには「料理人はやめた」と力なく語るが、ラストステーキのことを伝えると一気にやる気を出してくれる。
そして、ラストステーキにふさわしい食材を持ってきたら料理をするよう約束してくれる。いわゆる【ドン モハメ】方式である。
食材をそろえた後は【紅サボテン】のトゲと戦い、【うしどりにく】をこれでもかといわんばかりに殴りつけて腰を痛めながらも全身全霊でラストステーキを作る。
そして、「【カカロン】の好みの焼き加減?よく分からない。」と言い放つ【ルイン】を横目に、味付けした肉を血の気したたるレアに焼き上げ見事ラストステーキを完成させた。
その後は元気になったのか、ちょくちょくローファの村に顔を出すようにしているようだ。
余談だが、彼がラストステーキを作る際のテキストには誤植が存在する。「うりゃっ とりゃっ!!」と言いながらうしどりにくを殴りつけている場面のテキストをよく見ると、名前が「ラスタンむ」になっている。
ビルダーズ1
終章に登場する【兵士】。
【ラダトーム】に【希望のはた】が建てられると現れて住人に加わる。
【姫】同様に石化して封印されていたらしく竜王の台頭から現在に至るまでの数百年に渡る変化については疎い。
そのためビルダーについても理解は浅く「大工か鍛冶屋のようなもの」くらいに考えており、主人公がなにか成し遂げると「さすがは伝説の大工!」と少しズレた賞賛をしてくる。一方であくまでも大工と思っているためか戦闘能力については全然評価しておらず、これまで町を復興する過程で強敵を倒した話を聞いても冗談だと解釈してくる。
ただの兵士のくせにやたら偉そうな性格で終始見下されている感があり、印象が悪い。
実際、【アメルダ】も「(ムツヘタや【オーレン】と共に)捻り潰してやっても良いかい?」と主人公に聞いてくるほど腹を立てている。
【ルビス】や【ムツヘタ】と同じく主人公のことはただの手駒ぐらいにしか思っていないだろう。
ただ、【竜王】との決戦直前には主人公に「せっかくルビスが戦わなくても良いと言ったのだから、わざわざ行って怖い思いをする必要はない」「どうしても行くなら装備はしっかりして行け」と気遣ったり、主人公が竜王を倒してきた際にはさすがにこれまでの非礼を詫びてくれる。
【エル】救出後に話しかけると何かに憑りつかれたように「ラダトームのお城へようこそ!」を連呼する。
かつては城の入り口付近にいたのだろうか?
同じくエル救出後だが、「お前なんかに【ヘルコンドル】が倒せるわけないだろ」と相変わらず主人公を過小評価してくる。しかし彼が現役だったはずのDQ1にヘルコンドルは登場していないため、やや矛盾した会話になっている。
過去に竜王に挑む戦士を送り出した時も城下で衛兵をやっていたらしく、その戦士から「兵士用の槍を提供しろ」だの「兵士なら一緒に戦え」だのと言われ、
挙句「軍資金がケチ臭い」と、仕える王様への愚痴まで聞かされた記憶があるようだ。
確かにこれはプレイヤーの多くが感じた疑問と不満ではあり、RPGへのメタフィクション的な言及も多い本作らしい描写の一つと言える。
なお今作に槍は登場しないため、彼の装備は剣となっている。