【ここは○○の町ですキャラ】

Last-modified: 2022-08-16 (火) 15:34:41

概要

【町】【村】【城】の入り口付近などにたたずみ、地名を教えてくれる案内人【NPC】の俗称。あくまで俗称なので、TV番組の「ダーツの旅」コーナーになぞらえた「第一町人(村人)」など、人によって表現には揺れがある。
人里だけでなく、一部の【ほこら】や寄り道施設にもいることがある。
 
一言で案内役といえど、

ここは マイラの むらです。

のように単にここが何という地名なのかを語るだけ人物、

ラダトームのまちに ようこそ。

のように歓迎を兼ねて喋っている人物、

むかしがたりのまち ガライに ようこそ!

のように、ここがどんな町・村なのかを説明する人物など、パターンは多岐に渡る。
教えてくれる人物の種類については場所によって男性、女性、兵士、老人、子供などさまざま。また人ではなく【立て札】がその役目になっていることも。
 
主人公が町を訪れた際にたまたま入り口にいた人なのか、案内の仕事に就いているような人なのかはハッキリしない場合も多いが、本や雑誌・サイトなどに頼らないゲーム単体での初見プレイで、かつ訪れた町の名前が表示されるような機能や演出が無い場合、「○○の町に重要アイテムがある」といったヒントをプレイヤーに理解させる大切な役回りでもある。
 
その後シリーズが進むにつれてDQ3から【ルーラ】の行き先選択、DQ6から【フローミ】の呪文、DQ8から【地図】画面、DQ9から画面上での常時表示で地名を調べることもできるようになったため、実用面での存在感は下がる一方。
それでも、初めて訪れた土地の名前を冒険者に告げる彼らの存在は、新天地・目的の地にたどり着いたという達成感や興奮、旅の苦労が報われたような清々しさを感じさせてくれる。
 
時には、町が冒険者に対して友好的なのか閉鎖的なのか、非常事態に陥っているのかなど、その土地の状況や第一印象をプレイヤーに悟らせる役目を担うこともある。
そうしたキャラが、事態の変化で態度を改めたりセリフを変えたりすれば、やはりプレイヤーは、冒険の進行を町の入り口で感じられるだろう。
一例として、DQ3のアリアハンにいる女性は中ボスであるバラモスを倒した時点で台詞が変わる。
ゲーム内で大きな時間の経過がある作品や大きな異変がある作品では、訪れるタイミングによって、このキャラが別人に変わっていたり、いなくなったりすることもある。
ラスボスを倒した後、EDに入る前に町を再訪できる作品では、他の市民と同様にED後用の汎用台詞を言うことも多い。
 
「ここは○○の町ですキャラ」は、ドラクエシリーズに限らずRPGをはじめ冒険をテーマとするゲームで、世界観の演出に一役買う名物キャラクターとも言える。
それゆえに、「機械的に地名案内を繰り返すだけの不自然な言動」「他に仕事は無いのか」「看板でも立てときゃいいだろ」など、存在そのものをネタにされたりもするのだが…。
なお、ドラクエシリーズは基本的に無口な主人公なのでイメージしづらいが、普通に考えれば旅人である主人公の側が町の入口付近の人に「ここはなんという町ですか?」と聞いていて、それに答える形で紹介してくれているととらえるのが自然である。何度も同じことを言うのは主人公が何度も同じことを聞いているからなのだ。

DQ1

【ラダトーム】の城と、【住民】のいるすべての町に該当するキャラがいる。

DQ2

廃墟である【ムーンブルク】とダンジョンを除いたすべての城・町・村にいる。中でも城と町が一体化した【ラダトーム】では城エリアと町エリアにそれぞれ一人ずついる。
【デルコンダル】では該当する人物が入口付近にはいないが、国王がこの役割を担っている。
また【ペルポイ】では【アンナ】が案内役を兼ねている(リメイク版では普通の女性案内人になった)。

DQ3

住人のいるすべての城・町・村に存在する。今作では城下町の中から城に入るパターンが登場し、その場合は町と城にそれぞれ一人ずつ居る。
【エルフの隠れ里】【竜の女王の城】のような人間以外の済む場所にも居り、後者は喋る【馬】が案内役になっている。
町以外にも【ガルナの塔】【ほこらの牢獄】にも該当キャラがおり、後者では【たましい】が案内役である。
 
上述の通り、【アリアハン】城下町の案内役はバラモス討伐後は台詞が変わり「アリアハンにおかえりなさいまし!」と言うようになる。
【ノアニール】では最初村人がひとりを除いて全員眠っているため、【めざめのこな】で起こすまではこの台詞が聞けない。
【テドン】は夜にはこの役の住人(?)もいるが、昼は全ての住人がいなくなるためこの台詞も聞けない。
たまたま昼間に初上陸を果たした勇者は何だここはと面食らった事だろう。
一方で同じく昼間はほぼ全ての住人が出払っている【海賊の家】ではこの案内のためだけに素性不明の謎の男性がずっと木陰に立っていたりする。
【サマンオサ】の城下町では初訪問時は案内役が葬儀に出席しているため、この台詞が聞けない。勇者一行が一度投獄されるか、もしくは事件を解決して葬儀を終了させることでこのキャラは改めて町の名前を紹介してくれるようになる。今さら…。
一方、サマンオサの城の方では当初は正面玄関の【門番】が「ここは○○の町ですキャラ」を兼ねているのだが、事件解決後は台詞が変わってしまうため、最終的には王の間の裏の扉の向こうにいる兵士だけが「ここはサマンオサのおしろ」のフレーズを言うようになる(リメイク版では言わない)。
有名な【エジンベア城の門番】も役割上は「ここは○○の町ですキャラ」の一種である。概要にも記述されているとおり「町が旅人に友好的なのか」をわかりやすく示してくれる例のひとつとなっている。
 
また、【ラダトーム西の港】にいるあらくれは町ではなく「ここはアレフガルド」と世界名を案内する役目になっており、彼も「ここは◯◯ですキャラ」の一種といえる。

DQ4

ほぼすべての城・町・村に存在する。ただし【山奥の村】には該当するキャラがいない一方、【海辺の村】では男子供から「ここは海辺の村」とそのまま紹介される。
また、第二章の【サントハイム】では入口ではなく、章がスタートする玉座の間の兵士が該当キャラになっている。同じく第二章の【砂漠のバザー】では人ではなく【立て札】が該当する。
第二章の【フレノール】では初訪問時に「ここは○○の町ですキャラ」の女性が宿屋に向かって移動しており、宿屋にたどり着いてしまうと台詞が変わるため、町の名前を聞きそびれてしまう。事件解決後はこの女性は町の入口付近で本来の役割に戻る。
【デスパレス】にも該当するキャラがいるが、他のNPCモンスターと同じく【へんげのつえ】でモンスターに変身していないと戦闘になってしまう。
 
第一章の【バトランド】の兵士が同僚の【ライアン】に向かって「ここはバトランドのしろ」とわかりきったことを宣ったり、第二章のサントハイムにいたってはDQ2の【ローレシア】同様、自国の王女に向かって「ここはサントハイムのおしろです」と正気を疑う案内を行う現象が散見される。
【レイクナバ】【コーミズ】では出身者である【トルネコ】【マーニャ】【ミネア】がいる状態で話しかけると案内の台詞のあとにこちらが誰であるかを認識して態度を変えるので上記の2人に比べれば自然な対応になっている。

DQ5

大きく分けて幼年時代、青年時代前半、青年時代後半と時間の経過があり、さらに節目となるイベントをこなすたびに細かい時間経過があるため、NPCの台詞が変わることが多い。
例えば幼年時代の【サンタローズ】では川辺にいる女性が「ここは○○の町ですキャラ」を担当しているが、幼年時代の間だけで2回台詞が変化する。
最初は「ここはサンタローズの村よ」というお決まりのフレーズの後に「西は行けばアルカパの町」と教えてくれ、アルカパから戻って妖精の世界を攻略中はこの部分の台詞が「この村を訪れるのは心の綺麗な人ばかり」に変わり、さらに【ラインハット】へ行く直前には「東に行くとラインハットの国」と教えてくれるようになる。
つまり次に行くことになる場所の案内役となっている。
青年時代前半にはこの役目が少年に引き継がれるという変化をたどる。
 
【妖精の村】【ラインハット】では、幼年時代には該当キャラがおらず、青年時代になってから現れる。また【メダル王の城】【天空城】には該当キャラがいない。リメイク版の【カジノ船】では立て札になっている。

DQ6

ほぼすべての町などに該当キャラがいる。
ただし、下の世界では当初自分の身体が周りから見えないため会話ができず、その状態で訪れる【トルッカ】【サンマリーノ】では、見えるようにならないと地名を教えてもらえない。
【マウントスノー】は村人が皆氷漬けにされているため、DQ3のノアニールと同様に氷漬けを解いてもらうまで村の名前を聞くことができない。
なお地名が判明しているかどうかと、【ルーラ】登録の条件とは関係がないようである。
サンマリーノとマウントスノーは初訪問時点でもルーラ登録されるし、当初はルーラ登録されないトルッカも教会でセーブすれば冒険の書にしっかりと地名が表示されるため、いずれもプレイヤー目線では地名を知ることができる。
 
上の世界の【アモール】では初回訪問時には該当キャラがいないが、後に【空飛ぶベッド】で訪れる際には登場している。
また上の【レイドック】と下の【ロンガデセオ】は町に入るのにアイテムが必要であり、門番が案内役を担うとともにアイテムのチェック役も兼ねている。ただしロンガデセオでは町に入れるようになると町の中の女性が案内役になる。
 
【絶望の町】ではイベントで活気を取り戻すと、正式な地名(ルーラリストや【フローミ】での表示)は変わらないものの、案内役の台詞が「希望の町にようこそ」に変わる。

DQ7

主人公の故郷である【フィッシュベル】では入口の女性がほぼ全編にわたってこの役割を担う。ほとんどの期間では地名を紹介した後「って なーんだ ◯◯◯◯(主人公)じゃないの」と続けられるが、状況に応じて「王子(キーファ)はここにいないわよ」などの助言も言ってくれる。
しかしシナリオによっては道を塞いでいることがあり、話しかけると「ごめん私ジャマだったよね」と言ってどいてくれる。したがって話しかけることが必須な「ここは◯◯ですキャラ」でもある。
終盤に「神の使い」が訪れた時には彼らに突き飛ばされたことに怒っている様子を見せ、主人公が【クリスタルパレス】から帰還して【異変後】に突入し【ボルカノ】が失踪した時には【マーレ】のことを心配している。さすがにこのときばかりは地名案内をしない。
 
【過去の世界】【現代の世界】のダブル構造である本作では案内役も過去・現代それぞれにいるが、状況によっては住人が動物に変えられている【オルフィー】のように、イベントを進めないと案内役が現れないこともある。
逆に、現代では【異変後】となり情勢が変化すると、地名案内をやめてしまうキャラも多い。
 
廃墟と化した【ダイアラック】は住民が石化しているため、立て札に地名が書かれている。同様に【グリンフレーク】でも立て札があるが、こちらはイベントを進めると人間の案内役も現れる。
逆に【レブレサック】では住民が普通に暮らしているにもかかわらず、過去・現代ともに該当キャラが登場せず立て札に「レブレサックの村」と書かれているのみである。村人たちの外来者に対する態度の現れだろうか。
他にリメイク版の過去【フォーリッシュ】では北側の入口手前に立て札が立っている。
なお過去【クレージュ】は事件解決後も、立て札・該当キャラともに登場しない。
 
【ふきだまりの町】は住人にとっては正式な地名ではないらしく、「ニセの大神官に騙された者たちが肩を寄せ合う名もなき町」と紹介される。

DQ8

地図画面に地名が表示されるようになった影響か、本作では該当キャラのいない町も登場。【船着き場】【ドニの町】【オークニス】が該当する。一応、オークニスについては町に入る手前でムービーがあり、その中で町の名前について触れられる。
また今作では女性の案内役の比率が少なく、最初の【ポルトリンク】までの3つの場所が女性だが、それで最後である。そのポルトリンクの案内役は町の奥にいる【野草売り】である。
最初の町【トラペッタ】では、初回探索時には南門(兵士)と西門(女性)の2か所に案内役がいるが、前者は初回のみしか地名案内をしない。後者については初回は「カギを探しに来たの?」と訪ねてくる(この台詞はPS2版DQ5に付属していた映像ディスクでも見ることができた)。
またDQ7同様、【赤い空】後は案内をやめてしまうキャラが多い。
 
【三角谷】では入口にいる【バーサーカー】が案内役であり、通常の会話のほか到着時のムービー内でも地名案内をする。他に【竜神族の里】では集落内にはいないが、到着時に現れる【グルーノ】が案内役となる。3DS版ではこれらにもボイスがついている。

DQ9

地名が上画面で常時見られるようになったが、地名案内の人物はほとんどの町で健在。
【エルシオン学院】では初訪問時のイベントで学院長が地名紹介を行う。同学院と【カラコタ橋】ではエンディング後には該当キャラがいない。
 
よそ者に冷たい態度をとる【ナザム村】は当初は看板にただ「ナザム村」と書かれているのみだが、イベント後は看板の内容が「ナザム村へようこそ」と歓迎の意味を込めたものに書き換えられる。
エンディング後では人間の案内人も現れ、

ここは ナザム村です!

……って なんだ お前か。
旅人には こう言えって
村長に言われてんだ。笑うなよ。

と、村長からこの役割を与えられていることを打ち明ける。

DQ11

3DS版・DQ11Sの【ヨッチ村】を含めたすべての町・村などに存在する。【デルカダール城下町】・下層や10年前の【イシの村】にもしっかり居るが、【ホムラの里】【あらくれ】は初回訪問時にしか言わない。
【グロッタの町】【バニーガール】【プチャラオ村】の太った男性は観光案内も兼ねた台詞になっているが、状況が変わればその内容も変化していく。
また一部の案内役は「やっと胸を張ってこれが言えるようになった」の台詞に現れるように、この役ができることに喜びを感じているのがわかる。
 
【冒険の書の世界】の町でもDQ1・DQ2の各所とDQ6の【ダーマ神殿】には該当キャラが存在する。

DQB2

オンラインで自分の島を公開した際に使える「案内役のプレート」が登場。
地面に設置し、対応する住人とセリフを設定することで、プレイヤー自身の手でここは○○の町ですキャラを生み出せるようになった。
島の住人であれば魔物を案内役にすることもできる。
ストーリー上の一連の事件を解決した後に島を観光地にしようという話が持ち上がっているので、これまでのシリーズにおける案内人たちも、実は観光関連の仕事に就いていたのかもしれない。

プレートを複数並べて歓迎セレモニーを作ったり、そこそこの長文が入るのを利用して、もっと細かい案内をしゃべらせたり、様々なネタを仕込むこともできる。