概要
【精霊】ルビス。
DQ1~3のいわゆる【ロトシリーズ】を中心に、ドラクエ世界にかかわる重要キャラクター。
基本的には人間の女性、または女神を思わせる姿や声で登場する。
英語版での名前は、全機種共通でRubiss。
ロトシリーズの舞台である【アレフガルド】の大地を創造したのは彼女である。
登場作によって呼称や設定が揺れることもあるが、「大地の精霊」とされることが多い。
その他、【神】だとされたり、「この世界を見守る者」とかいうよく分からない存在を自称することもある。
DQ2で初登場。大地の精霊を名乗るとともに、【勇者ロト】との約束として主人公たちの冒険を助けた。
DQ3では、その反対に主人公たち(つまり勇者ロト)に助けられた。また、アレフガルドを自らが創造したことを明かした。
なお、FC版DQ1が発売された当時はまだ設定ができていなかったのか、【取扱説明書】を含めて名前すら出てこない。
DQ3発売後に世に出たDQ1の【公式ガイドブック】ではコラムで紹介されている。
ゲーム本編の作中では本人が名乗ること以外に明かされることは少なく、多くは謎に包まれた存在である。
大地すなわち世界の精霊として唯一神や最高神に位置する存在なのか、多神の一柱なのか、はたまた神(々)とは異なる存在なのか、ファンの間でさまざまに解釈されている。
【知られざる伝説】【モンスター物語】【アイテム物語】といった公式関連書籍にも登場している。
また、ロトシリーズの前史を描いた【久美沙織】の小説【ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説】の主人公である。
CDシアターでのCVは潘恵子。彼女が出演するDQ2・3・6すべてのシアター共通である。
DQ1(リメイク版)
前述の通りFC版等では未登場だが、リメイク版では【エンディング】でほこらの【老人】のセリフの中に、以下のように名前のみ登場するようになった。
*「精霊ルビスさまも きっと
およろこびのことじゃろう。*「ルビスさまは この地を
つくられた お方。*「そなたのことを
見まもっていたはずじゃぞ。
BSDQ1
勇者の冒険を見守り手助けする【老婆】に扮して登場。ただし第1話冒頭の初登場から最終回第4話のエンディングまで彼女がルビスであることは伏せられている。
ラジオのセリフとともにゲーム上でイベントが発生、【HP】と【MP】全回復、MP消費なしなど、さまざまな加護を見せてくれる。老婆の声優は京田尚子。
彼女と同様ラジオに登場し、魔法やそれに準じた力で主人公を助ける人物には【ラダトーム城の老人】、【ガライ】、【ロト】がいる。
エンディングにて老婆の姿から初めて正体を現し、青い服を纏った赤髪女性の姿で登場。ここでは「時を超えて旅をする者」を名乗った。
ラジオのセリフでは老婆の声がフェードアウトしていき、若いルビスの声に変わるという演出が採られている。ここで初披露となったルビスの声優は松本梨香。
しかしこの場面の老婆は老人口調のまま、一方ルビスは普通の口調と統一されておらず、やや違和感が生じている。
なお、ゲーム上では結果に応じて掛けられる言葉が変わっていた。
小説版
「精霊神ルビス」と呼ばれているが、名前が登場するのみ。
彼女の使いだという白い鳥が登場し、【マイラ】の道化師マヌエルに【キメラのつばさ】を授け、【ドムドーラ】で生まれた赤ん坊に渡すよう告げた。
なお、同じくドムドーラに古地図を届けた魔道士は妖精からの、【いのちのいし】を届けた僧侶はミトラ神からのお告げに従っている。
理由があって神ごとに担当を分けたのか、たんに神同士の連携が取れていないのかは描写がなく不明。
DQ2
初登場。ただし、姿を現すことはなくセリフのみ。
【5つの紋章】を揃えて【海】の真っ只中にある【精霊のほこら】に入り、最深部に辿り着くと突然どこからともなく話しかけてくる。
主人公たちがロトの血筋であることを一瞬で見抜き、「勇者ロトとの約束を果たす」と言って【ルビスのまもり】をくれる。
主人公たちの先祖であるとする解釈や考察もあるが、少なくとも彼女は「【ロトの子孫たち】」としか呼んでこない。
なお、FC版などでは主人公たちを「おまえたち」と呼び、持ち物がいっぱいの状態で精霊のほこらに行くとお茶目な一面も見せてくれる。
シドーを倒したときに突然どこからともなく話しかけてくる声はいったい誰なのか不明だが、ルビス説と【ローラ姫】説がある。
NES版
ほこらにて"Enchanter"を名乗っている。竜王のひ孫のセリフでは、"Wizard"と呼ばれている。いずれも「男の魔法使い」を指す言葉。
ルビスは精霊だったはずだが……。また、女性的なイメージを抱く要素もなさそうである。NES版独自の設定ということだろうか。
NES版ではまた、上記のシドーを倒した際に聞こえてくる声の主もルビスということになっている。
リメイク版
相変わらず姿は見せないが、主人公たちへの呼称が「あなたたち」という優しめの呼び方に変わっている。
【エンディング】の際に精霊のほこらを訪れると、「いつまでもあなたたちを見守っています」という旨のセリフを聞けるようになった。
一度聞いた後も階段を使って画面を切り替えれば何度でも聞ける。
小説版
ルビスの守りの入手シーンには登場しないが、【シドー】との最終決戦時に主人公達3人の走馬灯(?)の中に登場。
また【盲目の魔女】の3姉妹に、それぞれ夢の中で使命を授けている。
DQ3
ついに主人公たちに姿を現すのだが、FC版のグラフィックは【エルフ】と同じ。
大魔王【ゾーマ】の【呪い】によって石像にされ、【ルビスの塔】に封じられている。
彼女の前で【ようせいのふえ】を使うと呪いが解け、お礼に【せいなるまもり】をくれる。このころからお守りを授けるのが好きな精霊だったようだ。
続けて「大魔王を倒してくれたらいつかその恩返しをする」と言う。これがDQ2の王子たちへの手助けのことなら、随分先の話だが。
なお「聖なる守りはルビス様の愛の証ですわ」という話も聞けるため、これを根拠にルビスは勇者ロトの妻となったと唱える人もいたりする。
『精霊ルビス伝説』の設定が本編に持ち込めるならば、かねてよりロトはルビスの夫であり、転生を繰り返すロトに変わらぬ愛を再確認すると言う意味合いになる。
FC版では封印を解いた際、アイテム枠に空きが無いと
「でも もちものが いっぱいみたいですね。もてるようになってから また きてください。
と言い残し、ご丁寧に再び封じられてしまう。好きで封印されているのだろうか?
また【精霊のほこら】には、かつてルビスに仕えていたという妖精がいて【あまぐものつえ】を渡してくれる。
リメイク版
固有のグラフィックが用意された。【オルレラ】同様、人間より大きい。
【みちくさ冒険ガイド】では「意外とご年配な感じ」とコメントされている。意外も何も、アレフガルドそのものよりも高齢の人物なのだから、老婆の姿で無いだけでも……。
パーティキャラに付けられない13の名前の1つになっている。
なお、ゲーム冒頭の【性格診断】にて「全てを司る者」を自称し、【主人公】に語りかけた存在の正体は、上述の精霊のほこらの妖精である。
額面通り受け取れば、DQ2でルビスが名乗った「大地の精霊」よりも偉そうなので、おそらく出まかせを言ったのだろう。
GBC版には、彼女の名を冠した【ルビスのけん】という最強武器が登場している。
HD-2D版
CV:安野希世乃
DQMSLやウォークのキャラクターデザインおよびCVにて登場。
本作ではルビスの塔のボスとして【バラモスブロス】とそのお供が現れるようになり、それらを退け、彼女を解き放つイベントシーンは荘厳かつカタルシスに満ちたものとなっている。
主人公に最期の力を振り絞って【ひかりのたま】を授けてくれた【竜の女王】への感謝を口にし、それに自らの力も込めて、勇者にアレフガルドの未来を託す。
彼女の名を冠したルビスの剣も、晴れて最強武器として復活。
入手手段は【しんりゅう】による願いごとに変更されており、しんりゅう曰く「ずっと守ってきた武器」らしい。
小説版
【竜の女王】同様、天上界からやってきた神と明言されている。
かつて1人の老賢者に世界の危機を告げ、4つの塔型要塞を築かせたが、実際に【バラモス】による災厄が訪れたのはその800年も後だった。
その要塞はバラモスの侵攻に対しては何の役にも立っておらず、なぜそんな昔にお告げをしたのかフォローはまったく無い。
ルビスの塔で封印から解放された際、光に包まれた姿で現れ、聖なる守り(と言いつつ実際はルビスの守り)と【ひかりのよろい】をくれる。
しかし、そのご尊顔を見ることができたのは勇者アレルのみで、仲間の3人にはただの光にしか見えなかった。
すべてが終わった後に【主人公の母親(DQ3)】らの夢に現れ、主人公たちはもう上の世界に戻って来られないことを告げた。
ゲームブック
【ラルス王】の夢の中に現れ、勇者たちの助けになるよう命じたおかげで各地の魔物討伐軍が編成され、ゾーマの城が手薄になった。虹の橋がゾーマの魔力で消されそうになった時にも橋を維持してくれたりと、さまざまな形で協力してくれる。
その理由として、勇者の遠い祖先がルビスに仕え、上の世界を守るために彼女の元を離れた「ムウの勇者」と呼ばれる人物だったことが語られている。
自ら直接手を下さないことについても、彼女が自分の力を持ってゾーマと戦えばアレフガルドが一瞬にして滅んでしまうという独自設定が与えられている。ルビスの剣の凄まじい高性能ぶりは、この設定をイメージしているのだろうか。
また、勇者たちが彼女を救い出したことによって、アレフガルドの人々を奮起させたという描写も多い。
DQ6
ロトシリーズとつながりがなさそうな【天空シリーズ】になぜか登場。三部作において本作のみ登場することもあり、大きな謎を呼んでいる。
ロトシリーズのルビスと同じキャラクターなのか、それとも同名の別の存在なのかもはっきりしない。
サテラビュー版BSDQ1はDQ6の発売直後に放送されたこともあり、ゲーム内での言及はなかったものの、設定上は同一人物として扱われている。
海底にある【ルビスの城】で会うことができる。
本作では「この世界を見守る者」を称するが、ロトシリーズ同様に精霊なのか、はたまた別の存在なのか不明。
DQ2やDQ3とは異なり、直接会うことなくスルーしてクリアすることもできるので、その名を知らないままクリアした人もいることだろう。
善なる存在として、要所において【主人公】たちを助け、導いてくれる。
物語の始め、山の精霊として【ターニア】の身体を介して主人公にお告げを与え、旅立ちのきっかけをつくった。
【チャモロ】に「神の声」を語りかけて主人公パーティへの加入を決意させたのも、彼女だと思われる。
ちなみに、これらを以って、ルビスの正体が山の精霊やゲントの神であるという説もあるが、本作においてルビス自身が神や精霊を名乗ったことはない。
山の精霊が海底に城を構えるのは不自然にも思われるので、山の精霊のお告げということにして、主人公に伝えるべきことを伝えたのかもしれない。
また、リメイク版の【仲間会話】を見る限り、チャモロはルビスをゲントの神とはみなしていないようである。
さらに、【ムドーの城】へ乗り込むために【黄金の竜】を呼び出すオカリナを作ったのも、ルビスであると彼女自ら明かしている。
もしこの笛がめぐり巡って【ミレーユ】の手に渡っていなければ、【ムドー】を倒すことはままならなかっただろう。
他にも、【なげきのきょじん】に語りかけた謎の声の主も、彼女であると考えられる。
また、【牢獄の町】で【学者】の「聖なるチカラがはたらいていて私の千里眼を使っても見えませぬ。」というセリフもあるので、影ながら主人公たちを助けていたようだ。
付け加えると、牢獄の町は【クリムト】を除いて皆石像にされるか動物にされるかしているが、特にバリアなどを張っていない主人公たちが無事なのも、彼女の加護と取れなくもない。
プレイヤーによってはいまいち印象が薄い存在だが、ストーリー上の役割や主人公たちの冒険への貢献という意味では、ロトシリーズにおける彼女にも決して引けを取っていない。
小説版
主人公たちを見守り、予言を与える存在として登場。
未来を見通す力を持つが、知り得た未来のすべてをそのまま告げることはできない、という制約がある。
イザの精神体が【ライフコッド】暮らしの青年になった事情について、イザの心理を読み取った【ゼニス】の計らいであることを説明している。
CDシアター
一応こちらでも登場。
主にゲームと同じ形で登場し、ストーリーに影響をおよぼす。
上巻の終盤で現実世界のムドーを倒した主人公ウイル達の下に現れ、他の魔王の存在を知らせてさらなる戦いを促すのを最後に出番を終える。
数少ない出番だったチャモロへの声をかけるシーンは省略され、嘆きの巨人に至っては存在そのものがオミットされているので、ゲームよりもさらに出番が少なく、片手で十分数えられるくらいしか登場していない。
そして後半以降を描く下巻の怒涛の端折りラッシュの前に、ルビスの城は存在すら示唆されない。
牢獄の町でのデスタムーアの攻撃からウイル達を守ったのもクリムトになっているため、わざわざルビスの名前を使わなくても成立するような役回りにとどまっている。
DQ7(リメイク版)
本人の登場は無いが、【ルビスのまもり】が一品物で登場。
装備すると、ザキ系とメガンテ系に対して耐性を得られる装飾品である。
ザキ系に対して唯一「完全」耐性を得られるので、ザキ系の成功率がやたらと高く設定されている本作ではとても有難い。
もっとも、ルビス本人はDQ6のようなチョイ役出演すらしていないので、本作しかプレイしていない人には「ルビスって誰?」状態になること請け合いである。
DQ10オンライン
イベント【大魔王ゾーマへの挑戦】に登場。
【ルイーダの酒場】からゾーマの城に向かう際に【ひかりのたま】をくれる。これを断ると闇ゾーマに挑戦することになる。ゾーマ撃破後に話しかけることができるが、光っているだけで姿が分からない。人の姿をしていないからなのか【はなす】ではなく【しらべる】の対象になっており、リストでは【????】と表示されている。
また、2020年6月のイベント【竜王城の決戦・再演】では、条件次第では【ローラ姫】を魔法の迷宮に送り込んだのが彼女ということになっている。
また、星ドラとのコラボイベントが開催された記念に【ルビスのローブセット】が入手できた。
ビルダーズ1
DQ1のifストーリーとして構成されている本作においても「大地の精霊」として登場。
【りゅうおう】の支配によって荒廃したアレフガルドを復元させ、新たなる【勇者】の誕生を準備するために、【主人公】を伝説の【ビルダー】として蘇生させた。
自らの姿を現すことはなく、主人公の心に直接語りかけてくる。
せっかちであまり話を聞いてくれない主人公に対して、諦めずに何度も冒険のアドバイスをしてくれるほど心が広い。
今作のルビス様は「勇者に力を貸す存在」ではなく「問題解決のために派遣した使者の主人」として何度となく主人公に語りかけてくるため、従来作とは異なって、彼女の視点や思考、本音がときに分かりやすく描写されている。
口癖は「すべては精霊の導きのままに……」。
竜王に対して魂を売った元勇者に対しては決して勇者とは呼ばず「とある戦士」呼ばわりで、「忌まわしい選択をした」など嫌悪していることが会話の節々から滲み出ている。彼のとった選択によって、アレフガルドがあの惨状なのだからそう言いたくもなるだろう。
優しさは見せるものの、良くも悪くも「世界全体のバランスを視る神様」といった性格であり、ひとりの人間という存在には関心が薄いようだ。
主人公に対して与えた使命は、竜王を倒して平和を取り戻すことではなく「いずれ現れる勇者が竜王を倒すために必要な環境をつくること」。言い換えれば、竜王討伐に失敗した世界の現状をふりだしに戻すだけである。
今目の前で困っている人々を直接救うという発想もなく、「いつになるかは分からないが、いずれ勇者が生まれて世界の調和が取れればそれで良い」という大雑把な計画で満足している。
世界が荒廃しているとはいえ、シスターの【エル】ですら「いまさら神や精霊にすがるつもりはない」と発言するあたり、ビルダーズ世界では人と神の距離はあまり近くないようだ。
主人公にも助力者ではなく遣わした側の視点で語りかけてくるため、やたらと「あなたは勇者ではない」と繰り返し、いろいろ注文を付けたりと、主人公の意思決定を強引にリードしているような印象も否めない。特に終章では計画が大詰めを迎えたためか、しつこいくらい釘を刺してくる。
もっとも、それはビルダーの力を使い果たすと主人公が消滅してしまうので、彼女なりに主人公のことを案じているがためでもある。それが心からの心配なのか、「遣いの者は褒美を受けて当然」という考えなのかは、それこそ人間の視点では測りかねるところだが。
最終盤で主人公が与えられた使命を果たすことに満足せず、元凶であるりゅうおうを自らの手で倒す決意を告げたとき、彼女は主人公に「おろかな…」「あとは好きにすればいい」と冷たく突き放すのだが、それまでの「精霊の導きのままに」を翻した「すべてはあなた自身の選択のままに」というセリフは、主人公の固い決意を受け止め、曲がりなりにも尊重したようにも取れる。
最終決戦では、命を捨ててまで友人のために戦う主人公に何か感じるところがあったのか、何だかんだ手を貸してくれる。
ルビスが主人公がりゅうおうに挑むことを拒んだ理由としては、「勇者でない者がりゅうおうを倒せるわけがない」という思い込みがあったことは間違いないが、それだけでなく、ビルダーという唯一無二の能力を持つ者がりゅうおうに与することへの懸念もあったのかもしれない。
もし仮に主人公が例の誘い に乗ったなら、アレフガルドがさらに悲惨なことになってしまうことが容易に想像できるからだ。
りゅうおうが真の姿を現すタイミングで主人公に手を貸したのは、誘いに乗らないかどうかを見極めた上での判断かもしれない。
それにしても、元勇者があんな現状では子孫は期待できないし、ルビスが能動的に勇者をつくれないなら、どうしたら勇者が産まれるかは謎である。本作の主人公もロトの子孫の一人なので、彼(彼女)の子孫に期待しているのか、それとも意外と血筋を継ぐ人物は大勢いたりするのだろうか?
新たな勇者が現れたとしても、元勇者の二の舞にならないとは限らないのだが、その時はまたビルダーを蘇生させるつもりだったのかもしれない。やはり人間の視点では測りかねる。
【ビルダーズものがたり】ではわりとフランクな口調で喋る。
シアトリズム
私は 精霊ルビス―
あらゆる大地に 満ちあふれし
時の間隔「リズム」を 見守りし者。
と、公式サイトの【プロローグ】やゲーム中の【オープニング】にある。
歴代キャラクターは彼女の導きによって集まったらしく「精霊に導かれし戦士たち」という言葉も出てくる。
星ドラ
ロトシリーズ常設イベント「ルビスの光に導かれ」で進行役として登場。はっきりと覚えていないようだが、何らかの理由で石化して封印されていたらしい。「勇者の人生を追体験してもらう」という使命の下、主人公たちを異世界(アレフガルド)の冒険へ誘う。
基本的に原作ゲームと同じ役回りだが、追体験中に不躾な発言をした時は文字通り雷を落として説教している。
長い赤髪と尖った耳であることはうかがえるが、全体的に白く光っているために詳しい容姿は不明。また、前述のように怒ったときやルビスの棍の攻撃特技の演出から、目が赤く光ることも分かる。
本作のルビスが着用している衣装は、後にルビスの加護を受けた装備として杖と共にふくびきに登場した。
またモンハンライダーズコラボでは、あちらの方でルビスのかんむり&ローブを着用し、剣と盾を装備した「大地の精霊ヒルダ」が実装。
ウォーク
DQ3コラボイベントで登場。原作通り、ルビスの搭で封印を解いてくれたお礼に聖なる守りを与える。
服装はSFC版と同じで、桃色のロングヘアーに【天空人】や【天使】のような翼、水晶玉を携えている点などもSFC版以降の姿に準じている。
また当時のドット絵では判断できなかったが、耳は尖っている。
ただし髪飾りは無くなり前髪を下ろすようになり、顔立ちもSFC版のドット絵と比べて若々しい。何気に巨乳。
HD-2D版DQ3を含めた以降の作品でも本作の容姿で登場している。
DQMSL
2023年1月31日に「大地の精霊ルビス」名義でモンスターとして実装。容姿はDQウォークと同様。
系統は【???系】、サブ系統は神獣王。リーダー特性は全味方の系統の種類(超魔王・超伝説以外)ごとに最大HP+10%、素早さ+3%。
特性は開幕時に自身を【デインブレイク】状態にし、味方全員を光の使い手状態にする「光の痕跡」。
味方全体の1回の攻撃による呪文ダメージの上限値を20000上げる「呪文ダメージ超越20000」。
ラウンドの最初に発動し、ランダムな味方1体の攻撃・呪文ダメージを1.3倍にし、味方の系統の種類(超魔王・超伝説以外)が5種類以上なら
さらにもう1回効果を発動する(重複不可)「ルビスの加護」、そして「せいなるまもり」。
特技はランダムに2+超魔王、超伝説以外味方の系統の種類x2回(最大8回)デイン系の呪文ダメージを与える【創世の光陰】、
敵1体に軽減無視のデイン系呪文ダメージを与える【ルビスビーム】、戦闘中1回のみ使用可能で味方全体のHPを全快させ復活させその後素早さを1段階上げるが自身が【封印】状態になってしまう【精霊の愛】?、
先制発動で味方全体の状態異常を解除しつつラウンド制限なしで状態異常を無効にし、更に斬撃と呪文防御を1段階上げる【神獣王の防壁】。
特性と特技を見れば分かるが、超魔王、超伝説以外の味方の系統の種類が多いほど真価を発揮する異色の存在。
5系統で組めれば全員がHP+50%、素早さ15%にダメージ30%軽減と【くじけぬ心】という破格の強さになる。
ただし、近年のスライム、ドラゴン、自然、魔獣、物質、悪魔、ゾンビ系モンスターは単一の系統で組む「系統パ」前提のモンスターが多く、
強さを発揮するような構築はなかなか難しい。また超魔王、超伝説と異なり???系は対象だが、ルビス自身が???系である点に注意が必要。
対戦では他の4枠をスライム、ドラゴン、自然、魔獣、物質、悪魔、ゾンビ系モンスターにし、かつ系統を重複させてはならない。
クエストでは6枠なので一つは重複させられる。
知られざる伝説
【知られざる伝説】では【ラーミア】と【幸せの靴】のエピソードに彼女が登場する。
前者は【レイアムランドの巫女】の視点から語られ、後者は【道具屋】の主人の家に伝わる話として「魔物が人間と共存していた頃に、彼女が【はぐれメタル】にしあわせのくつを与えた」と語る。
挿絵では緑色の髪の女性として描かれており、これは後発のモンスター物語・アイテム物語でも同様。
モンスター物語
【モンスター物語】では【スライム】のエピソードに登場。
心優しい【バブルスライム】が彼女に身を清められ、はぐれメタルとなって天上界で暮らしたという、知られざる伝説に繋がる話となっている。ただし、既に魔物と人間が争っている。
アイテム物語
【アイテム物語】では「精霊ルビス」とも「精霊神ルビス」とも表記されているが、複数のエピソードに彼女が登場する。
【王者の剣】のエピソードでは、彼女がアレフガルドの大地を創造した理由が、天上の神々の怒りに触れて滅亡を運命づけられた国から心正しき人々を新天地に誘い、救い出すためだったことが明かされる。
また、【ラーの鏡】のエピソードによると、鏡が作られる少し前に神々の列に準じられるようになった新しい神となっている。
精霊から精霊神になったという意味なのかもしれない。
幸せの靴のエピソードでは、創造したばかりのアレフガルドに人間が太刀打ちできない魔物が侵入し(後に組織化することで克服)、能力差から人間がホビットや妖精と不仲になっていく状況に心を痛めている様子が描かれている。
精霊ルビス伝説
この小説では、彼女の前半生、まだ神ではなく一介の精霊だった頃が語られる。
精霊たちの住む異世界イデーンを支配する五大家の一つで炎を司るカリクティス家の次期当主で、本名は『ルビス・アピスト・カリクティス』。炎の精霊らしく、赤い髪と赤い瞳を持つ。
同じく、五大家の一つで土を司るコリドラス家の係累であるものの、母親が地上の人間であるため継承権を持たない『ディアルト・ケントロピーゲ』――本名『ロト』――とは相思相愛の関係にある。
だが、彼らが結ばれることを暗示した神託『炎と土が共に歩む時~』を誤解したルビスの叔父でカリクティス家現当主グァモンと、ディアルトの従兄でコリドラス家現当主ダトニオイデスが結託したり、やはり神託を曲解した結果ルビスがそのまた従兄クリプトカリオンと結婚させられそうになり、それに反発したルビスがディアルトと駆け落ちしたり、その他さまざまなことが起こった結果イデーンは崩壊、地上に邪悪の元となるものがばら撒かれてしまう。
ルビスは地上の神となり、ディアルトは様々な時代でロトの称号を冠される存在へと転生を繰り返して、彼女らが発生の原因の一端を負う邪悪な存在達との戦いに身を投じることとなる。
そしていつの日か全ての邪悪が滅せられたその時、2人はただの女と男に戻り、改めて結ばれるとされる。
ディアルトの転生体には別の女とデキてしまう奴や、場合によっては女になってしまう奴もいたりするのだが…彼女の心中はいかに?
もっとも、どちらも助けると愛を渡したり、ローラ姫の愛の力でルビスの愛を探したり、発言者がどちらなのかいまいちはっきりしない台詞があったりと、【ローラ姫】とルビスは同一視できそうな面があるので、そこから発想を膨らませて前世からの恋愛という結末にしたのかもしれない。
後発作品のビルダーズでは精霊ルビスとローラ姫は別に存在しているが、ローラ姫がかつてのルビスのように石化していたり、ローラ姫が復活するとルビスが主人公とまともに交信できるようになったりと、両者を重ねている面が残されている。
ロトの紋章
大地の創造者。ムー帝国が滅びた際、【異魔神】を【オメガルーラ】で封印した。
何千年も前、神話の時代に【コロポックル】の祖先に【魔州湖】の守護を命じた。
数百年前に【ゾーマ】による石化から勇者ロトによって解放された後、異魔神と戦うロトの子孫を見守るために地上に赴いたが、すべての聖なる力の源である世界樹が【冥王ゴルゴナ】の手によって朽ち果ててしまい、力が日に日に衰弱していった。
そこで、【ティーエ】という名の小妖精に魂を宿し、戦いに備えていた。
第1巻のプロローグに『精霊ルビスの導きにより、ロトの血を引く兄弟がアレフガルドより帰ってきた』とあるので、大ざっぱに見てゾーマが倒れてから十数年後くらいまでは、それなりに力を振るうことができたものと思われる。
アッサラームで命を落としたルナフレアがいまわの際にアルスのために祈る場面や、海王リバイアサンに呑み込まれようとしているルザミの民が救いを求める場面、タルキンの葬儀でのアリアハン王による弔辞、ヤオとキラの結婚式の言葉など、作中で人間が祈りを捧げる際・宗教的な行為を行う際には、その対象として精霊ルビスの名を口にしており、世界中の人間たちにとって主たる信仰の対象となっているようである。
そのわりに、本作の100年ほど前の時代が舞台のDQ3では、彼女について言及する者がほとんどいなかった気もするし(特に上の世界の人々)、一般人による認知度がほぼゼロといった印象だったような…
異魔神が三度目の復活を遂げた際には、世界樹から【タオ】たちに異魔神の目的を告げ、世界樹を破壊するように願う。
世界樹破壊後は世界中の戦士達に、世界樹跡地に集まり異魔神と戦うように呼び掛けた。
異魔神撃破後、世界樹の復活と共にティーエから抜け出して再び具現化し、世界を救った功績を称えてアルスの願いを叶え、抜け殻となったティーエの肉体に自分の魂の一部を分け与えてよみがえらせた。
その後、【タオ】を不死なる精霊の一員として受け入れ、荒廃した世界を復興する役割を果たすために共に天界へと戻った。
ちなみに完全版追加シーンでは、ティーエのことを指して「私の魂が抜けた単なる抜け殻」「ちっぽけな妖精」、アルスに対しても「不老不死の肉体を与えましょう」「天界で精霊の座に列せられることも許しましょう」「地上の支配者にもなれる」と言い放つなど、良くも悪くも、傲慢さも併せ持った、いかにも神らしい目線からの発言をしている。
ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~
結果的に物語の元凶であるゾーマと【クインゾルマ】を生み出した存在といえる。
ドラクエ3より過去の時代、勇者アルトと人間であった頃のゾーマが破壊神【シドー】を倒す旅のサポートをしていた。
その際、ゾーマから求愛され、ルビスも満更ではなかったが、立場上これを拒否。
ルビスは勇者のサポートに専念するため、ゾーマへの愛の感情を切り捨て、ゾーマはルビスの寵愛を一身に受ける勇者アルトに嫉妬し、闇のオーブの力に手を出してしまう。
勇者アルトは破壊神シドーを倒した直後、嫉妬に狂ったゾーマに殺害される。
その後、ゾーマは魔王となり、ルビスは今ある世界とは別の世界に闇のオーブを封印するため、アレフガルドの世界を創造した。
ドラクエ本編にも似たような話がある。
クインゾルマの存在は、ルビスが切り捨てたゾーマへの愛の感情が分霊として転生したものと説明されている。
簡単に言えば魔王版ティーエ。
明言はされてはいないが、シドーを倒した際、【ハーゴン】に似た人物にとどめを刺した描写がないので、後の【ハーゴン教団】との禍根を残した可能性もある。
ルビスがうまく立ち回れば、外伝を含めたロトシリーズの災厄はほぼなかったため、登場人物から批判を集めていた。
しかし、ルビスは役割をまっとうしただけであり、ゾーマの暴走さえなければ、同じ様に未来の災厄はなかっただろう。
この件があったためか、以後のシリーズでは勇者に対する過干渉(勇者の旅に同行し、蘇生を直に行っていたレベル)はない(ただしドラクエビルダーズでは同行こそしないものの常に見守り度々話しかけ、蘇生を直に行っている。こちらは世界が滅亡一歩手前のなりふり構えない事情があるためだが)。
アレフガルド以外の【ローレシア】や【ムーンブルク】の大陸は本編中にできたのだが、ルビスではなく、ティーエが作ったことになっている。
DQ11に関する考察
ロトシリーズに繋がる物語として彼女も久々に登場…とはならなかった。
ロトシリーズにおいて彼女本人どころか、彼女の名前すら登場しないと言う事態は極めて異例である。
前述した『精霊ルビス伝説』におけるロトとルビスの関係性が【ローシュ】と【セニカ】の関係に反映されていると捉えることもできるが、セニカとルビスは同一人物ではない。
しかし、ところどころルビスの存在が匂わされているところもある。
- 【イシの村】に存在する【神の岩】はルビスと同じく「大地の精霊」を祭ったものである。
- 【勇者のつるぎ】や【勇者のつるぎ・真】を鍛え上げた【ガイアのハンマー】も「大地の精霊の力が込められたハンマー」である。
- 【ロトゼタシア】を産みだした【聖竜】は【神の民】なる存在と共に戦い世界を創造したとされている。
以上のように、登場こそしていなくても、ルビスの存在と世界観を矛盾させないような設定が存在する。
特徴的なロトのマークも既に勇者【ローシュ】の装備の時点で存在していたが、何をモチーフにしてこのマークを作ったのかは不明。伝説の鍛冶場も、上方から見るとこのマークと同様の形状となっている。
結局のところDQ11において彼女の存在は不明確のまま。
DQ11とDQ3の時代は非常に長い年月が経っているため、彼女がその間に表舞台にどのようにして現れたのか、そしてそれが語られる日が来るのか、気になるところだ。