概要
【ドラゴンクエスト】第1作に登場するキャラクターでヒロイン。
【ラルス16世】のひとり娘である【ラダトーム】の【王女】。
DQ2に登場する【ロトの子孫たち】の祖先にあたる人物でもある。
英語版での名前はGwaelin。
ただしGB版DQ1・2ではそのままLoraとなっている。
CVはCDシアターでは笠原弘子、ライバルズエースからは茅野愛衣(DQ11S【ロミア】【メルトア】役など)。
FC版発売当時は「恋人やお姫様の救出」を目的としたゲームが多く、DQ1も初期の構想では「魔王がお姫様をさらい、世界を破滅させようとしている。そこに立ち上がった若き勇者が魔王を倒しお姫様を救う」というありきたりな方向で進められていた。
その中で【堀井雄二】が発想を転換させ
「お姫様を救うまでのゲームは他にもたくさんあるから、その後も冒険が続くストーリーにしよう」
という新たな方針のもとにDQ1のストーリーを完成させたのであった。
FC版の【公式ガイドブック】でも「ゲームのしくみ〈予備知識〉」の「君の旅の目的は…」という欄で
- ローラ姫救出
- 竜王征伐
という二段階の目標設定としている。
ローラ姫は、多くのRPG未体験のプレイヤーたちに分かりやすい物語を呈示した一方で、ドラクエならではの新しい要素の象徴でもあるキャラクターといえよう。
なお、ローラ姫を救出するのが物語序盤の目的となるが、彼女を助けなくともクリアは可能(その場合、最後まで存在を忘れられたまま終わることとなる。リメイク版でも同様)。
さらに言えば、ラスボスを倒した帰り道で、門番のいなくなった幽閉場所から姫を連れて(拾って?)帰るという、旧来のゲームのようなシチュエーションでプレーすることすらも可能(要【かぎ】)。
DQ1ならではの自由度の高い冒険をすることができるのだ。
ただし、正当なプレイをするならば、前知識なしに【おうじょのあい】抜きで【ロトのしるし】を手に入れるのはかなり困難(一応マッピングを正確に行うか、当たりを付けた場所を虱潰しに探すといった方法で強引に入手できなくもないが)。
「ローラ姫を助けずクリア」は、既にロトのしるしの場所が分かっている2周目以降のプレイヤーのためのやりこみ要素と言っていいだろう。
一応、誤解の無いように言っておくと、ロトのしるしの座標そのものはローラ姫救出に関係なくメルキドで得られる情報である。
方向を逆に見れば城からの座標になるので、時間はかかるが一歩ずつ移動しながら数えることもそう難しくはない。しかし姫を助けていれば、その手間が大きく省けるのである。
なお、彼女がいないと次作が成立し得ないので、【エンディング】後に勇者は海を渡る前に彼女を救出し、二人は結ばれたということだろう。
リメイク版では、【マイラ】の占い師が【主人公(DQ1)】に「おぬしはやがて美しい女に愛される」と言ってくるが、その美しい女とはもちろん姫のことと考えられる。
お姫様の誘拐はこの手のゲームではよくあるシチュエーションとは言え、誘拐イベント自体は以降のシリーズにおいても半ば恒例行事となった。
対象もお姫様ばかりとは限らず、偽物、王子、一般人、仲間キャラクターなど変化球に富む。
デザインについて
FC版発売当時、雑誌広告などに掲載されていた公式イラストは紫色のロングヘアーに白いドレス姿で、赤い宝石が施された白いティアラと首飾りを身に付けているが、全身ではなく両肩より上の部分のみが描かれていた。
オリジナルのゲーム内では茶色の髪で、他のキャラのような手足の動きは無く静止画像になっている。
ただし沼地の洞窟に閉じ込められているときのローラ姫は、主人公の周囲以外が真っ暗になる関係でスプライトの扱いが複雑になるためか、壁や床と同じマップチップとして描かれている。
このため髪の色は周囲の床の色、肌の色は壁と同じ薄いグレーという配色。いささか不健康なイメージにも見え、【完全攻略本】でも「ちょっと顔色が悪いけど」とつっこまれている。
FC版【公式ガイドブック】内のイラストでは、紫髪ではなく毛先がカールされた明るい茶色の髪と同じ色合いの瞳で、首元にフリルの付いた黄色のドレス、青い宝石が施されたティアラを身に付けたイラストで描かれた。
SFC版のゲーム内ではFC版と同じく白のドレスのままだが、パッケージ裏面や公式ガイドブック等では翠眼にオレンジがかった金髪の巻き毛で、FC版公式ガイドブックのイラストに基づいたような黄色のドレスのウエストに薄紫色のリボンを飾り、青い宝石が施されたティアラ・首飾り・リボン中央の飾りを身に付けて、リボンと同色のパンプスを履いた公式イラストが用意された。
以後はこのデザインが基準となっている。
ガラケー版以降やDQ11S【冒険の書の世界】ではゲーム内でもこのイラストと同じ配色となった。
剣神では新たなデザインが描かれ、バトルロード等では剣神デザインで出ているのだが、最初期の紫髪は一度も再利用されていない。
DQ2の【ムーンブルクの王女】がFC版では紫髪だったのは、彼女の子孫だという表現だったとも取れなくもないが…。
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】にローラ姫のイラストは一点も掲載されていないことから、いずれのデザインにも【鳥山明】は関わっていないと考えられる。
人物像・性格
いわゆる無限ループの使い手として有名で、SFC版では竜王が自分を妻にしようとしていると思い込んでいたり、主人公が洞窟にいる彼女と出会ったときとエンディングで城を去ろうとするときの二度、どれだけ断っても強引にくっついてくる。
プレイヤーの行動次第で出会って早過ぎるタイミングで主人公と一夜を共にする姫と化してしまう。DQ史上屈指の肉食女子。
HD-2D版ではキャラクターがだいぶ掘り下げられ、【ルビス】の預言を授けられた人物という設定が加えられている(ただしこの設定はビルダーズ1から逆輸入されている部分もある)。
ローラ姫の捜索中に息絶えた捜索隊の1人を葬った【兵士】曰く、姫は「明るくて誰とでも気さくに話してくれる方」らしく、事実その人柄の良さは自身の側近に対して名前で呼んでほしいと伝えている点や、救出後に連れ歩いている際に【ガライの町】で魔物達と交戦する【盗賊】の【カンダタ】に対して何の偏見も抱かず親しげに挨拶をしている点からも伺える。
また、FC版の頃から姫に想いを寄せている兵士が城内に存在しており、姫を救出し慕われている主人公は彼に妬まれたり、リメイク版以降は(姫を抱きかかえたことを)羨ましがられたりしている。
城内の宝物庫には姫の日記が収蔵されており、彼女が両親から勇者【ロト】となった【主人公(DQ3)】とその父の【オルテガ】の話を幼少期の頃から聞かされて育ったことや、いつか自身の前に現れるであろう「【ドラゴン】より強く、とても優しい」新たな勇者に思いを募らせていたことが記されている。
DQ1
スタート直後に玉座の間の兵士(リメイク版以降は大臣)から、その名前と姫が半年前に魔物たちにさらわれたことを知ることができる。
そしてガライの町ではどこかの洞窟に囚われているという情報が聞けるが、詳しい場所については語られない。
実際に囚われているのは【沼地の洞窟】で、固定の場所に出現するドラゴンを倒した先で【かぎ】で扉を開けるとそこに囚われている。
救助の際には主人公のグラフィックが変わり、抱きかかえて城まで連れて行くことになる。
スプライトの色数制限が厳しいMSX版では、抱きかかえられている間はローラ姫も主人公と同じ青色に変わる。
その途中で【宿屋】に泊まると【ゆうべは おたのしみでしたね。】という、意味深な店主のセリフが見られる。
ローラ姫を救出することにより、おうじょのあいを受け取ることができる。
このときに持ち物がいっぱいだと消耗品アイテムとの物々交換となるため、強制的に入手することとなる。
これはプログラム上、姫を助けたという専用の【フラグ】が復活の呪文には記録されず、このアイテムの有無によって彼女を助けているかどうかを判定しているためである。
したがって、
- ローラ姫を救出していないのにおうじょのあいを持っている
- ローラ姫を救出しているのにおうじょのあいを持っていない
という状況は、フラグや【アイテム】の組み合わせを無視できる【復活の呪文作成プログラム】をもってしても(直接は)作り出すことができない。
ただしあくまで復活の呪文を短くするための工夫であり、復活の呪文に記録されないフラグとしてならば、姫を助け出したフラグは別に存在する。
例えばローラ姫を抱かかえている最中はおうじょのあいを持っていないのに、住人の台詞はローラ姫救出後のものになっていることからもそれが分かる。
なお持ち物がいっぱいだったときにローラ姫が欲しがるアイテムの優先順位は
だけなので、それ以外のアイテムばかりでアイテム欄を埋めた復活の呪文を作り出せば、交換対象アイテムが無くておうじょのあいが手に入らず、「ローラ姫を救出しているのにおうじょのあいを持っていない」状態を一時的に実現可能。
ローラ姫を助けたフラグは復活の呪文に記録されないというだけで、冒険を中断するまでは有効なので、おうじょのあいを持っていなくてもそのまま竜王を倒せばエンディングはちゃんとローラ姫が登場するバージョンになる(姫を助けなかった場合は1人で旅立つエンディングとなる)。
【エンディング】で【アレフガルド】から海の向こうへ旅立とうする【ロトの勇者】に同行することを望み、共に旅立つことに。
このとき、既にローラ姫を救出して城に送り届けていた場合に限り、階段から姫が現れて王の隣まで移動する演出がある(FC版等ではもちろんカニ歩き)。
本作のNPCは基本的に動かないかランダム移動か、稀にイベントで消えるかのどれかであり、PCを操作できないイベント中とはいえ「決まった動きをするNPC」を実現したのは彼女がシリーズ初であろう。
その後正式に勇者と結ばれ、妻として息子2人と末娘の3人の子を産んだ。
勇者が【ローレシア】の初代国王となると同時に初代王妃となる。
ローレシアという国名は、彼女の名から付けられた。
なお、作中ではローラ姫の兄弟姉妹と思しき人物は登場しないが、この100年後の世界にもラダトーム王がいて国が存続していることから、少なくとも【ラルス王】の直系の子孫がいたか、もしくは姫が国を離れた後に後継者が生まれたと考えられる。
ローラ姫を抱えたままクリア
先述の「ローラ姫を救出して抱えた状態」のまま、竜王を倒してクリアすること。
初見プレイではまず不可能だと思われるが、既プレイであるなら実行すること自体は簡単。
彼女をお姫様抱っこしている状態では【復活の呪文】を聞く、あるいは【冒険の書】に記録することができなくなるが、落ちている場所さえ知っていればおうじょのあいが無くてもロトのしるしは手に入るので、そのまま他の重要アイテムも集めてクリアしてしまえばいい。
別にこれでゲームの難易度が上がるわけではないので、特に難しいわけではない。
復活の呪文を聞きたい場合でも、ゴールドを使い切ったタイミングを見計らって【デスルーラ】すればよく、王の前で復活したときにローラ姫は沼地の洞窟に戻っているので、復活の呪文を聞いた後にあらためて迎えに行けばよい(要【かぎ】)。
「ローラ姫を抱えたままクリアする」だけであれば、姫を助ける事はいつでもかまわないのだし、助けて得られる物はおうじょのあいのみで前述通り、無くてもロトのしるしは手に入るので、重要アイテムを全部集めきってから記録すれば何の問題もない。
竜王を倒しに行くにしても、どの道沼地の洞窟は必ず通過するので、竜王を倒しに行く前についでに助けてしまえばいいのである。
ドラゴン戦の消耗が気になるなら途中の【リムルダール】の宿でおたのしみすればこれも問題ない。
ちなみにローラ姫を抱えたまま竜王を倒しても、【ぎんのたてごと】を所持した復活の呪文だった場合は死ぬことができるので、最後の最後で姫と別れて一人で旅立つ、なんてシチュエーションもできなくはない。まあしないだろうが…。
携帯機種なら【中断】セーブが可能なので、城で記録できなくても全く問題が無い。
ドラゴンを倒せる実力が付いた時点で助けて姫と一緒に各地を冒険することも容易。
宿にも問題なく泊まれるので、姫と存分におたのしみしよう。
リメイク版ではローラ姫を抱きかかえたまま竜王のところまで行くと、竜王からお褒めの言葉を頂ける。
じゃあなんであんな辺鄙なところに監禁していたのかと思わずにはいられないが。
また、抱きかかえたままクリアすると、ラルス16世の反応が変わる。
いろんな反応を見たいがために救出されたりされなかったりする、可哀想な姫である。
BSDQ1
ゲーム上だけに留まらず、第4話ではラジオドラマにも登場。
声優はタレントの細川ふみえ。
おうじょのあいを通して会話をしている設定のようで、順当にゲームを進めた場合、【竜王の城】の中で姫の声を聴くことになる。
1回目の会話では主人公を激励しつつ、共に冒険できないことを惜しんでいる。
主人公の身を案じる2回目の会話が終わると、なんとHPが回復する。
この様子におばばは「おお、王女の愛は本物じゃぞ」と姫の愛情に感嘆する。
なお第4話のシナリオ目標は竜王討伐だが、すでにローラ姫が城に帰っている状態で開始するため「抱えたままクリア」することはできない。
ゲーム終了後の次回予告やスタッフロールではSFC版公式イラストのローラ姫を見ることもできた。
GB版
オープニングで、姫が魔物にさらわれる直前のシーンが一枚絵で描かれる。
魔物は【しりょうのきし】や【ドラキー】の姿が見られ、夜間に城内で寝ていたところへ破壊した壁から侵入されさらわれたようだ。
HD-2D版
CVはライバルズから続投で茅野愛衣。
容姿はSFC版準拠の黄色いドレス姿。
本作ではローラ姫を救出しないと【迷いの森】から先に進めないため、救出は攻略上必須になった。
攫われた背景についても描写されており、恐るべき闇の存在から【ひかりのたま】を守るために身を隠し、やがて現れる勇者ロトの血を引く若者を導いてほしいというルビスからの預言を授かる。
姫から話を聞いたラルス16世は、ロトの血を引く勇者以外に預言内容を公言してはならないと娘に告げ、ひかりのたまを託した姫の身を【雨のほこら】に隠すために、護衛として側近を始めとする選りすぐりの兵士たちとともに送り出したが、【マイラ南西の橋】にて、直々に現れた魔物を率いる竜王に側近を除く護衛たちを襲撃される。
姫はルビスの加護の力を用いて結界を張り、瀕死の側近を守りながら竜王に抵抗するが、竜王の闇の力により結界が割れてひかりのたまを奪われてしまう。
そして彼女自身も正体不明の魔物によって拐われることとなった。
すなわち上述のGB版とはまったく異なる経緯となり、攫われた時期も半年前から数ヶ月前へと変更された。
この一連のシーンはラルス16世の回想で見ることができる。
沼地の洞窟に監禁されたローラ姫は、連日彼女を捕えた魔物からルビスの預言を聞き出すために、父と幼い頃に亡くなった筈の母が焼き殺される等の幻覚を見せられており、精神的に追い詰められてゆく。
助けに来た主人公が最初に出会うローラ姫(SFC版の台詞を喋る)も敵の幻覚であり、無限ループを駆使して誰のお告げでこの洞窟まで来たのか詰め寄ってくる。
ちなみにこの幻覚のローラ姫はお世辞にも品が良いとは言えない大仰な口調であり、茅野愛衣による演じ分けも相まって、追い詰められた本物の姫の悲壮感が一層際立つ場面となっている。
当初は主人公の事も預言を聞き出しに来た幻覚だと疑うものの、ルビスの加護で消滅しなかった彼を本物と判断し安堵しかけるが、幻覚を見せられ続けていた場所がドラゴンの巣窟だと知り、再び絶望に追い込まれる。
だが、ドラゴンを撃退した主人公を目の当たりにし、彼こそが自身が待ち続けていたロトの血を引く勇者だと認識する。
ちなみに主人公を勇者と認識したにも関わらず、姫はドラゴンの巣窟跡を点検する彼が自身に向かって来たときに一歩退いてしまう。
上記の対応は明るい性格と評された彼女が監禁期間で植え付けられた精神的苦痛がいかに凄惨なものであったのかを伺わせるが、主人公が手にする洞窟内で落とした母の形見の【おうじょのくびかざり】を目にしたときにようやく蟠りが解け、形見の品を受け取り初めて主人公を「思い描いていた通りの方」と見初めてルビスからの預言を彼に託す。
勇者に預言を託す役目を終えた事と監禁生活からの解放により、姫は足の力が抜けて一時的に歩けない状態となるため、主人公は従来通り彼女を抱えて歩くことになるが、戦闘中では背後で応援している姿を見ることができるほか、やはりエンディングまで連れて歩くこともできる(後述)。
ラダトームに帰還させた場合は父との感動の再会を果たし、姫を救出した主人公も城内の人達からロトの血を引く勇者だと認められるようになる。
その夜、城の屋上で主人公の旅への同行を申し入れるも(プレイヤーの意思にかかわらず)断られてしまう。
そこで、「あなたを愛する私の心」としておうじょのくびかざりを主人公に授けて抱擁を交わす。
以降はラダトーム城の玉座の間にて父の隣に座っているが、おうじょのくびかざりを通じて時折主人公の旅をサポートしていく。
迷いの森にてルビスへの祈りを捧げて幻覚を祓ったり、【妖精】たちとの会話にも時折混じるなど、こちらの場合においても、事実上の旅の仲間としてストーリーに関わっていく形になる。
竜王戦の直前には、主人公に勝利と無事を願う言葉を掛けてくれる。
竜王を倒した後、宴が行われた夜には再び主人公と共に城の屋上に上がり、2人でルビスからの感謝の言葉を受け取り、未来へ向けて勇者の血筋を絶やさないことを誓う。
そしてエンディングでは、従来通り主人公に同行することを望んだ後に再び彼と抱擁を交わし、共に新天地へ向けて旅立つ。
ローラ姫を抱えたままクリア(HD-2D版)
従来通り抱えたままクリアも可能であり、今回はイベントの要所要所で主人公の代わりに会話をしてくれたり、惚気発言をしたりする。
あまりにも多いため同伴するのが正規ルートなのかと錯覚するほど。
まあ帰還させても逆に「連れて行ってください!」と頼み込んでくるアグレッシブなお姫様になったし、いざ連れ歩くとむしろ喜んでいるので本人的には問題ないのだろう。帰りを待つお父様や大臣たちには気の毒だが…。
一方で、彼女を連れているとラダトームの町娘がついて来なくなった。
ルビス帰還後(【マーダーゴイル】討伐後)は戦闘中にサポートしてくれるようにもなるという攻略上の利点も生まれた。戦闘中の回復や強化の他、一部の呪文・特技が【超絶技】にパワーアップ可能になる。
【エクソダス】や竜王と戦う時にも大いに助けとなり得る。
当然ラダトーム城に帰還させるとこの恩恵は得られなくなる。
「ラダトームの城門の手前」に行った時点で帰還完了になってしまう(城門に近づかない分には問題ない)ため、あらかじめ【まほうのかぎ】入手直後に【たいようのいし】を回収しておく必要があるほか、【ちいさなメダル】も2枚あるので注意。
さらに城内の宝物庫は【さいごのかぎ】が必要になるため、【レミラーマの巻物】や【まじんのオノ】、【エルフののみぐすり】が回収できなくなる。
まじんのオノは【トロルキング】のドロップでも入手できるが、それ以外は実質ローラ姫同伴と二者択一である。
竜王を倒した後の凱旋中に宝物庫を漁ればこれらに関しては【収集アイテムリスト】を埋めることは可能で、クリア後データでもローラ姫同行状態で【レミラーマ】等も利用できる。
ただしおうじょのくびかざりが2種類存在しており、ひとつは姫を帰還させないと入手できないため、同伴プレイでリストを全て埋めることはできない。
そうでなくても基本的にマップに落ちているアイテムの場所が分かりづらいHD-2D版において、レミラーマ無しで進行するのはかなりのストレスになるのでこちらを選ぶのも間違いとは言い切れない。
一応、情報さえ得ていれば必要ない性質のものなのは同伴派にとっても割り切れる部分とも言えるか。
ストーリーの流れとしてはすぐに帰還させた方が自然なので、意図せず返してしまった場合でも2周目以降のお楽しみ要素と考えて進めてしまっても良いだろう。
小説版
襲われたのが産まれてすぐのお七夜となっており、乳母が抱いて逃げるも、兵士達が追い付いた時、乳母の遺体を残してローラは消えていた。
この時ガライの町の宿屋の夫婦の元へと飛ばされており、子の無い夫婦はセシールと名付け、実の娘として育てた。
時は流れ15歳の時、勇者ロトの血を引く少年アレフ(主人公)がガライの町を訪れ二人は出会う。
短い間に二人はお互い好意を抱くが、竜王を討つためアレフは町を去る。
次にアレフがガライの町を訪れた時、宿は竜王の配下に襲われ、夫婦は殺され、セシールは連れ去られていた。
これら一連の事件は、ロトの血を引く者が王女の愛を得た時、竜王が滅ぼされるという予言を受けてのものであり、攫ったのもセシールが確実にローラ姫だと確認するため、敢えて生きたまま捕らえるためであった。
そのまま沼地の洞窟で監禁されるが、アレフと【ガルチラ】に救出され【聖なるほこら】まで共に旅をする。
監禁されていた間に16歳の誕生日を迎えるのだが、そのときに【ガライ】の幽霊が現れ、自身がローラ姫であるという秘密を聞かされる。
ちなみに誕生日は竜の月の40日で、アレフの誕生日(王の月の王の日)はその7日後、王の月最初の日となっている。
安全なほこらでアレフと別れた後、竜王が討伐されるまで隠れており、その後アレフと共にラダトームへ凱旋し、ゲームと同様旅立っていった。
ちなみに亜麻色の髪のはっとするほど美しい娘と表現されており、リムルダールにてその亜麻色の長い髪を売った代金でアレフに「翡翠でできた鳳凰の彫り物」を贈る場面がある。
椎名咲月による新書版の挿絵では、断髪後のローラ姫の姿を確認できる。
小説版DQ2では、ローレシア暦56年に高齢のため没したとされている。
ゲームブック(双葉社)
クリアする(=ロトのしるしを得る)ために絶対に姫を救出する必要がある。
助けに現れた主人公を一目見て「ハンサムな剣士は昔から強いと決まっている」とのたまう、ノリの軽い女性。
ちなみに挿絵には登場していない。
【リカント】は3枚も挿絵になっているのに…。
エンディングでは「そんな、ひどい!」と叫び、押し掛け妻になる。
ゲームブック(エニックス)
姫の救出戦が上巻のクライマックスとなる。
出番は上巻のエピローグ・下巻のオープニングとフィナーレのみと少ないが、沼地の洞窟からラダトームまでの旅に弱音を吐くことなく、町の人々を励ましたりと人々に慕われているであろう描写はされている。
ファンサービスに富んだこのシリーズにしては珍しく、おうじょのあいも「そんな、ひどい…」も登場しないため、関連作品の中ではやや影が薄めなのは否めない。
DQ2
先述のようにローレシアの国名の由来となった。
また、【ローラの門】も彼女にちなんで名付けられたものである。
【ふっかつのたま】を使う際に聞ける声の主が彼女のものだと【みちくさ冒険ガイド】に明記された。
王子たちのことを「私と、愛しい人の子孫たち」と言っている他、例の無限ループも使いこなしている。
あの世に行ってもまだ夫のことが大好きらしい。
いっぽう夫も「最愛の妻の名を国名に取り入れた」ほどであるし、これほどのおしどり夫婦は滅多にいない。
ちなみに、使用時のメッセージによると「美しい声」だそうだ。
FC版・MSX版のパッケージ裏面によればDQ1の主人公は勇者ロトの生まれ変わりだそうだが、DQ2ではそういった記述はないので彼女もこの時代に転生はしなかったのだろうか。
【シドー】討伐直後に【はかいの かみ シドーは しにました。】と語りかけてくる声の主は、FC版だと特にローラ姫だとする説が有力である。
HD-2D版
プロローグの静止画では、夫であるDQ1勇者の隣にいる髪を編んだ私服姿のローラ姫の後ろ姿を見ることができる。
DQ10オンライン
ドラゴンクエスト誕生30周年記念イベントで【魔法の迷宮】に登場。デザインはSFC版のもの。
【アストルティア】征服を企むりゅうおうの討伐をプレイヤーに依頼して【にじのしずく】を渡す。断った際の「そんな、ひどい…」からの無限ループも健在。
竜王討伐後はお礼としてプレイヤーに竜王のうろこを渡し、元の世界へ戻してくれる。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
DQ1の復活の呪文で冒険を始めた場合、ボーナスアイテムとして「おうじょのあい」が初期所持品に入っていることがある。
また、3DS版とDQ11Sでは【冒険の書の世界】(始まりの祭壇)のラダトーム城で登場し、クエスト【いにしえの呪文】の依頼人となる。
ちなみに【セーニャ】からは「なんてお美しい方なのでしょう!」と絶賛されている。
DQM1
沼地の洞窟を再現した【まちびとのとびら】で同じように待っている。
が、救出しても子供の【テリー】では抱きかかえられず、また大人が助けに来るのを待つという。
外が【毒の沼地】とはいえ、自分の足で歩く気はないのか。
なお、無限ループはここでも健在。
剣神
上記の通りデザインが変わっている。
茶髪のストレートロングヘアーに、ピンク色のドレスに変更された。
全体的に雰囲気が変わり、SFC版に比べると若干年齢が下がった印象を受ける。
復刻版ロト三部作のOPアニメでは主人公は旧来の甲冑姿なのに、彼女はこちらの剣神バージョンになっている。
バトルロードビクトリー
【奥義ダブルインパクト】に登場。
鎧や兜を授ける、虹の橋をかけるなど本編とは違う行動を見せた。
虹の橋をかける際の描写を見る限り、ムーンブルクの王女はローラ姫の才能を受け継いでいるのかもしれない。
あと主人公にキスをする。
ロトの血を引く者(主人公)と同様に、剣神のデザインが採用されている。
また【宿王誕生】にも登場し、主人公に救出されてお姫様抱っこで沼地の洞窟の外に出たところで【ナイン】の呼び込みで【リッカの宿屋】に泊まる事に。
ローラ姫と宿屋という組み合わせに「お楽しみでしたね」という単語が浮かんだあなたは間違っていない。
シアトリズム
プレイヤーキャラクターのひとりとして登場。
初期職業は【プリンセス】。
デザインはSFC版公式イラストのもの。
ついに正式にPCとして昇格した。
性能は大変とんがっており、【運の良さ】が34人中最高、逆に【HP】や【ちから】は34人中最低である。
立ち位置や性能ともどもシアトリズムFFのセーラ姫(FF1より)のような存在。
ついでに原作やスピンアウトにおいて比べてみると…
- 「最初に行く城」
- 「さらわれている」
- 「助けるためにボス戦がある」
- 「助けてくれたお礼にキーアイテムをくれる」
- 「そのアイテムは終盤頃に使う」
- 「スピンアウトでDQ1枠として出てくることが多い」(そもそも出せるのが主人公と姫とヴィランくらいのため)
- 「主人公がスピンアウトで原作とはまた違った格好になる」
…と共通点が多い。
いたストDS
本人は登場しないが、プレイヤーの衣装をピーチ姫やデイジーのものにすると竜王がローラ姫だと一瞬勘違いする。
偶然にも前者は剣神やバトルロードのピンク色の、後者はSFC版などの黄色の衣装なので見間違えるのも無理はないかもしれない。
ビルダーズ1
【終章 ラダトーム編】で登場。デザインはSFC版公式イラストのもの。
闇に包まれた世界に絶望し、自らに【石化】の魔法をかけて長い時を過ごしていた。
舞台設定からして本人なのは確実と思われるが、実は今作ではキャラクター名は「姫」としか記載されず、ローラの名は一切出てこない。
3章で夢に出てくる元勇者の記憶にも彼女と同一の人物が登場している。
隣で【ドラゴン】が倒れているので、DQ1を知っている人が見れば沼地の洞窟の戦いの光景かと推測できるだろう。
数百年もの石化から解き放たれてなお「そんな、ひどい…」の名台詞も健在である。
【ムツヘタ】に導かれて辿り着いた最初の仮拠点に石像となって佇んでおり、【せいすい】を使うことで石化が解ける。
ムツヘタの推測ではあるが、死の大地と化したラダトームにおいて仮拠点にだけ緑の草花が残っていたのは、姫の石像のお陰らしい。
また、彼女が復活すると、ラダトームに来てから途切れがちだったルビスと【主人公(ビルダーズ1)】の交信が回復する。
【希望のはた】使用前に話しかけるとHPを全回復してくれるなど、何か特別な力を持っているのだろうか?
復活当初は絶望で達観したようなふるまいを見せるが、主人公と交流して行く事で希望を持ち始め、「青い空をまた見たい」という願いの形で「勇者でない者」による世界復興を託した。
終章では【ビルダー】の勇気と創造の力に希望を見出す人々と、下準備に過ぎないビルダーに勇者の代わりなど不可能と考える「勇者の居た時代」の人々(と精霊)が一堂に集まる事になるが、勇者伝説を知りつつビルダーを信じ、りゅうおう討伐も叶うと信じる姫は両者の橋渡し的な存在となる。
ストーリーにおける最後のクエスト依頼主であり、主人公はこの依頼を受けて【魔の島】へ乗り込むことになる。
この際に使う【にじのしずく】はその前のクエストで作成済みなのだが、この最後のクエストを受けないと使用できない。
ちなみに【えっちなライト】を部屋に設置すると他の住人同様【あぶないみずぎ】を着るし、【バスタブ】があれば下着姿で風呂にも入る。
トレジャーズ
お宝に【ローラ姫の像】が登場。
星ドラ
常設イベント「ルビスの光に導かれ」のDQ1編にて、剣神のデザインで登場。
ドロップ装備としてコスプレ装備の【ローラヘアー】、【ローラドレス】が入手できる。
DQの日記念イベント「闇を打払う者」ではSFC版のデザインとなっており、こちらを元にした装備が登場。
剣神版と区別するため、ラダトーム王女名義になっている。
ライバルズ
英雄カード「ロトの血を引く者」(DQ1主人公)のカードイラストおよびCGモデルのみ登場している。
デザインはSFC版の黄色ドレス。レベル3に上がる際にはお姫様だっこで登場、バトルロードビクトリーよろしくしっかり主人公にキスもする。
また、「王女の愛」も登場しており、ロトの血を引く者では味方側に、ドラゴン(および立ち塞がるドラゴン)では死亡時敵側に与えられる。
ライバルズエース
勇者専用カードとして実装。CV:茅野愛衣(DQ11sの【メルトア】役など。)
一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」の最初のボスであるドラゴンを倒したとき、初回だけ必ず1枚手に入る。
2/1/2 冒険者
自分のターン開始時、味方リーダーのテンション+2
(通常版初期の能力)0/1/4 冒険者
自分のターン開始時、味方リーダーのテンション+3
このユニットは戦闘ダメージのみ受ける
(プレミアム版最大レベルの能力)
ルビスの加護でテンションを上げてくれる。
ロトの装備品はいずれもテンションを回すことで大きな価値が生まれるデザインなので、それらとの相性は抜群。
ただ、本人は相応にひ弱なのでちゃんと守ってあげよう。
【ネネ】などと同様、戦闘能力はないが冒険者属性を持つ。
限界突破させて育成すればコストが減る上に戦闘ダメージ以外無効化の効果を得るので、うって代わってテンション攻撃や特技ダメージを受け止めるデコイになりえる。
先に進めば進むほど特殊攻撃は凶悪化するのでたっぷり愛を注ぐといい。
2021年2月には、バレンタインイベントの交換品としてイラスト違いのEXカードが実装されている。
イラストはハート型に梱包された包み(「王女の愛」付き)を渡しているもの。
ドラけし!
ローラ姫
2021年12月16日開催のDQ1イベント「旅立ちの勇者とローラ姫」にて登場。
DQ1ピックアップドラポンから排出される。
緑属性の星4で、スキルは回復の「王女の愛」。
イベントマップでは沼地の洞窟におり、王子(勇者)スライムからは「ステイシーさんの方が綺麗」と評される。
VDローラ姫
読みは「バレンタインデーローラひめ」で、2023年のバレンタインにて実装。
いつもとドレスのデザインが違い、ドラけしも右頬にチョコレートがくっついている。
所謂ボックスガチャのバレンタインBOXではアイコンが入手できる。
限定ドラポンから排出される星5の緑属性で、スキルはハート形の範囲を物理攻撃しつつHPを回復する「愛の贈り物」。
回復を兼ねる分、ステータスや威力は控えめで、使用回数も他のヒーラー同様に3回。
攻撃と回復を同時に行える便利なスキルで、強敵相手には攻撃遅延を同時に行える【ハーゴン】の方が便利だが、こちらは育成枠を入れて少々HPが不安という場合にアタッカー枠を減らさず回復役を兼ねられるので周回に便利。
ただし、アタッカーも兼ねさせる場合は3回しか使えないという事には注意。
特に2回攻撃のスキルも併用すると巻き込みで消費してあっという間に使えなくなる。
ローラ姫のファンスレッド
DQ1勇者とローラの壮絶な愛憎劇を繰り広げるスレッド。
ラルス16世、バルタン、竜王などの登場でさらに物語は過熱する。
スレッドは加速し1000を迎えるとき、通常スレは終わりを告げる。
次スレはパート2とかにでもなりそうなものだが、ローラの無限ループでいつまでも終わらないローラ姫ファンスレッド。
ライバルに仕立てあげられた街娘の運命やいかに!ループは全てのモノを巻き込み拡大していく……。
……というスレだったのだが、現在存続は確認されていない。