DQ11
【デルカダールの丘】にある【教会】。
英語版では教会そのものに名前は無く、"Heliodorian Foothills - Church"(デルカダールの丘・教会)という表記である。
全機種とも【ルーラ】に登録される場所のひとつで、【デルカダール城下町・下層】が登録されない3DS版ではここが下層の最寄り地点となる。
【デルカダール城】から脱獄し、滝から川へ飛び込んだ【主人公(DQ11)】と【カミュ】はこの教会のシスターに助けられる。
高所にある閉ざされた環境からの脱出→流れ着いた先が教会→晴れて自由の身に
という流れはDQ5の【工事中の神殿】から逃げ出し、流れ着いた【修道院】で奴隷から解放される一連のイベントと似ている。
ここのBGMも【聖(ひじり)】が流れるため、上記のイベントを思い出す人もいたことだろう。
デルカダール城下町に近いため、すでに二人が脱獄したことはシスターにも伝わっている。
しかし、顔や名前等は広まってないのか、気付かれることはないため安心しよう。
教会の外に出ると、カミュが正式に仲間になる。更にこの時点から【旅立ちのほこら】まで主人公は【たびびとのフード】を巻き(【アクセサリー】には装備されない)、デルカダール城下町では共にイベント以外では常時フードを被った状態になる。
また、教会の外にはクエスト【共闘のススメ】を受注できる戦士がいる。ここから【れんけい】もできるようになるため、練習がてらに受注してみると良い。
当然冒険の書の記録等できる他、ベッドを調べればタダで休むことができる。
また3DS版ではここの教会から、2Dモードと3Dモードの切替ができるようになる。
2Dモードでは教会の裏手に【ヨッチ族】が出現するほか、【レッドベリー】が実る木もこのマップにある。
世界に異変が起きた後
【命の大樹】落下の余波により、教会はボロボロに崩れてしまっている。
少女がこの教会にたどり着くが、教会内の椅子という椅子に力尽きた人々の遺体がくずおれるようにして転がっている様が雷光に照らし出され、ショックのあまり倒れこんでしまう。そしてその惨状に泣いて助けを求めるところを一人の男に助けられ、気を失ったまま連れ去られていく。
主人公は【魚】の姿で保護されている時に【セレン】によってこの場面を映像として見せられるが、魚の姿である上に目の前の光景が過去の映像ゆえに、苦しむ人々を目の前にしてどうすることもできないという、なんとももどかしくせつない思いを噛み締めることになる。
世界崩壊のプロセスこそ具体的に描写されないものの、テキストと映像双方を合わせて、崩壊後の世界の絶望感を嫌というほど味合わせてくれるイベントである。
人間に戻った主人公は、デルカダール奪還の為、グレイグとともに【最後の砦】を出た後、ここに立ち寄る。
シスターはいなくなっているが、冒険の書が置いてあるので記録することは可能。
ベッドの利用も引き続き可能。
教会内に転がっていた死体の数々は、既に片付けられたためか無くなっている。
また、クエストを受注できる戦士もいなくなっているが、カミュを再加入させれば戻ってくる。