【人種】/彷徨いの民

Last-modified: 2023-10-14 (土) 12:49:49

アルファベット字表記:Sy-An
読み:サイアン
区分:肌人
発案者:tocoma110
Tag: 人種 肌人 彷徨いの民 同盟種 発案:tocoma110


概要

濃い色の肌にクァッルの様に模様のある頭髪と、猿のように動く尾を持つ肌人
肌人の中でも屈指の身体能力を有するのみならず、先天的な精華特性を備えていることから、発揮出来る身体能力の上限値が極めて高いことで有名。
そして名前の通り定住することなく大陸中を彷徨う傾向が強いこともあり、種族の大半が旅商人や秘境開拓者遊撃型退獣士冒険者などの職業についているという点も特徴。


自由を愛し、気儘で感覚派が多い。

 

分布

大陸各地。
前述の通り流浪の存在であるため、定住することは極稀。だが、比較的温暖な気候を好むため大陸南方(主に楪州爬州亜州)で見かけることが多いとされる。

 

形態

開拓の民にクァッル類あるいは猿のような尻尾が生えているような姿を持つ。
体格・身長なども概ね彼らに近しく、特徴を隠してしまえば見分けがつきにくい。

  • やや肌の色が濃いめでこそあるが、それ以外の点ではほとんど同一と言っていい。
    精々、毛深くなりやすく筋肉質で太りにくい体質という程度。締まった体つきのものが多い。

尻尾はかなりの強度を持ち、何と自重を支えることも可能。
第3の腕と言っても過言でないほど器用に動き、握力を備えることから、彼らの生活には欠かせないものとなっている。


と同時に、頭髪・体毛の色味は非常に特徴的。
クァッル類のように模様が浮かぶことから、尻尾を隠しても頭髪を見るだけで判別が可能。

  • 基本は薄い経路で、模様部分が濃い色で出ることがほとんど。
    模様も縞模様から斑点模様、果てはグラデーション変化に天然メッシュなど多種多様。その独自性に憧れる多人種も現れるほどである。

 

生態

非常に高い運動特性を持っている。
その出力たるや藍藻の民戰の民と並べて語られ、後述の特性と合わせることで鬼腕の民を超える膂力すら発揮出来るなど、肌人としては最高位に立つスペックを誇る。
その特性を抜いてなお、家屋2回まで飛び上がれるほどの能力を備えており、バランス感覚なども非常に優秀。森弓の民に匹敵するバランス感覚や瞬発力は、流浪の生活を行なうために発展したと考えられている。

  • 感覚も特化種族ほどではないが鋭く、総合的な直観性は極めて高い。

そして最大の特徴となる精華適性。
これは鬼相の民殻纏いの民などに匹敵するほどのもので、一般的な肌人の倍以上の精素耐性となっている。
これによって通常では維持しづらい時間・強化率の精華術を実現し、素のスペックを超えた能力を発揮させる。
単純な精素耐性の高さともイコールであるが、こと生体干渉精素に強く偏っているため、魔剣術などのような純粋な高濃度精素汚染への耐性はやや高い程度に納まっている。これらは精素の比較的濃い自然環境で生き残るための真価・適応であると考えられる。
 
また、感情の高ぶりで軽度の精華状態を引き起こせる。
これは修行によって抑制することも、意図的に発言することも可能であり、これが他の種族ではあり得ない本種族最大の武器となっている。
発現した際は頭髪を筆頭に全身の体毛が発光するため、一目でわかる。


基本的には昼行性かつ、雑食性。
こと食事に関しては極めて旺盛であり、食べられるものであれば概ね食する。
それは同時に新陳代謝の激しさにも由来し、前述の精素耐性の高さとも関連してくる。そのため一定の持続力などは持ちつつも、消耗の激しい面も否めず良くも悪くも燃費が悪くなりがち。

 

文化

基本的に独立独歩の精神が強く、集団への帰属意識が薄い。
家族単位~組欄程度までの集団が限界で、それ以上となると忌避感を示す傾向が強い。
加えて、家族に関しても早めの独立を促す傾向が強く、多人種と比べて若年層から一人で行動させる。そうした事情から、多くの種族の中でも極めて若い世代の単独行動が目立つ。それこそ、10代前半で独り立ちし冒険者として活動するものが珍しくないほどである。


集団としての規範よりも個々の理念・感性を重視する傾向が非常に強い。
そのため、自分が納得出来るか否かで判断する者が極めて多く、良くも悪くも既存の社会性に対しての意識が薄い。

名前について

非常に珍しいことに、氏族名・集落名・苗字などを一切引き継がない
そのため、『個人名』だけで個々を判断する。他種族に対しても概ね同じように振る舞う。

 

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