キャラクター/【ナルシェ長老】

Last-modified: 2022-03-06 (日) 09:35:11

FF6

都市国家ナルシェの長老。
世界崩壊後、どうなったのかは不明(自宅の鍵は開いたまま)。

  • 崩壊前にジュンバナンと一緒にベクタに行っていたのでガストラ皇帝の罠にはめられて殺されたのかもしれない。
  • 崩壊前の幻獣に攻撃されたベクタには実際は来ていないので生きている可能性も一応ある。(来ていたのはジュン、バナン、リターナー構成員とガード数人)

ゲーム冒頭でティナ達に攻め込まれたというのに、「中立を決め込んでいればいい」とほざく、ダメな人。

  • 開き直り煽って焚きつけるバナンもバナンだが……。どっちもどっちってやつだな。
    • リターナーに与する方が更に被害が深刻になる可能性も大いにある(というか普通に考えればその確率の方が高い)以上、「どうせ血を流すならリターナーに協力しろ」というバナンの論法も単なる詭弁であるといえる。
  • 攻め込まれたことより、それを武力で追い返した事実が重要。
    ウェッジとビッグスはナルシェに攻め入って消滅した。「ティナが幻獣と反応して消滅した」のは誰も知らないので、真実が確認できない以上はナルシェのガードに殺された事になったはずである。
    交戦があり双方に死者もあり、本来は帝国と敵対する前提で思考しなければいけない段階に入っている。
    にもかかわらず「中立を決め込んでいれば帝国とてそんなムチャな事は…」である。ケフカが魔導アーマー隊を率いてナルシェに向かって行軍している、まさにその時に。
    このお花畑ぶりでは、崩壊後の厳しい世界に姿が見えないのも無理はあるまい。
  • 実際に帝国の兵士も「ナルシェは中立なので住民に手を出すのは(ダメでしょ)」といった発言をしているので、「中立地帯であまりに無茶な事はしないだろ」という見通しがそれほど的外れだった訳ではない。
    仮に侵攻してきたのがレオ辺りであれば、抵抗者と幻獣以外に手を出す事はないであろうと想像できる。
    ケフカという常識外れのキ〇ガイが横行してしまっていることを知らなかったのが不幸である。
    • 中立であるのは明確なメリットで、戦争おっぱじめるより遥かに賢い選択。ただ中立でいるための努力が少なくとも作中であまり見られなかったことは残念。中立が見逃されるのは「敵対しないなら無理に攻め込まなくてもいいだろう。攻め込めばこちらも被害が出るし…」という理由からであって、例えば有用な資源などがあって攻め込むことにメリットが生まれれば容赦無く攻め込まれてしまうので。中立を決め込んでいればいい、とただ意思表示しているだけでは弱い。

バナンからガストラ帝国によって魔大戦の再現が為されようとしていると聞かされると、「人間はもっと知恵のある生き物じゃなかったのか…」と嘆く。
上記のように頑ななまでに中立を貫こうとしたあたりからも、どんな理由があろうとも「争い」という行為そのものが許されるものではない、と倦厭している非戦主義者であることが窺える。
しかし哀しいかな、過酷なFF6世界では『戦わなければ生き残れない』のである……。

  • しかし結果論から言えば、戦ったリターナーと帝国の面々が多く死に、被支配領の住民やゾゾ等の我関せず状態だったところが多く生き残ることになっている。
    氷漬けの幻獣のために戦いに巻き込まれてしまったが、そうでない場合は完全に長老の考え方の方が正解で、バナンという疫病神に焚きつけられてリターナーに首をつっこまなければもっと多くのナルシェ住民が死なずに済んだであろう。
    • 逆に言えば、氷漬けの幻獣が発掘された時点でナルシェが無事に済む未来は無くなったということでもある。
      戦うことを受け入れようが拒否しようが、バナンがいようがいまいが、帝国にガストラとケフカがいるせいで結局運命は変わらなかった。合掌。
      • 氷漬けの幻獣を素直に帝国に渡してしまえばよかったような気もする。あるいは、自分らには手に負えないから持っていってくれないか?と依頼していれば…
  • というか、冒頭でウェッジ達と戦った瞬間に「非戦主義」やら「中立」やらは終了している。
    • ビッグス・ウェッジに国元に残した親や家族でもいれば、「ナルシェに報復を」と叫ぶのは当然の心理。
      防衛とは言え人ひとりに銃を向けて引き金を引くとは、自国に来た者が帰らぬ人となるとは本来そういうことである。
      普通の中立国家なら、この時点で「攻撃を仕掛けてきた帝国に非がある」と称して準戦闘状態に入る。
    • 「非戦」についてはともかく、「中立」については(その時点では)まだ崩れてはいない。
      中立国家とは、戦争状態にある国家間のどちらにも味方しないこと。
      つまり、どちらかから殴られたならどちらであっても殴り返すことでもある。
      この場合ナルシェは帝国から侵攻を受けたのを追い返しただけで、明確にリターナー側に味方したわけではないのでまだ中立状態である。