FF6
FF6に登場するスラム街。が、入り組んでいて通常の取引店舗もない上、モンスターのエンカウントも発生するので、ダンジョンと言ってもいい。
常に雨が降っており、BGMも外観も荒んでいる。
一番高い建物の最上階に、帝国から逃げ出したラムウが仲間たちの魔石とともに身を隠しており、暴走したティナもそこに匿われている。
住民はいるが、襲い掛かってくるわけでも店を経営するわけでもなく、ただ集団で町中を徘徊している。
最大の特徴は、一人を除き、住民が全員「嘘つき」であるという点。
その「嘘つき」ぶりは徹底しており、言ってることを消去法で消していき、残ったのが真実という具合。ここまでくると、街ぐるみのレクリエーションじゃないかと思うほどである。
ボスはダダルマー。
また、ここにはエドガーの機械の一つである「回転のこぎり」が入った宝箱が存在しており、
時計の針を6時10分50秒に合わせると、宝箱がある部屋が開く。
発売当時、攻略誌等で謎が明らかにされ、この数字が広まった時期が存在した。
- 確かに住人のほぼ全員が全くかぶらない「ウソ」をついている事を考えると正直街ぐるみ
でもなきゃ無理だろうと思わないでもない。だとすると意外と律儀な連中だなぁ。- 論理パズルによくある「嘘つき村の村人」タイプだと一人は「正直村の村人」が混じっているので混乱しやすいが、全員嘘をつくならば全て裏返しに考えた方が正解に辿り着くわけだ。
身分の高い者、経済的に裕福な者しか住めないジドールからあぶれた人々が暮らす町。
ビルの間を跳躍して移動するという過激な行為がよく行われているようだ。
住民はウソつきばかりであるが建物の耐震強度は信頼性抜群で、マグニチュード8クラスの地震が頻発してもビクともしない。
- 「ここはセーフティだぜ!」ある意味その通り。
- それどころか世界崩壊にも耐えぬくほどだから、その安定感は半端ない。
崩壊後に出現する二つの塔を除いては、階層の多い縦長の建物が存在しないこの世界で、
高層ビルの立ち並ぶこの町はある意味「異質」である。
- ジドールに暮らせなくなった人間達の街なのに、景観を見てるとそのジドールより裕福な都会に見える。
- そもそもこれらの建築物は、というよりこの街はいつどのように誕生したのだろうか。
- 九龍城みたいに建て増しを繰り返したのかもしれない。
- FF6の世界では「鉄骨でできた無機質な高層ビルなど人が住む場所じゃない」の様な価値観なのかも。
- 退廃的ながらどこか陽気な雰囲気は、ある意味では次回作のスラム街の先駆けとも言える。
- ジドールの富裕層向けのリゾート地にする予定で高層マンションが建てられたのが何らかの理由で開発が中止されて放置された(FF6発売当時の日本はバブルが崩壊したばかりで、全国にそのような場所があった)所に貧困層が集まったとか。
ここはデンジャーだ! 気をつけな……隣のビルに飛びうつろうなんて馬鹿な考えはよしな。
『ここはデンジャーだぜ』って教えてくれるゾゾの男知ってるかい? あの町でただ1人の正直な奴だ。あいつなら、何かと助けになってくれるかもね。
この町の「正直者」は崩壊前は嘘つきかのように思えるが、崩壊後はサポートしているあたり、
崩壊前の発言は主人公一行を心配して言ったことのように思える。
「ここはデンジャーだ!気をつけな。」
確かにこの町はデンジャーだ。敵も出るし。「嘘つき」だらけだし。
「隣のビルに飛びうつろうなんて馬鹿な考えはよしな」
気持ちはありがたいが、隣のビルに跳び移らないとゲームが進まないんです…。
- この「正直者」からサビトレールを買えば、パブの扉から裏の山に入れる。
- そもそも彼は最初から嘘などついていない。
「隣のビルに跳び移れない」ではなく「跳び移るなんて止めとけ」と言っているので。
嘘をつくなら最初の台詞も「ここはセーフだぜ」等となるはずである。- メタな方向から推測するならば、この街は隣のビルへ飛び移らないと先に進めない事を街に不慣れな来訪者へのアドバイスの形式で、プレイヤーに教えているのかと。
何かと住民の台詞を勘繰る必要があるデンジャーなこの街では、ストレートな情報提供よりも警告の方がかえって受け入れやすいであろうし。
- メタな方向から推測するならば、この街は隣のビルへ飛び移らないと先に進めない事を街に不慣れな来訪者へのアドバイスの形式で、プレイヤーに教えているのかと。
- ゾゾの町にいながら嘘をつかない理由は不明。旅人や観光客の類には見えないが…。
- そんなイレギュラーの存在もまたゾゾという町の一部なんだろう。
というかその論法だとラムウも嘘をつかなければならないことになる。
- そんなイレギュラーの存在もまたゾゾという町の一部なんだろう。
- インパクトもある有名な台詞だが、よく間違えられている。正しくは「ここはデンジャーだ!」で、「ぜ」は入らない。なお、崩壊後のマランダでの情報でも『「ここはデンジャーだぜ」って教えてくれるゾゾの男』と間違えられている。
治安が非常に悪く、喧嘩・暴行・窃盗・殺人が日常的に起こっているらしい。
エンカウントするのはこれらの「犯罪を起こしている奴等」。
- ヴァイスやベールダンス、ダダルマーはいかにもチンピラって感じではあるが、
ヒルギガースみたいな巨人までもがチンピラになっているのは奇妙に思える。- ファイナルファイトのアンドレを彷彿とさせるな
- 実際、赤い服の女性の死体が雨ざらしで放置されていたりする。
- これが本当に死体かどうかは不明。詳しくは下記。
- 殺人が日常茶飯事という割には住人たちに警戒心はあまり見られず、住人の顔触れが変化することもない。
実際のところは治安が悪いという噂だけが独り歩きして尾鰭がついただけなんじゃなかろうか。
ゾゾに出現するモンスターは、治安が悪いゾゾで犯罪を犯している人達らしいが、
強力な魔導由来の力を普通に使いこなすあたり、案外、帝国と関わりがあるのだろうか。
もしくはダダルマー同様モンスターになったとか。
(設定資料曰くダダルマーは元は人間だが、格闘技を極めたあまり、モンスターに生まれ変わったとのこと)
- 戸愚呂弟を彷彿とさせる
- 瓦礫の塔で戦う帝国の兵器「ガーディアン」にダダルマーのプログラムがある辺り、
案外、帝国との関わりがある可能性があるのかもしれない。 - 帝国の魔導実験で精神壊れちゃった人が移住したとか脳内補完してたな。ベールダンスあたりは地肌が紫なのでラムウ同様人外の類が化けているのかも(タイツかも知れないが)。
- 移住したというよりは、戸籍管理とかもしてなさそうなこの街の住民を適当にさらってきて、
魔導注入の人体実験に使って、あとはポイなのかも知れない。
- 移住したというよりは、戸籍管理とかもしてなさそうなこの街の住民を適当にさらってきて、
町の中に人も倒れている。
- 話しかけてもしゃべらない。死体であろう。
だがBGMがコミカルなせいで雰囲気は悪くない。 - 死体ではないかも。一体だけ話しかけると「この街の奴は皆正直者さ」と言うし。
- 路上生活者では?
- 生きていることに嘘をついているとか。
- 倒れた商人のドット絵はわかりやすいけど、倒れた女性のドット絵は一見何かの袋のように見えてわかりにくい。話しかけても反応なし。
- 嘘つきたちの町なので、この女性も死んだフリをしているだけなのかも知れない。
あるいはそもそも死体ではなく、誰かがイタズラで死体っぽく見せかけた人形を置いてるとか。
- 嘘つきたちの町なので、この女性も死んだフリをしているだけなのかも知れない。
- 崩壊後も全くそのままなので死体ではなく、単に路上生活者がいつも同じ場所で寝ているとかなのかもしれない。それともまさか、実は当時は陸続きだった北の田舎村にいる不審人物の実験の産物だった、とかではあるまいな。
魔石入手後、入り口付近に魔列車の幽霊風のキャラと盗賊風の男が現れる。
後者は「ゾゾ街!?知らね~よ!」なんて今更言ってる。
この男、登場のタイミングが悪すぎると思ったのは自分だけか。
- 登場するタイミング、言い換えれば存在そのものが嘘を吐いていると考えられなくも無い
- 彼はRPGにはお馴染みの「ここは○○の町です」担当者なのではないだろうか。
本来は町に入って一番「最初」に出会うべき人物なわけだが、ここは全てがあべこべになる嘘吐きたちの住処。
町でやること全部終わらせてさぁ出ようという「最後」に出会うキャラになったわけである。
世界が崩壊した後もパッと見、被害らしい被害はない。
住民達もそれまでとそう変わらず割とマイペース。
- マイペースにしたって崩壊前後で全く変わっていないのは不自然極まりない。
- 世界崩壊前から世紀末な状況下を生きてる住人にとっちゃ世界崩壊なんてのは世界地図が変わったぐらいの認識でしかないんだろう
- 世紀末な状況下を生きてる人にとっては、今日のことで精一杯なので、世界地図に関心なんて無いんじゃないかと思う。すると、崩壊前後で状況が変わらないのは、むしろ自然なことなのかもしれない。
ゾゾの町、すなわちZOZOTOWN…
え? あれは別物だって?
- 一時期2chのFF6本スレでもちょっとした話題になった。
- 2018年、ついにこんなコラボが…
この町自体には子供は存在しないが、ジドールで「ゾゾのガキがカモを探してうろついている」という話を聞ける。
他所の町でスリでもしながら生計を立てているのだろう。
- アウザーの日記によれば、この街から画家が来たらしいが…まあ「画家だ」と嘘をつく奴だったんだろう。
オペラ(SFC版限定)・サウスフィガロ地下と並び、崩壊前と後で出てくる敵に変化が無い数少ない場所である。
- 魔法修得値の稼ぎ場所でもあり、大抵の敵が2ポイント、ヴァイスが単体で出てくると3ポイントもらえる。
- 魔石ボーナスを活用する上で、レベルを微調整するには持って来いの場所である。SFCのマッシュのMP(レベル12までにジハードを1回使用)など。
低レベル攻略時はかなり危険な場所である。
特にガブルデガック以外のモンスターは、ずつきしてきたり地震を起こしたりミスリルナイフを投げてきたりラ系魔法をかけてきたりとやりたい放題なので、常に一撃死or全滅のリスクが付きまとう。
ついでになけなしの金も盗まれる(倒せないので取り返せない)。あまり長居したくないが、ここの敵からは役に立つ装備品やアクセサリを盗めるので悩ましい…。セーブは忘れずに。
FFRK
FF6のダンジョンとして登場する地名。ボスはダダルマー。
ノーマルダンジョンの開放条件は幻獣の谷のクリア。
ここのヒストリークリアでオペラ劇場が開放される。