セリフ/【あなたにはこの神話の真実が見えるだろうか】

Last-modified: 2011-02-15 (火) 19:00:27

FF12

神話学者シェカバが「神話のパズル」冒頭に記した文。
冒頭全文は以下の通り。

神話や昔話の類は、語り継がれるうちに世情や宗教的な理由により、その大部分はオリジナルから大きく外れているといってよいだろう。
しかし、逆にそれを注意深く読み解くことで真実に一歩でも近づくことができるはずだ。
ここに紹介するのは、イヴァリース創造に関する神話の一辺だ。
創造神話は星の数ほど存在するが、復讐劇から始まる物語は極めて珍しい。
あなたにはこの神話の真実が見えるだろうか。
 
(「神話のパズル」全文はこちら

ここで重要なのは、伝承や古文書の読み解きかたのヒントを示しているところ。
語り継がれるうちに事実が歪められるということは、語り継がれる前は歪みが小さい。
つまり年代の古い情報のほうがより正確であることを示している。
普通に考えれば当然の話だが、数千年の歴史があるイヴァリースでは重要なヒントだ。
例えば「風化した碑文」と「ドラゴンの力くらべ」は、どちらも竜の首に円月輪をかける話。
しかしその経緯や神と竜の強弱関係は「風化した碑文」のほうがより正確な情報だと推察できる。


世情や宗教が歪みの原因だという部分も重要。
神話にはファバルの神々やダナンの神々と多くの神がいるが、この神々はFF12やFFTには形跡すらない。
2000年の歴史をもつ"多神教"のキルティア教の影響で生まれた架空の神という説も考えられる。
確かなことは分からないが、「多くの神々がいたんだなぁ」と鵜呑みにはできない。