設定/【キルティア教】

Last-modified: 2020-07-16 (木) 12:30:31

FF12

今から2000年ほど前に予言者キルティアによって始められた宗教。
オーダリア各地の民俗宗教を二元論て体系化している。
光の神・善神ファーラムを主神とする多神教で多くの神が存在する。
開祖キルティアは布教の旅を続けた後にブルオミシェイスへ身をよせ、教えを広めていく。
それはキルティアの死後も失われることなく、イヴァリース全土へ浸透する。
各方面に多大な影響力を持つキルティア教会だが、政治へ介入することはない。
一時は政治的権力を持ったキルティア教会だったが、弾圧を恐れてこれを放棄。
以後、司祭以上の役を持つ者の政治介入を禁じ、
また各地の為政者とは互いの領地への不可侵協定を結んでブルオミシェイスの独立を保っている。
これより数十年後、聖女アジョラがファーラムを唯一神とする新しい宗教を興し、勢力は衰退していく。
 

ハントカタログNo.178 『賢者の知識』No.7より

FF12の世界で信仰されている宗教。
光の神・善神ファーラムを主神とする多神教で、多くの神が存在する。
古来イヴァリースには平和と自由を象徴する女神への信仰が多数存在していたが、
2000年ほど前に予言者キルティアはその女神を光の神ファーラムと規定、
オーダリア各地の民族宗教を二元論で体系化しキルティア教が成立した。
開祖キルティアは布教の旅を続けた後にブルオミシェイスへ身をよせ、教えを広めていく。
後世に信者達が神殿を築き上げており、ガルテア連邦時代に書かれた歴史書には既に神都の記述がある。
教えはキルティアの死後も失われることなく、イヴァリース全土へ浸透。
一部イヴァリース地域外であるユトランドにも広まっている。
キルティア教徒は自身をキルティアスと呼び、教会の最高権威は大僧正。
往古の知識に精通したン・モゥ族達が長老としてキルティア教徒を導いているという特徴もある。

  • FFTAには古代キルティア時代という言葉が登場し、またイヴァリース系列作品であるベイグラントストーリーにはキルティア神殿という場所が存在する。
    時代は違えど同じイヴァリースでの物語であるこれらの作品同士のつながりを感じさせる。

救いを求める戦争難民を受け入れて、精力的に援助活動を行っている。
難民達は極寒のパラミナ大峡谷を越えなければならず、魔物に襲われることもある。
難民を守るためにキルティア教徒がパラミナに出向いていて、一部の難民も手伝いしている。

  • 近年は戦争が拡大してイヴァリース中から大量に難民が押し寄せており、食料が不足しつつある。
  • スクウェア系の宗教組織は欺瞞や汚穢など悪として描かれやすいが、
    キルティア教は完全に善の立場で描かれている稀有な例。
    下記のような帝国の非道やヴェインの背負う義務を際立たせる狙いか。
    • これを機に宗教特有の暗黒面が生まれ出たと考えると感慨深い。
    • ハントカタログによると一時は政治的権力を持っていたが弾圧を恐れてこれを放棄している。
      その時の教訓が今も生きているのかもしれない。
  • それもあるけど既存の構造対立に「教会の腐敗」みたいな要素まで足してしまったら
    もう収拾がつかなくなっちゃうんじゃないかと言う気もする。
    • むしろ悪の組織として帝国と結託する展開のほうが、帝国とひと括りで考えられる。
      ややこしい原因は、勢力を括らない(それどころか分派闘争している)ため。
      「『解放軍』と『帝国』の戦争に『ロザリア』が乗じて大戦が勃発するのを防ぐため、
      『大僧正』に働きかけてダルマスカ王国を復活し『アーシェ』が友好を呼びかける」
      と、この話だけで5つの勢力が絡み、『ラーサー』と『アルシド』という一勢力の別派閥も絡む。
      善が悪を成敗するといった単純明快さがFF12には欠けている。
    • 第三者的立場として一行に助言を授ける存在であるキルティア教を帝国と一括りにしてはそれこそ本末転倒だろう。
      単純に上記の宗教組織と違い本筋から一歩距離を置いた存在なのでそこまで描写する必要がないのでは。

天陽の繭の封印を解くカギとなる覇王の剣を求めベルガが神都を襲撃、大僧正アナスタシスが殺害される。
これを契機にキルティア教は没落していき、数十年後にアジョラによる新興宗教が台頭する。

FFT

キルティア教自体は出てこないが、「ファーラム」は祈りの言葉として先出していた。


FFTの舞台となる地域には当時ファラ教が勢力を築いていた。


FF12のしばらく後で新興宗教(FFT時代は新興ではないが)に駆逐された。