FF13
物語開始前13日間の9日目に、セラがヴァニラに言ったセリフ。
ファングを探してボーダムにたどり着いたが、怪我を負っていたヴァニラ。セラは彼女を手当てし共にボーダムの夕焼けを眺める。
謝りたい人がいて、夢でうなされる程悩んでいると告白したヴァニラにセラはこう告げる。
- セラ
- 現実がつらいなら、逃げてもいいんだよ
離れて振り返ってみると、案外簡単に乗り越えられたりして-- ヴァニラ
- 希望的観測?
- セラ
- ……実体験かな
この実体験とは当然スノウがルシとなったセラを理解しようとし、結婚してまでも支えると言ってくれた事である。
そのことで、一人で背負いこもうとして残された人を泣かすのは優しさではない、一緒に乗り越える事がその人を
本当に大切にすることだ、と気づいたセラはその事をヴァニラに伝える。
しかし、ファングに嘘をついた事、セラやドッジを自分たちのせいでルシにしてしまった事、コクーンを壊す使命と
あまりに大きな事を一人で抱え込んでいたヴァニラはセラの言葉の真意を理解できず、
逃げてもいい=使命を放棄してもいいと曲解し下界へ移住させるという聖府の宣伝に釣られ数日後パージ列車に
乗り込むことになる。
その事がさらなる悲劇-ライトニングらをもルシにしてしまう-を招く事になるとは、ヴァニラは知る由もなかった。
だがその時に得た仲間がヴァニラとファングの使命ともども支えてくれる事になったのは女神の計らいだったのだろうか。
先のやり取りの後、ヴァニラはセラにルシにしてしまった事を謝ろうとする。が、セラもその謝罪の真意を知ることはなかった。
いたスト30th
ライトニングが大差で最下位の時に口にする。
セラが 言っていたな。 現実が 辛いなら 逃げてもいいと……。