FF12
力を使い果たした暁の断片に落胆するアーシェに言った、ガリフ族の最長老ウバル=カのセリフ。
全文は以下の通り。
力の失せた、うつろなる石──。飢えておるな。
空しさを満たそうと、あらゆる力を求めておる。
人の力、魔の力──良き力、悪しき力。
破魔石を求める者は、破魔石に求められる者でもある。
神々から剣を授かったガリフ族の祖先が、大灯台で切り出した破魔石を扱えなかった理由になっている。
ガリフ族は質素な暮らしを信条とする種族で、力を望まないため破魔石を扱えなかった。
また破魔石が力を望む者に反応するという性質を述べていて、ラスラの影が見えたヴァンとアーシェの二人が力を欲していることを暗示している。
さらにラスラの影が映らないことでヴァンの心境が変わったこと、ラスラの影を切り払ったことでアーシェが力を捨てたことを示している。
- ヴァンが見えていたのはレックス。ゲームの視点はアーシェなので分かりにくいけど。
どことなく善悪の彼岸の一節を思い起こさせる台詞である。
- 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ