セリフ/【納得しないで 却下です】

Last-modified: 2020-09-06 (日) 12:16:05

FF10-2

ラスボス「ヴェグナガン」と戦う前に、ヌージとの会話でのユウナの台詞。
シューインが乗り移ったバラライを直接撃ち、
分離してヌージに乗り移ったところで、体内の仕掛けを発動させ、
自分ごとシューインを始末するという作戦をヌージが語る。
三人はもちろん反対するが、言い負かされてしまう。
誰もが黙り込んだ中、ユウナが声をあげる。
納得しないで 却下です ヌージさんの作戦は却下です」
ユウナは“仲間だった召喚獣たちを倒した”辛い現実を語りだす。
 
10-2では珍しいシリアスシーンで、
“やってきたことを「仕方ない」という言葉で誤魔化して、おまじないのように繰り返す”、
“いるはずの人達、一緒に喜びたかった人達がいない”という内容は、
ユウナが体験してきた事の重さを理解しているプレイヤー達にとっては、凄く心にくるシーンである。
 
でも、この後ルブランギップルが来たところで
雰囲気は一気に10-2クオリティに逆戻り。

  • 10-2らしくていいじゃない。
    落として浮かす。これもまた一興。

ヌージさんの作戦は却下です。だって2年前の私達と変わらないから
あの時私達は一緒に戦ってきた召喚獣たちを自分の手で倒した。
そうするしかなかったから。スピラを救う方法はそれしかないって思ったから
……大事な仲間が目の前で消えていく……どんな気分か分かる?
こうするしかなかった、どうにもならなかった
納得して、我慢して、覚悟して、受け入れるって決めていた
逃げたり、目を背けたりとか絶対しないって思ってた
だけど……熱くなって……苦しくて……(祈り子の声:ごめん)
みんなは誉めてくれたんだ。頑張った、すごい、よくやったって
そう、数え切れないほどの笑顔。私もつられて笑顔になる。
でも、振り返ると……いるはずの人達がいない……
一緒に喜びたかった人がいないの……(ジェクト:仕方ねぇって)
……うん、仕方ない。どんな事も仕方がない……
おまじないみたいに 何度も何度も繰り返すんだ
だけど……ぜんぜん効かないんだよ?
唱えても唱えても……後悔だけ(ジェクト:ユウナちゃん……すまねぇ)
もう……そんなのは嫌……

このセリフの後、ユウナが悲しげに笑いながら
「誰かが死ぬとか、いなくなるとか最初から決まってる戦いは嫌なんだ」
と静かにこの2年間背負ってきた思いを吐き出す。