モンスター/【ヴェグナガン】

Last-modified: 2024-04-05 (金) 13:31:40

FF10-2

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約1000年前の機械戦争最中に、当時機械都市だったベベルが開発した対ザナルカンド用機械兵器。
敵意あるものを識別し、自動的に防衛反応をとるシステムを持つが、
このシステムに欠陥があり、敵味方無差別に破壊し尽くしてしまう失敗作だった。
この欠陥の故に実戦投入されず、また始末もままならないために、ずっとベベルの地下深くに封印された。
機械戦争末期にシューインが起動を画策するも、彼の恋人レンとともに射殺されて事なきを得たが、この件がきっかけで、1000年後のスピラが危機に見舞われるとは誰も思っていなかっただろう。


エボンの教え成立後は最高機密となり、極秘裏に管理され、存在を知るのは老師クラスに限られた。
後にキノックが目をつけたことが、シューインの暗躍によるアカギ隊の悲劇を招き、
新エボン党青年同盟マキナ派の成立や情勢の緊迫化に繋がった。
シューインの手によって起動され、ラストで戦うこととなる。


ラテン語でつけられた攻撃手段を数多く持ち
腹部の大砲から発射されるビームは一撃でスピラ(FF10の世界)を滅亡させる威力をもつ。
(もっとも使用するのはパーティ全滅時か時間切れの時のみだけど)

  • コクピットに鍵盤型のコンソールがあり、ピアノをひけない人間には扱うことができない。
  • ラテン語の技はネガティブな印象を与える言葉が選ばれており、本来の意味やニュアンスを捨てて付けられているものもある。

腹部の大砲から発射されるビームはムービーだけを見ても、一瞬でナギ平原を壊滅させており、
その壮絶さは『シン』のミヘン・セッションやテラグラビトンのムービーをも上回る。
純粋な破壊力においては『シン』の比ではなかったのかもしれない。

  • 欠陥が無かったとしたらシンの悲劇がない代わりにスピラはどうなったのだろうか。
    • 機械戦争におけるザナルカンドの塵滅。ヴェグナガンの超絶圧倒暴力によるスピラの完全支配。
      その後は支配者の人格と政治信条によるけど、苛政か善政か。
      ヴェグナガンを制した者が世界を制する訳だから、テロが日常的に横行する地獄か、ヴェグナガンへの恐怖に管理された楽園(デストピア)か、だな。
    • 『シン』による1000年に亘る幾万の犠牲を想えば、こちらのほうがマシとも思えるが、
      その後永遠に管理社会が続くと考えればまた別の価値観が生まれるだらう。
  • そもそも直撃したら一発でスピラを滅ぼすようなビーム兵器の搭載そのものが欠陥なのでは?という気がしないでもない。
    仮にきちんと完成し、『シン』との戦いに投入されていたとしてもデストピア以前にスピラの大半が(良くて)焼け野原になっていたのではないだろうか。
    • そのものが欠陥、とはならないだろう。
      現実世界の核ミサイルで喩えるなら、ソフトウェアとしての制御システムに欠陥があっても、モノを搭載している発射台にまで欠陥があるとは言わない。
    • 「核ミサイルの爆発を相殺するために核ミサイルをぶつける」様なものなのでどちらにしろスピラに壊滅的な被害をもたらすことが予想され、文明の復興自体が困難な状況になる可能性が高い。究極召喚が幻光虫のぶつかり合いな為に被害を抑えられるのに対し、こちらは純粋な火力の衝突になることが予想されるため、そういう意味では敵味方の識別云々以前に設計思想から破綻していると言える。

ヴェグナガン戦は尻尾・脚・コア・頭の計四回で、コアから3連戦になる。
高レベルやキューソネコカミラグナロク所持ならゴリ押しでも何とかなるが、
まだ一回もクリアしてなく、まともにレベル上げをしてない上、上記のアクセサリを持ってない場合、
全滅する恐れもある(平均35でも尻尾戦で全滅しそうになった)。
最低限、アイテムシューターなど回復役を一人、他の二人は攻撃力の強いドレスフィアで攻撃に回そう。
それでもジリ貧なら、素直に諦めてレベルを上げよう。
(ここまで到達できると、経験値を持っている敵が多数出現する)


中でもターレットが一番の曲者でHPが30万ある。
(しかも遠距離攻撃でしか攻撃できない)
攻撃を受けるか行動するとカウンターが1個増えて、4つ増えるとモードが変更される。
倒すと大量の経験値とラストエリクサー英雄の薬を落とす。

  • クリーチャーにレアアイテムのみの効果が搭載されたリザルトプレートをセットすることで確実に入手できるようになった。
    ただし、直接攻撃できるクリーチャーがいるとターレットを倒す前に戦闘が終了してしまうので注意。
  • メインは『脚』である。『尻尾』より弱いので「攻撃しない」苦労を強いられる。
    一つのターレットを破壊すると自動でターゲットが『脚』に移るという嫌がらせシステムになっているので連打中などは注意。
    • キューソ無しの場合には、チョコボの羽を調合してファイナルウォールを使用後
      無双で攻撃力を上げた後に限界突破した光弾かサボテンマシンガンを当てるくらい方法がある。
      赤形態対策として黒魔法かマジックショットを用意すると良い。

2戦目までは倒した後引き返すことが可能。

  • ただ、ウノーとサノーが「お嬢を頼む…」ってうずくまってる中
    放置していくのは少々気が引けるかもしれないw
  • むしろここのフロア突入前にリュックとパインが「ここから先へ進んだら もう引き返せないよ」
    と勘で言い切ってしまっている為引き返したりなんかしたら2人が形なしである。

シューインを倒すまでに大量のAPが手に入るので2周目以降やる人はAP確保ジョブで戦闘に参加させると良い。


超巨大な蛾のような姿をしている。

  • 前作の『シン』の羽根を広げた姿が蝶のようだったので、そのオマージュだろうか。

機械であるためにエボン=ジュの餌食にならなさそうなので、『シン』相手に投入していれば倒せたかもしれない。
まあ実際にはメイチェンが言っていた通り、
『シン』を倒せても今度はこっちが脅威になるので、投入したくてもできないのだが。

  • ティーダ達が飛空艇で『シン』と渡りあえたのは、祈りの歌により目覚めたジェクトの意識が『シン』とエボン=ジュに抵抗し弱体化していたためであり、
    本来なら機械で与えられた傷は瞬時に回復するはずである。
    いくらヴェグナガンとはいえ実際に『シン』とぶつかり合って勝てるかは怪しいものである。
  • 『シン』が文明を破壊して周るのは「自身を破壊し得る程の強大な機械が製造される技術の芽を摘む為」なので、
    「シン」が活動状態にあるヴェグナガンを発見すれば、最優先の破壊対象になる。
  • 仮に本体のエボン=ジュごと『シン』を倒そうとしてもそれこそ本編のゲームオーバー時に見れる
    スピラ破壊級の威力じゃなきゃ無理だと思うし、
    • そんな事したら『シン』の破壊行為以上の惨事になるのは目に見えてるし、何より暴走のデメリットもある以上、使わないのが良いんだろう。
  • メイチェンの話では敵意を無差別に過剰感知する欠陥システムが一番の原因。
    倒す倒さない以前に使う側の人々を滅ぼしかねない。
  • 被害云々はおいといて、どちらもストーリーの最大の脅威である以上、どちらが強いのかというのは純粋に興味のあるところ。
    まあ実現しないカードだったから想像するしかないが。

基本的に自衛ありきで活動するヴェグナガンのシステムでは、『シン』を「逃がさない」のは難しいと思われる。
『シン』が機械を破壊するのは主目的ではなく、
一番重要な目的は夢のザナルカンドを召喚し続ける事とエボン=ジュが存在し続ける事にあるので形勢不利と判断したら逃げるだろう。
機械で『シン』を倒そうと思ったら来る敵を迎え撃つタイプでなく、地の果てまで『シン』を追い詰められるタイプの機械が必要になる。
まあ『シン』より強ければ『シン』避けとしては機能するだろうが、ヴェグナガンも危険なのでは意味が無い。

  • 「死にそうになったら逃げる程度の知能がある」に加え、「斥力」に「そこら辺の幻光虫を拾って回復する」と三拍子揃った生存特化の『シン』を倒すのに、
    同じ種類のヴェグナガンでは相性が悪い。MP無限の白魔導士どうしが1対1で戦うようなもんである。
    • 『シン』を倒すには、ヴァジュラが豆鉄砲に見えるほどの圧倒的な火力に加え、
      エボン・ジュを逃がさない追撃能力を備えた圧倒的な破壊兵器である必要があるが、ヴェグナガンは強いは強いでもそういう種類のものではない。
  • (十分にチャージした)主砲の威力には確かに目を見張るがそれ以外が圧倒的に目劣りする。
    初代どころか歌弱体した本編のシンと渡り合えるかもかなり怪しいと思う。
    機械を感知するシンになんとか先制して最大出力の主砲で吹き飛ばす以外の勝ち筋が見えない。

ユウナ達でもなんとか出来た理由のひとつはやはり1000年近くもアンダーベベルで放置されていたことによる劣化だろう、
自己修復を行っていたようだがそれでも完全復活とはいかなかったもよう。

  • 劣化しててもナギ平原を消し飛ばす威力、全盛期はどんな威力なのか。
    • 劣化していた等のは確定情報ではないし、あれほどの威力は1000年間ノンビリ自己進化と畜力出来た結果である可能性もある。

シンは機械によってつけられた傷は瞬時に回復するやら、ストーリー中のシンはたまたま弱体化していたやら、ヴェグナガンは主砲以外の兵装は貧弱やら、出典不明の情報が散見されるが、劇中の描写やキャラクターの会話を見る限りこの2体は同格。
それどころかヴェグナガンが少し勝る程度に演出されている。
特にシンについては10終盤のシン最終戦において人間の攻撃と飛空艇の装備だけで両腕をもがれており、また歴代のシンは究極召喚によって例外なく倒されている。
ヴェグナガンを超える超火力も機動性も硬度も持ってはおらず、永遠に再生するサイクルのみが脅威であったため、2体が対峙しても同様にヴェグナガンが勝利するもシンがいずれ復活するような結果に終わるように思える。

  • 「ストーリー中のシンはたまたま弱体化していた」は本編の『シン』はジェクトの意思で手加減していたらしき描写(ジェクト戦前のジェクトのセリフでも読み取れる)があるため、あながち間違っていないと思われる。そもそも1000年前に万が一この両者がぶつかっていた場合、ヴェグナガンは敵味方関係なく敵意を過敏に感知して攻撃するため『シン』にぶつける前に味方の敵意に攻撃してベベルから滅んでいたのではないか、また、悠長にチャージしている間に『シン』に破壊されるのではないか、当時のベベルが『シン』のシステムを理解していなかった以上完全に倒すことはできなかったのではないか、など単純な火力以外の問題点が考えられる。