作品/【ファイナルファンタジーIII】(PSP版)

Last-modified: 2023-07-10 (月) 19:31:26

DS版ファイナルファンタジーIIIのPSP移植。2012年9月20日発売。
正確には、先行して発売されていたスマホ版FF3をPSPへと移植したものらしく、モグネットの仕様などはスマホ版と同じである。
ただし、オートモードやギャラリーモード、言語選択機能などのオリジナル要素が加わっており、スマホ版よりお得な面もある。

  • なお、2020年2月28日からスマホ版のアップデートが行われ、
    スマホ版でもギャラリーモード・オートモード・複数言語選択が搭載されることになった。

街や建物に入る時のロード時間が長いなどのネガティブな意見もあるが、通信をやらなくてもマスターアイテムやたまねぎ剣士が手に入るので、今からプレイする人にはDS版よりこちらを勧めたい。

  • スマホ版と同じく、グラフィックがDS版と比べて精細になっているのも良い点。

ロード時間は確かに長く、データインストールを行っても、町の出入りに5秒ほどかかる。
だがしかし、オートモードは早送り機能つき。
これを駆使すれば総プレイ時間はDS版とほぼ同じか、やや短くなるだろう。
特に後半になるほど、レベル上げ・熟練度上げ・アイテム集めなど、戦闘に費やす時間が増えるため、リメイク版FF3を極めたいという人にはDSより圧倒的にこっちがお勧め。(1人でモグネット完結できるし)
逆に、さっくり遊びたい、とりあえず暗闇の雲倒せればそれでいい、という人ならDS版でも問題ないだろう。


「ちゅうだん」セーブが無くなっている。
人によっては地味に痛い欠点かもしれない。

  • スリープが優秀なのである程度は同じような運用は可能。

パッケージ裏の絵は「竜騎士4人でガルーダと戦っている画面写真」や、「ギャラリーモードのツインソードの兄貴」など、DS版より旧作ファンを意識したものになっている。


このPSP版への移植によってFFナンバリング作品のすべてがPSハードにて発売された。


BGMをDS版とFC版で切り替え可能。
ファミコン音源に変えるとワンダースワンのような感じになる。

  • PSP版に収録されている「ファミコン音源」は、実際には「サントラ音源」。
    ファミコン版FF3のサントラCD(ORIGINAL SOUND VERSION)は音に強めのリバーブ(エコー)がかかっており、
    非常に特徴的なので、サントラを聴いたことがあれば「アレだ」と一発でわかるはず。
    というわけで、厳密に言えばファミコン実機の音とは異なる。
    (もっとも、「ファミコンの音」そのものが環境によってかなり異なるので「これが正解」とはなかなか言えないのだが)
    なお、サントラ未収録の一部音源については、実機からの再録を行っている。

2画面でないため、マップはサイトロこびとのパンを使わないと表示されない。
このため浮遊大陸後の一時期は迷いやすいという点が復活(?)している。

  • スタートボタンで表示される。サイトロを残すならこの機能はいらなかったような…。

DS版の攻略本では「オーディンは落とさない」と明言されていたグングニルが、PSP版では「非常に低い確率で落とす」と改められた。
これはDS版攻略本スタッフのミスなのか、それとも本来は落とさないはずのものを落としてしまった(所謂「バグの仕様化」)ことによるものか……。


発売を記念してキャッチコピーコンテストが行われた。最優秀賞は以下。
「そこに隠し通路あるぞ」 新聞を読みながら教えてくれた親父は、昔 光の戦士だった。


ちなみに、このPSP版は出荷本数があまり多くなかったのか、中古市場でも価格が高め。
こだわりが無いなら、スマホ版のほうを購入したほうが安く遊べるだろう。