その他/【ツインソード】

Last-modified: 2023-02-21 (火) 19:18:11

FF3

天野喜孝氏の作品にして、ファイナルファンタジーIIIのパッケージにもなっている絵画。
幻想的な画風、妖艶にして屈強な二刀流の青年が描かれたこの画はFF3の象徴と言っても過言ではない。
この、冷たくも今にも画を飛び出してきてこちらに向かってきそうな程の気迫を放つこの双剣の戦士は、
16年もの時を越えて新約FF3タイトルロゴとなる。
そして、
吉田明彦氏が生み出したDS版FF3のルーネスの原型となり、
野村哲也氏が生み出したDFFオニオンナイトにはデザイン部分と最大の特徴が受け継がれた。
この男の存在が無ければルーネスやオニオンナイトは無かったのだ。

  • PSP版3ではギャラリーで見ることが出来る

ちなみに「天野喜孝画集〈空〉 The Art Of Final Fantasy」によると、
この絵の正式な題名は『駆ける戦士』である。

  • 天野さんの展示に行ったら「TWIN SWORD」という題名で展示されていた
    • そうか、良かった…。
      PSP版だと「駆ける戦士」になってたから…

天野先生が『ファイナルファンタジー』25周年のために描かれた
『ファイナルファンタジー 25th アニバーサリー アルティメットボックス』のメインビジュアルでは
過去の歴代FFの主要キャラクターが描かれており、FF3枠ではルーネスやオニオンナイトをそっちのけて
この男が描かれている(フリオニールと思しき人物の右隣に写ってます)。
元祖の意地、ここにあり。


この絵をパッと見るとこの男の髪型は所謂バッツへアーに見えなくもない。
だが、じっくり見てみるとこの男の前髪はおよそ7:3の割合で別けてある所謂七三分けである事がうかがえる。
頭髪が逆立ってるのは、生まれつきや常時そうなってるのでなく、「駆ける戦士」の別名の様に猛スピードで駆け抜ける際に、空気の抵抗等によって頭髪が逆立ってるものだと推測することも出来る。
つまり、普段の平常時は彼の頭髪は逆立ってなく、前髪も下方に落ち着いた状態であり、七三分けであること考慮に入れて想像してみると、オニオンナイトよりはルーネスに非常に近い髪型なのではないかという解釈も出来るのである。
ちなみに、彼の頭髪が降りてる絵は存在する。天野絵「幻想の城」がそれである。
しかし、残念な事に後ろ姿(しかも小さめ)にしか映っておらず、普段の彼の髪型はどんなものかはハッキリとはわからない。


FC版FF3にて多くのプレイヤーがを装備せずに二刀流にしてしまい、結果的に高火力と引き換えに魔法職よりも紙装甲な物理職で最初から最後まで進んでいくことになってしまったのは、主にこの人(?)のせいかもしれない…。


2021年8月14日に動画サイトで配信された「FINAL FANTASY PIXEL REMASTER x FANTASIANスペシャルコラボ番組」では、
坂口博信氏・植松伸夫氏・渋谷員子氏がゲスト出演して当時の思い出などを語っていたのだが、
途中、渋谷氏が最近になって発見したという「渋谷氏が描いたツインソードの元絵らしきもの」を公開していた。
渋谷氏自身も描いた当時のことを思い出せないそうだが、おそらく天野喜孝氏にイラストを描いてもらう前に、
「こんな感じで」というイメージとして自分が先に描いてみせたものだろう、と推測していた。
当時のことを質問された坂口氏は「ワン(FF1)が剣を一本持ってたじゃないですか。なのでスリー(FF3)は二本、みたいな」と答え、
植松氏からは「3だったら三本だろ」とツッコまれ、それに坂口氏は「3本持てねえべ」と返していた。


昔はファンの間では「紅い剣がオニオンソードで黄色の剣がラグナロクではないか?」とファンの間で囁かれていた様だ。
ただしDFFAC以降は黄色の剣がオニオンソードとして公式で扱われている。なお紅い剣

FF11

左手に持っている方の剣がオニオンソードIIとして登場。

DFF

DFFではオニオンナイトがしばしばこのポーズを取る。たまねぎ剣士の時の剣も同じデザイン。
それだけでなく、何故かガーランドの攻撃アビリティにも「ツインソード」というものがある。


キャラクターデザインを手がけた野村氏は当初オニオンナイトのデザインに難渋しており、
一時はこのツインソードの戦士に変えようかとも考えていた。
しかし天野氏がキービジュアルにたまねぎ剣士を描いてしまった為、思いとどまったという。
もし、天野氏がキービジュアルにたまねぎ剣士を描いていなかったらあるいは………


余談だがオニオンナイトの持っている剣は、ツインソードの黄色の剣を採用しており、
忍者時に持っている剣は、「剣振るう者」で携えてる双剣を採用している。
ツインソードの双剣と剣振るう者の双剣は、一見同じ様に見えて実は造形が結構違う。
DFFでもこの違いは再現されており、AC版ではそれぞれ別物と扱われる様になった。
何が言いたいかというと、
ツインソードの紅の剣は、未だDFFシリーズ(少なくともゲーム本編)に一度も登場していない。

  • DFFAC公式サイトにある「公式1DAYトーナメント2018」の壁紙では暗闇の雲と対峙するオニオンナイトが双剣をかかげているが、右手の双剣がツインソードの紅い剣かどうかはハッキリとわからない。
    寧ろ左手の剣がオニオンソードではなく悠久の剣の様なので、右手の剣もそちらの可能性が高い。
  • 同じくDFFACにはバッツの武器「ウェポンパックIV」で忍者刀枠にオニオンナイトの双剣が採用されているが、黄色の剣はオニオンソードで紅い剣は悠久のつるぎの片方が使われている。

DFFAC

オニオンナイトのスキンセットのデザインに採用。
前髪の分け目も若干再現されており、よりツインソードらしい外見になったが、
やっぱりショタ要素満載の子供なので本家と比べると違和感は拭えない。
ちなみに従来からオニオンナイトも持っていたツインソードの例の黄色い剣がオニオンソードという事になった。

FFBE

たまねぎ剣士のリミットバーストとして登場。
技の演出に両腕を交差させて双剣をVの字に構えるモーションが再現されている。

それと、このたまねぎ剣士自体銀髪であったり画面上のドット絵で妙に獰猛勇猛な雰囲気を醸し出してる感じがしており、
およそディシディアのオニオンナイトというよりは無理矢理たまねぎ剣士の格好をしたツインソードの戦士その人に見えなくもない。