FFT
漢字での略称「鴎国」。首都はブラ。
オーダリア大陸に存在する王国でイヴァリース国の東方に位置し、畏国と唯一陸続きの国家。
畏国王デナムンダ2世の時代には両国の王家には血縁関係があった。
一世紀ほど前、畏国との境界に面した独立国家ゼラモニアを侵略し併合。
この事件を期にゼラモニアをめぐってイヴァリースと対立し始める。
当時の鴎国王が亡くなると、デナムンダ2世は王位継承に不服を唱え宣戦布告した。
長引く戦乱は両国の内政を悪化させていたが、ゼルテニアまで進軍する。
だが畏国主力軍を倒せず、和平を結ぶことになった。
対等とはいえ実際は畏国側の降伏であり、事実上鴎国側の勝利であった。
終戦後も自国内の戦後処理に追われたためか、イヴァリースへの政治的介入が行われることはなかった。
しかし若く有能な指導者を得て、現在は急速な国力の回復ぶりを見せている。
国交が断絶するまで畏国とは貿易関係にあった。
このころ貿易都市ザーギドスが中継地として発展している。
ロードオブヴァーミリオン3
獅子戦争後のラムザ達の避難先として登場。
併合したゼラモニアで独立運動の機運が上がっており、ラムザ達は独立運動に参加、
ディリータも介入しようとしている事が示唆されるなど、第二の五十年戦争が起きかねない状態になっている。
イヴァリース王国は五十年戦争~獅子戦争という大きな戦いを続け、
グレバドス教会の暗躍もあり有権者や実力者たちが軒並み姿を消しているので
イヴァリースの国力は相当疲弊していると思われる。
となれば、五十年戦争で勝利を治めはしたがイヴァリース軍の主力を倒せなかったことを理由に
終戦を迎えたオルダリーアからすれば格好の的と見ることができる。
(加えてオルダリーアは戦後も急速に国力を回復させ発展している)
五十年戦争でも手を組んだロマンダにイヴァリース王国の王位継承権を持つオリナス王子が
亡命していることを利用すれば、イヴァリース王国に攻め込む大義名分は成り立つ。
継承問題を理由にイヴァリースの表と裏から攻め込めばまさに五十年戦争と同じ図式が完成するのである。
だからこそラムザはゼラモニアに身を寄せることを選択し、ディリータはゼラモニア派兵を匂わせて
牽制しているのだろう。
- とはいえ、後の決定済み歴史ではディリータが英雄王として立派な治世をやったことになってるので、
まかり間違ってもイヴァリース側が傾くような戦争は起こってないはずなんだよなー。
しかし国の情勢的に、イヴァリースに有利に働く条件は限りなく無い状態なので、
これ以上いったら五十年戦争再来、ってラインで鴎国・呂国辺りが内部崩壊でも起こしたかな? - 或いは戦争は起きたが、初戦で畏国軍が鴎国軍に圧勝するようなことが起きて早々に終結したのかもしれない。
- そもそも仮にディリータが大敗したからと言って畏国が弱体化するとは限らない訳である。例えば、亡きオヴェリアの継室を呂国から迎えれば外交革命の出来上がり、という事も起き得る。
松野氏がtwitter「おはようシリーズ」も含めて考えるなら、(獅子戦争から十数年後だから)数年後にはラムザが戦乱で傷ついたも者や孤児達が安心して過ごせるような村作りを始める程度にはゼラモニアの独立騒動はとりあえず終結しているようだ。