設定/【グレバドス教会】

Last-modified: 2022-08-01 (月) 09:55:18

FFT

聖アジョラを神とし、教皇フューネラルをトップとする教団。本拠地はミュロンド

  • 厳密に言うとミュロンドは「ミュロンド派」という教会内の最大勢力派閥の本拠地。他の派閥は別の場所を拠点に活動していると思われる。

イヴァリース国における国教「グレバドス教」を束ねる。
教皇個人が神殿騎士団を擁している(ので教会自体は実は余り関係ない)
五十年戦争で支配力が低下したため、騎士団を使って聖石を集め、
国王以上の権力を取り戻そうというのが狙いだったがルカヴィの野望に阻まれる。
 
異端者狩りを専門にする僧侶を「異端審問官」とし、教会組織のエリートのため就ける事を名誉としており、
信仰心を集め、反逆を減らしていたようである。
「異端審問官」は教会内外でも権力が強く、神殿騎士も不服を唱えることは許されない。 
また、PSP版の追加要素『共同戦線』では「神殿騎士試験」の参加者を募集している。

  • 僧侶をエリート扱いする一方で武官については騎士の求人広告を打つくらい人手不足なのだろうか。
    そりゃディリータやバルク、ウィーグラフのようなヤバげな経歴の持ち主でも重要なポストに就ける筈である。
    • ディリータはただの鉄砲玉だし、バルクとウィーグラフに関していえば神殿騎士団内の人事はヴォルマルフの意向如何なのでは。クレティアンが王立魔法院の首席だったりするので生え抜きは素性がよろしいのかもしれない。
      • ディリータの肩書は教会のエージェントであって神殿騎士団所属との記述は無い。
  • 人手不足というよりは実力主義といった所かもしれない。
    僧侶も元武人という者が多いので、出家したか否かの違いに近い。
  • まず組織内の異端者(と言うか悪魔)から処分しろよ、と思った人もいるんじゃないだろうか。
    まぁ、そう簡単に尻尾は出さなかっただろうし喧嘩を売って勝てるかどうかは微妙なとこだが。
  • 忘れがちだが、ドラクロワ枢機卿もラムザを『勧誘』している、勝手に拒絶するが人手不足を認識している黒幕といえる勢力だが、表向きは『良識派』を気取るだけの「清」分を持っている。もっとも悪事の代償か全ての手柄をディリータに持っていかれてるように見える。

元はアジョラが光の神・善神ファーラムを唯一神として起こした宗教。
アジョラが処刑された後に起きた天変地異を、彼の弟子たちが奇跡として広め、グレバドス教として普及。
イヴァリースで浸透していたキルティア教(ファーラムを主神とする多神教)が衰退していくことになる。
五十年戦争でドラクロワ枢機卿が力と人心を集めたため、
教皇は自らに権力が戻るようにと要人を暗殺、獅子戦争が起きるよう仕向けた。
 
後にオーランが5年の歳月をかけ「デュライ白書」を完成させ公開するが、
真相の暴露を恐れた教会は、その場で著者オーランを逮捕すると異端者として火刑に処した。
400年後、デュライ白書を公開したアラズラムとその解釈を巡って対立する。
数百年経ってもその権力は失われていないようである。

  • というか有力者いなくなったので教会が権力を握ったものと思われる。
  • アラズラムと対立しているのは「ミュロンド派」。宗派対立もあるかもしれない。
  • どちらかと言うとデュライ白書を完成させたオーランが速攻で逮捕された上に処刑された事を考えると
    アラズラムは「解釈を巡って対立」しかしていない。どう考えても教会の権力は今より弱くなっていると
    考える方が妥当では?
    獅子戦争時と同程度の権力を保持していたんだとすればアラズラムも速攻で処刑されているとしか
    思えんのだが。しかもこの人の場合『ブレイブストーリー』のみならず他にも『獅子戦争の謎』
    『聖アジョラの実像に迫る』それに『デュライ白書・400年目の真実』と言ったどう考えても
    グレバドス教会に喧嘩売ってるような本ばかり書いてるわけだし。

ある意味このゲームの中で一番タチの悪い組織である。
ストーリーを進めれば分かってくるように設立された当時から嘘に嘘を重ねてさらにそれを嘘で塗り固めて作られたような宗教であり、それを別にしても現代では支配力回復のために大規模な内乱を引き起こすなどやっている事はかなり過激である。
呂国や鴎国でどのような宗教が主流かFFT内で特に描写はないが、内乱のせいで畏国が弱って他国に占領されたりしたらどうするつもりだったんだろうか。当然それらの国で違う宗教が主流だった場合は自分が異端になってしまう可能性が高いわけだが。

  • 同じ宗教だった所で、彼らには彼らの教皇や司祭がいる訳で、根回しが済んでいないという点でどちらにせよ排斥される訳だが。

教会の方にしてもそれらの嘘を真実だと誤認して広めていたわけではなく、嘘だと知りながらそれを貫き通していたと言う事がシモン先生の告白から分かる。しかも支配力回復を狙って暗躍したは良いが教会の実働部隊である神殿騎士団は途中でルカヴィに実質的に乗っ取られてしまい、教皇ヴォルマルフに殺害されてしまう。

その後グレバドス教会がどうなったのかは不明だが、400年後もアラズラムと対立している事から存続はしているようだ。

  • 上層部しか聖アジョラの伝説が嘘だらけであることを知らない以上、真実を知る者がグレバドス教の内容が嘘であることを公表することは同時に自分の死刑執行書にサインするに等しき行為。
    さらに言えば既にグレバドスの教の信者達がたとえ教皇に「実は嘘」と言われたところで信じられるだろうか。
    ラムザでさえ聖石によってルカヴィが転生するのを見ても、ゾディアックブレイヴの伝説や聖アジョラの逸話を「ゲルモニーク聖典」を読むまで信じていたことを考えると、かなり厳しい。
    教会が「ゲルモニーク聖典」を血眼になって探していたのは、真実を隠して嘘を広めるにせよ、真実を民衆に伝えるにせよ、ともかく「ゲルモニーク聖典」が手元になければ、選択肢すら選べない状況だったと思われる。

上記の後ろ暗い真実は、もちろん一般信者には何も知らされていない。
それどころかエリート異端審問官ですら聖アジョラや聖石に関する真実は知らないのでないかと思われる節がある。
というか実際、同じ異端審問官だったシモン先生はゲルモニーク聖典を読むまで知らなかった。
教会内では中枢に近い位置にいる神殿騎士団長ヴォルマルフやドラクロワ枢機卿は知っていたが、作中ではどちらもルカヴィに成り代わられており、ルカヴィになる前から知っていたのかどうかは不明。
ただ教皇はヴォルマルフを(ルカヴィ化していたことは恐らく知らないまま)腹心として重用していたので、神殿騎士団長という地位は真実を知れる立場であった可能性が高い。