設定/【ジャッジ】

Last-modified: 2022-06-10 (金) 18:00:49

システム/【ジャッジ】(FFTA・FFTA2・DFF)
モンスター/【ジャッジ】
魔法/【ジャッジ】


FF12

アルケイディア帝国の法務庁直下の特殊騎士団。
正式名称「公安総局」。
上級帝国兵として扱われており、全属性半減する防御能力を持つ。
初出の際にはボスとして出現し、倒した後の勝利シーンはカットすることが出来ない。

創設の経緯

帝国では、領地拡大に伴い犯罪や紛争が増加していた。
裁判までの時間をできるだけ短縮する目的で、裁判官の従軍制度が設けられることになった。
これがやがてジャッジの創設へとつながる。

実態

帝国を牛耳るソリドール家の武装親衛隊。
帝国軍部の実質的な指揮官であり、ヴェインの命を受けて公務が行われている。
ヴェインは元老院と対立関係にあるが、公安総局はヴェイン支持。


公安総局は誰を支持するかは個人で異なるが
ヴェインはソリドール家という立場で強い影響を与え、皇帝暗殺の時点でその大半を懐柔していた。
結果的に皇帝派閥だったジャッジは異端扱いされることになる。


アルティマニアオメガによると、ジャッジになれるのは実力(戦闘能力)に優れている者だけ。逆に言えば力さえあれば人格はほとんど考慮されないらしい。
これによってラバナスタでは特定のジャッジによって楽しみのために拷問や処刑がたびたび行われていた。

  • 一応、実力以外にも法律関係の試験をパスする必要があるらしい。裁判官であるので当然ではあるが。

ジャッジマスター

公安総局は18の局から成り立っており、各局の最高責任者を「ジャッジマスター」と呼ぶ。
劇中では6人のジャッジマスターしか登場しないが、総勢18名である。
 
劇中で登場するジャッジマスター

  • ジャッジ・ベルガ
    第2局の最高責任者。
    他国への侵攻が主な公務。
  • ジャッジ・ドレイス
    第4局の最高責任者。
    グラミス派で、グラミス皇帝の意向を最優先に行動している。
  • ジャッジ・ガブラス
    第9局の最高責任者。
    情報収集・情報操作が主な公務。
    罪状を抹消する見返りとして、非公式にバッガモナン一味を雇っている。
  • ジャッジ・ザルガバース
    第10局の最高責任者。
    グラミス・ヴェイン・ラーサー・元老院のいずれにも組さず、帝国のために尽くす忠臣。
  • ジャッジ・ギース
    第13局の現最高責任者。
    ヴェインを最高司令とする西方総軍の中でも最強とされる第8艦隊の司令官。
    ヴェインから秘密裏に特命を受けることも多い。
  • ジャッジ・ゼクト
    第13局の旧最高責任者。
    2年前のナブラディア侵攻の際、シドの命により夜光の砕片の実験を行う。
    しかしその結果大爆発を引き起こしてしまい、以降行方不明となる。

主に二刀流で武器の形状が特殊なものばかり使用している。
アルケイディア帝国では、ラーサーを始め攻撃用の武器と防御用の武器を用いているようだ。

  • 帝国兵や普通のジャッジは二刀流ではない。位階に応じて支給されるのだろうか。

上記6人の内、ベルガ、ドレイス、ゼクトの3人が33歳で同い年。

  • この三人が特別優秀なのか、ギースが優秀ではなくゼクトが職務放棄したから次のジャッジマスターを育て上げるまでの一時的な意味でジャッジマスターになったかで印象がガラリと変わるなぁ。
    ザルガバースがジャッジとしてマスターとして優秀なのは私の中では確定事項
  • ガブラスも不安定で歪んでいるとはいえジャッジマスターとしては優秀な部類に入ると思う。
  • ベルガもゼクトも渋いおっさんといった風貌なのでずいぶん若く感じる。一瞬とはいえジャッジ経験のあるバルフレアもとても22歳とは思えない風格があるので、ジャッジになるまでにはみな老け込む苦労をしているのだろうか。
    • 前者はジャッジマスター、後者はジャッジなので苦労の度合いは異なるだろう。
    • 高い戦闘能力と軍事的リーダーシップを備えていることに加えて現代日本でも超難関の司法試験に合格した者がジャッジになれると考えれば壮絶な競争を勝ち抜いてきたエリートの集まりだろうしな。

ガリフ地ジャハラでラーサーをゲストに迎えたあと、同地でジャッジ・ハウゼンに会うことができる。
ラーサーの護衛を任されているようで、プレイヤーに対して敵意はなく、むしろ「ラーサー様をよろしくお願いします」
と言ってハイポーション×3とエーテルをくれる。


FF12のオリジナルサントラのジャケットに並んでいるゴツい人たち。


裁判官兼死刑執行人。

  • 設定によると「被疑者を逮捕する権利」「簡易裁判を開廷する権利」「犯罪人を処刑する権利」を持つ。
    要するに逮捕から処刑までの一連のプロセスを一個人でできてしまう凄まじい特権がある。
    公安総局や皇帝の決定には逆らえないようだが、現実的に見た場合、腐敗する要素てんこ盛りである。
    実際そういう腐敗が起こっているようで、アルティマニアではあるサディストなジャッジがラバナスタの外民女性を反帝国組織に加担している容疑で逮捕し、尋問中に死なせてしまうという暴虐を繰り返している事例が話になってたりする。
    • 日本人的には、太平洋戦争中の特別高等警察そのもの、と言えば解り易いか。特高は「犯罪人を処刑する権利」は許されていなかったが、「尋問(拷問)の際、度が過ぎて死んでしまっても罪に問われない。疑われるほうが悪い」という暗黙の了解が暴虐の横行を許された。
      取り締まられない層からの支持は極めて高かったのも共通点。自国の敵に対する尖兵が強力で、困ることは本来無いのだ。
      • ちなみに、現実ではチェーカーというロシアの秘密警察がそのまんまジャッジと同じ権限を持っていた。尋問、投獄、処刑と地獄の案内人である彼らに睨まられることは、そのまま死を意味し、貴賤を問わず多くの人間が虐殺された。だんだんとエスカレートして、疑惑、言いがかりで殺される人が多くなったのは想像できると思うが、最終的にはチェーカー同士での疑心暗鬼を招き、仲間内で粛清し合うことになってしまった。心を殺し、人間不信となった彼らの胸中に、国の為という意識があったかどうかは定かではない。このシステムから見るに、もともとアルケイディア帝国は恐怖政治的、あるいは王族権力を守る動きが強かったと思われる。このシステム一つでも、ヴェインやラーサーの性格背景が見えてくる。