設定/【元老院】

Last-modified: 2021-04-04 (日) 07:21:46

FF11

連邦制を敷くウィンダスの最高機関。
各諸院の院長を筆頭とした議員で構成され、星の神子の神託を元にした元老院の合議によって国を治めている。
また軍部にも強い影響力を持ち、連邦軍の最高司令官である大魔元帥は、原則、元老院議員から選出される。
尚、元老院主席には前・口の院院長のシャントット博士が就任している。

  • 影が薄いだけと言う可能性もあるが(現在ウィンダスのトップを張っている方々が
    個性的過ぎるからと言うのもあるが)下に書いてあるFF12に出てくる元老院とは似ても似つかない
    平和的なイメージがある。実はイメージだけで内部ではアルケイディア帝国の元老院顔負けの
    権力闘争があったりするんだろうか?似合わねー・・・
    • とは言え、大魔元帥ルンゴナンゴは度重なる戦勝のせいで連邦内での影響力が強くなりすぎたためか、
      当事の連邦首脳部(元老院)に粛清されている。タルタルは見かけこそカワイイが、だからと言って
      内面までそうだとは限らないのだ。

詳細はこちら →ウィンダス連邦星の神子元老院五院大魔元帥

FF12

アルケイディア帝国に設置されている皇帝の諮問機関。現在の最高責任者はグレゴロス議長。
新皇帝の決定に関する審査・承認の権限や廃帝権を持ち、アルケイディアの政治に多大な影響力を持つ。
死病を患う現皇帝のグラミスが長くないため、後継ぎに幼いラーサーを祭り上げ、
ラーサーの後見人として帝国を牛耳ろうと画策する。
そのため有能で人望厚いヴェインを失脚させる口実を求めており、
ヴェインがしっぽを出すのを待ち構えている。
 
そんな折、ヴェインが総指揮を執る西方総軍の主力艦隊である第8艦隊が、
ジャッジ・ギースの失策により壊滅する。
元老院議会はこの責任をヴェインに押し付け、ヴェインを処罰するようグラミスに促す。
帝都に呼び戻され進退窮まったヴェインは、グラミスを服毒自殺させ、
(余命幾ばくもないグラミスは、ソリドール家の為にこの策謀を受け入れ、自ら毒を飲んだ)
それを元老院による犯行だと声高に糾弾して元老たちを粛清し、元老院議会の議会権限を停止させる。
法務庁や法務庁直下の公安総局および軍部がヴェイン派であったため、この強硬手段はまかり通った。

  • グレゴロス議長は自殺(に見せかけて抹殺)。
    他の元老達は捕らえられる。
  • 皇帝の詰問機関だったり、廃帝権を持っていて皇帝(皇室)と対立するなどとても
    ローマ帝国の元老院っぽいところがある。ローマ帝国の場合皇帝と元老院の関係が
    良好な場合は特に問題が無かったが、何らかの理由で対立した時はFF12内のように
    熾烈な権力闘争が繰り広げられた。皇帝が元老院議員を様々な理由で粛清する事もあれば、
    元老院側が皇帝を暗殺する事もあった。しかし、それでもFF12のような強硬策が取られた
    例はなかなかない。ソリドール家のためとは言えかなり思い切った行動に出たと言えるだろう。
  • 日本で言えば皇室と内閣のようなものだろうか。
    • 現代日本で言えば、ソリドール家=内閣(現政権)、元老院=議会で、無理やり当てはめるとキルティア教=皇室 じゃないかな。

元老はラーサーの才を軽く見て、傀儡として祭り上げるに絶好の人材と考えている。
かと言って、元老院の老獪な古狸たちに対抗させていくには、ラーサーはまだ力不足。
死病を患うグラミスは老い先短く、自分が失脚すればソリドール家の危機になる。
ソリドール家の存続のためには、いま元老院を潰すしかないとヴェインは決断したのだった。

  • 「元老院が求めるのは人形の皇帝であり、才能のあるラーサーは元老院に潰される」
    という予測はガブラスもしていた。
    • 「有能なヴェイン様をいかに元老院が妬み、潰そうとしていることか。ラーサー様もそうなる」とガブラスはジャッジ・ドレイスに語っていたので、予測ではなく、目の前で(ヴェインに)起きていることに言及しただけとも言える。
      ただし、その会話の際ドレイスはヴェインの置かれている立場については返事をせず、ラーサーなら元老院に操られたりしないとだけ返していたため、ドレイスに比べればガブラスは、ラーサーの未来について冷静な判断が出来ていた。

元老院は帝都の反ソリドール派と繋がりがあった。
しかし元老院が粛正され、元老院一派の反抗も次第に鎮圧される。
元老院との繋がりを失った反ソリドール派に目を付けたのが、情報屋ジュール
ジュールは反ソリドール派に売る情報を得るためドラクロアの撹乱工作を企み、バルフレア達を利用する。


共和国時代は国家の最高意思決定機関だったらしい。
しかしガルテア連邦解体後、自国の存続の為に侵略を繰り返していたので軍部の発言力が強くなる。
そうした状況下で軍部出身の護民官が皇帝を名乗り、国号を改めて帝政を開始したことで完全に名前だけの存在となる。
やがて帝国は軍部の専横によって暴走し始めたが、法務庁を統括していたソリドール家が元老院と共に反旗を翻す。
こうして二度と軍部が暴走しないように皇帝を選挙で選ぶ制度の導入したり、軍部を見張るジャッジの創設したりする。
また皇帝自身が暴走しないように元老院に廃帝権を持たせ、以後ソリドール家と元老院は伝統的な政敵となる。

FFT

この世界にも元老院は存在するらしい。
「らしい」と言うファジーな表現になってしまうのはこの組織がセリフでしか登場せず、
ストーリー上はほとんど現れないからだ。そのセリフとはヴォルマルフのセリフで:

「嘘ではない。おまえはオヴェリアではないのだ。
 ルーヴェリア王妃をよく思わぬ元老院のじじいどもがおまえを作り出した…。
 いつの日か、王位を継がせるために身代わりを用意したのだ。邪魔な王妃を追い出すためにな。
 やつらのやり口は実に周到だったよ。
 上の二人の王子を病死に見せかけて暗殺し、おまえを王家に入れた。
 病弱なオムドリアに新たな王子ができるとは思えなかったのでな、自動的に王位はおまえのものだ。
 ところがオリナス王子が誕生した。
 …いや、未だに王子がオムドリアの子であるかどうかなどわからん。
 ラーグ公が実妹を王の母にするために外から“種”を用意したのかもしれん…。
 いずれにしても、元老院のじじいどもの計画は台無しになったのだ。」

やっている事は結構陰険かつ周到で、FF12の元老院を髣髴とさせるが、
これ以降本筋に絡むような事はない。
そもそも組織自体が内乱でどうなってしまったのか不明なのだ。
反ルーヴェリアはと言う事は立場的にはゴルターナ派だが首都は途中からラーグ派が
抑えたようなのでゴルターナ派に合流したのだろうか?


本編だと他にはChapter3、バリンテン大公とヴォルマルフの対談でも触れられている。
ラーグ公・ゴルターナ公とともに言及されているため、依然として権威は失われていないようだ。


『ブレイブストーリー/人物』にはアグリアスらをオヴェリアのもとに派遣したのが元老院とある。
また『噂話』でも何度か出てくる。
chapter1では王子の後見人(摂政役)を巡って王妃派と対立していたらしい。
chapter2ではルーヴェリアの専横により、元老院議員であっても地位を奪われる状況になっていた。