FF4 
ミシディア地方に古くから伝わる言い伝えで、ミシディアには未知なる何かかあるんだよ、と言う事を示している。
言い伝えはこうで、
- 竜の口より生まれしもの
天高く舞い上がり
闇と光をかかげ
眠りの地に更なる約束を齎さん
月は果てしなき光に包まれ
母なる大地に大いなる恵みと
慈悲を与えん
と、ここまでが前半。実はこの伝承には続きがあり、
- されど、束の間の休息なり
その月は自らの光を求めて
更なる旅に導かれん
同じ血を引く者の一人は月に
一人は母なる星に
時の流れがその者たちを引き離さん。
となっている。個人的にこの伝承を考え付いた人は天才だと思う。
- 前半部分しかミシディアに伝わっていないのはなぜだろう?
- 伝説の剣にも同じ事が書かれているが、こちらも前半のみ。もしかすると後半部分は伝承に残らなかったんだろうか?
- 後に続編が発売されたことで「束の間の休息」という部分が思いがけず事実になってしまった。
- この文でいう「束の間の休息」っていうのは、文の流れ的には「慈悲と恵みを与えん」にかかってて、
「慈悲と恵みを~」は月の民によって地上に様々な恩恵がもたらされた事実を指している。
つまり「つかの間の休息」というのは恐らく「月の民の恩恵によって地上が繁栄を極め、ゼムスの干渉もなく平和に過ぎていた時代の事」なのだろう。
「つかの間の休息=ゼムスを倒して平和が戻ってしばらくの期間」というのはちょっと違うと思うな。
- この文でいう「束の間の休息」っていうのは、文の流れ的には「慈悲と恵みを与えん」にかかってて、
りゅうのくちより うまれしもの
てんたかく まいあがり
やみとひかりを かかげ
ねむりのちに さらなるやくそくを もたらさん。
つきは はてしなき ひかりにつつまれ
ははなるだいちに おおいなる めぐみと
じひを あたえん。
- 1行目、右から3文字目の「し」から縦読みすると……?
ミシディアの民はこの伝承の為に祈っている。予言者でも昔いたのだろうか。
- クルーヤが来るよりも昔に月の民が来て、何かしら残していった可能性もある。
- この伝承は、いつできたのだろうか?
地形を上空から見て竜にたとえるあたり、いかにも空(宇宙)から青き星を見た月の民らしい。
- プレイ当時、「りゅうのくち」が地形を意味しているとはわからず、
結局最後までこの伝承の意味がわからなかったのもいい思い出。- 同じく、それに続く「うまれし者」の部分が、『陸地に挟まれた海中部分から出てくる』という現象の比喩・婉曲的表現だという発想にたどり着けず、
言葉通りに『ヒトが、赤ん坊が生まれる』という解釈で、
特定の個人・まあ話の流れ的に物語の主人公のセシルに関する予言だと思ってた…「竜の口」の意味がよくわからないままに。(確か当時中学生だった) - そんな訳がないとわかりつつ冗談で、竜の口より生まれし者=竜の兜の口から顔を出している者、天高く舞い上がり=ジャンプ、闇と光=ゴルベーザとセシルで、カインのことだと友達と冗談で話してました。(小学生)
- 同じく、それに続く「うまれし者」の部分が、『陸地に挟まれた海中部分から出てくる』という現象の比喩・婉曲的表現だという発想にたどり着けず、
- 一応解説すると、竜の口より生まれしもの=魔導船のこと。
「闇と光」は暗黒騎士とパラディンの両方を経験したセシルのことと思われるが、FF4TAも含めて考えると「闇」の方はカインのことかも知れない。
後半部分は月の民が残したのか、それともミシディアの長老が新たに書き加えたのだろうか…?
SFCの海外移植版では翻訳がしっかりしていなかったため
一部で「セシル(≒月の民)はドラゴンから生まれた」等と誤解されたらしい。
(りゅうのくちよりうまれしもの→One to be born from a dragon)
「同じ血を引く者 一人は月に 一人は母なる星に」が示す人物はゴルベーザとセシルともとれるし、
フースーヤとクルーヤともとれるがどうなんだろうか。両方?
- 馬鹿正直に解釈するなら、単なる伝承の続きの体でセシルとゴルベーザの辿った顛末を語っただけではないのかなと。
エンディングのあの流れの後なんだし。仄めかしすらもないのに伝承に実は続きがあるって示されてもさすがに唐突すぎだし。
「伝承」と「伝説」、どちらが正解なのだろうか。
DS版ではソフトの箱か公式サイトかは忘れたが、公的な物に全て(もちろん後半までホントに全部)が記載されていた。
- 確か携帯版のサイトで全文載ってたような。今じゃもう見れないけど。