【一般】-【画質向上の設定】-【高速化(Hacks)】-【高度な設定】
設定準拠バージョン:Dolphin 5.0
解説
描画関連の詳細な設定を行うページ。専門的な内容のものが多数。
項目数それ自体はかなりの量だが、普段触る必要がある設定はそれほどない。
内蔵フレームバッファ(EFB)
ゲームにおけるフレームバッファの機能そのものについては、PSEmu.jpn.orgの解説が非常に丁寧で分かりやすいので一読推奨。
Skip EFB Access from CPU
有効にすると、CPUによるEFBへのアクセスをスキップする。複雑な処理なのでこの機能を採用しているタイトルは少ない。
が、逆に採用タイトルではゲーム性の大部分をこれに依存している場合が多く、スキップするとゲームにならないことが多い。
(マリオギャラクシーのポインタや、大神の筆しらべなど)
必要なタイトルでのみ無効(この機能を使用する)にしておこう。
Ignore Format Changes
Enable Cache
RAM設定時に使用可能。
再現性は多少落ちるが、RAMの重さが多少軽減されるほか、画質が良くなる時もあるようだ。
Texture Cache
Safe側:メッセージウインドウの文章表示がおかしい場合に有効だが処理落ちする恐れあり。
Fast側:動作速度を上げたい場合に有効だが一部の表示がおかしい場合あり。
外部フレームバッファ(XFB)
無効化のチェックを外すことにより、VirtualかRealを選べるようになる。
Virtual
GPUテクスチャオブジェクトとしてXFBをエミュレート。
XFBエミュレーションが必要なタイトルのほとんどを【Real】よりも高速に動作させることが可能。
ただ、Homebrewアプリなどの元々XFBが必要でないタイトルは上手く動作しなくなる。
Real
XFBの正確なエミュレートを行う。
大きく動作速度を低下させ、高解像度での描画も出来なくなる代わりに少数のタイトルを動作させることができる。
その他
Fast Mipmaps
Cache Display Lists
Disable Lighting
光源処理を無効にする。動作速度が少し改善するが、これを使っている場面の表示は不自然になる。
無効にすると必ずしも真っ暗になるわけではなく、むしろ影処理が行われなくなって明るくなる場合が多い。
マリオサンシャインの例:【通常表示】 【光源処理 無効時の表示】
Disable Fog
フォグ(霧)処理を無効にする。動作速度が少し改善するが、これを使っている場面の表示は不自然になる。
霧の演出だけでなく、遠方のぼやけ効果などにも使用されている。
Disable Per-Pixel Depth
Skip Dest. Alpha Pass
アルファ透過パス(≒透過処理)を無効にする。動作速度が少し改善するが、これを使っている場面の表示は不自然になる。
本来透けて見えるはずの部分が透けなくなったり、地面にキャラクターが反射して映ったりするようになる。
マリオサンシャインの例:【通常表示】 【アルファ透過パス 無効時の表示】
OpenCL Texture Decoder
OpenCLでテクスチャのデコードを行う。
OpenMP Texture Decoder
OpenMPでテクスチャのデコードを行う。
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