概要
迎撃タイプ 衝突タイプに強い・汎用タイプに弱い
配置:後衛
移動型:普通 ノンケ族 ノックバック耐性:歩兵
解説
第一段階
帝国各地で見られる術師。なおここでの「帝国」とは広く大陸全域を指す意味合いであり、「帝国淫術師」という名称は必ずしも帝国の正規兵であることを意味しない。
淫語を解し、淫の国固有の房中術や生命に死をもたらす各種の淫言に通じた者を言う。
生死に関係する術式や春画を描く写生魔法以外は帝国領内での用に供することが認められており、人種を問わず淫乱な人々に好まれている。
第二段階
淫の主神として珍宝島で祀られている金玉大明神に仕える神官。
元は「サタン」という非政府系ボディビルダーの使徒を崇拝する「悪魔神官」と呼ばれていたが、宗主国UNEIの圧力を受けてほのぼの神道と習合するにあたり、「悪魔崇拝は異端だがアクメ追求は正統」との審問が下ったことで名を変えた。
他にも「サタン」は「金玉大明神」、"サタンの娘"を意味する「ビーデル」は「お汁いっぱいチルドレン」に改称されるなど、淫の信仰は帝国の国教であるほのぼの神道の教義と整合性を取ることが図られている。
第三段階
金玉大明神の神子たるお汁いっぱいチルドレンのうち、
近親婚した兄妹から産まれた者を指す。
近親婚はUNEI帝国では一般に忌避されているが、
淫の国では、"全ての人間は最初の使徒「アダム」と「エヴァ」の子孫であり、近親相姦を繰り返して種を繋いでいる"との歴史認識が存在し、
近親相姦が気持ち良ければ何ら差し支えないものとされている。
近親婚自体、互いの共通認識をベースにした淫語を用いて可能な限り説明を省く淫夏人の文化とも相性が良く、何世代も近親婚を繰り返している家系では、日常会話に淫語以外の言葉を使用しなくなる。
(科学的な見地からは、言語野の障害が親から子へ受け継がれることによる汚言症との見方もある)
その淫語能力の高さから、淫の祭政における主要な役割のほとんどは金神僧官が担っている。
性能
・基本ステータス ※()内は個人スキル抜きの数値
Lv | クラス名 | 雇用費 | HP | MP | 攻撃 | 防御 | 魔力 | 魔抵抗 | 素早さ | 技術 | HP回復 | MP回復 | 移動 | 召喚数/LV |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 帝国淫術師 | 200 | 9500 | 100 | 500 | 190 | 650 | 1 | 60 | 50 | 190 | 1 | 120 | 0/0(%) |
15 | あくめしんかん | 600 | 16150 | 100 | 850 | 330 | 1112 | 1 | 60 | 64 | 330 | 1 | 120 | 0/0(%) |
25 | 金神僧官 | 2000 | 20900 | 100 | 1100 | 430 | 1442 | 1 | 60 | 74 | 430 | 1 | 120 | 0/0(%) |
・耐性
属性 | 近接 | 長柄 | 突撃 | 弓矢 | 銃撃 | 火 | 水 | 風 | 土 | 雷 | 光 | 闇 | 魔力スキル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
耐性 | 0 | -3 | -3 | 0 | +3 | 0 | +2 | -2 | +2 | -2 | -3 | +3 | +1(0) |
属性 | 毒 | 恐慌 | 幻覚 | 混乱 | 石化 | 麻痺 | 沈黙 | 能力低下 | 即死 | ||||
耐性 | -2 | +2 | 0 | 0 | +1 | +1 | 0 | 0 | 0 |
・使用スキル
スキル名 | 使用可能Lv | 種別 | 消費MP | 射程 | 技中移動力 | 攻撃力 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
モーニングスター | 1~ | 接近攻撃 | 接敵時 | 80% | 近接・攻撃×110%(2回) 近接・魔力×20% | ||
遠距離攻撃 | 80 | ||||||
淫言<鎮梵> | 1~ | 遠距離攻撃 | 550 | 90% | 闇・攻撃×100%[範囲攻撃:小](9回) 闇・魔力×30%[範囲攻撃:小](9回) | 着弾位置指定可 使用後同スキル使用不能CT7 | |
ザーエキ | 1~ | 攻撃魔法 | 119 | 100~600 | 50% | 闇[固定値:1] | 即死:50% |
整列 | 1~ | 回復技 | 自分のみ | 100% | 移動力・固定値:20 |
・個人スキル
アイコン | スキル名 | 使用可能Lv | 効果 |
---|---|---|---|
淫語 | 1~ | MP+19 素早さ+19 | |
古代金神僧官言語 | 25~ | MP+72 魔力+19 MP回復+8 魔力バフ上限:400% | |
射撃兵Ⅰ | 1~14 | HP+750 攻撃+50 素早さ+5 | |
射撃兵Ⅱ | 14~24 | HP+1500 攻撃+100 素早さ+10 | |
射撃兵Ⅲ | 25~ | HP+2250 攻撃+150 素早さ+15 | |
魔力攻撃耐性 | 1~ | 魔力スキル耐性+1 |
運用
・雇用可能勢力
なし
考察
なんだか懐かしいグラフィックと効果音を引っ提げた新兵科。
近接・遠距離両刀で即死技も持つ強力な兵科。
特筆すべきは金神僧官にクラスチェンジすると魔力のバフの上限が400%となる点。
これは他兵科の3倍という凄まじい値に相当し、優秀なバフ要員と行動を共にすれば、大戦果が期待できる。
解説
全般
ドラゴンクエストに登場するモンスターの系列である、まじゅつし・あくましんかん系。
まじゅつし系はまじゅつし・きとうし・ようじゅつし、
あくましんかん系はあくましんかん・じごくのつかい・はめつの使者で構成されており、
本作の帝国淫術師はまじゅつし、あくめしんかんはきとうし、
金神僧官はあくましんかんorじごくのつかいの外見をしている。金神僧官の外見候補が二種ある理由は後出。
まじゅつし
怪しげな仮面とローブを纏った魔法使い系のモンスター。紫色のローブを着ている。*1
はめつの使者以外の他モンスター共々、DQ2で初登場を果たしている。
ポジション的には初代DQの『まほうつかい』の後任ポジションであり、使える魔法は先代同様にギラしかない。
とはいえ当時のギラは単体攻撃なので初代ほどの驚異ではなく、
『三人に勝てるわけないだろ!』もょもと「馬鹿野郎勝つぞ俺は勝つぞお前!(天下無双)」力押しで割とあっさり倒されることが大半だった。
なお、ガラケー版以降はギラの攻撃範囲が従来の単体攻撃からDQ3以降のグループ攻撃に変更されたため、
初代DQ並みの難敵として立ちはだかってくるようになった。
また、実は初出のDQ2の時点では『まほうつかい』と同様に系統内で唯一杖を持っておらず、
それが遠因となってトルネコシリーズで出演を逃した後、上位種のように杖を持ち始めたのはDQ9による再登場時点からだったりする。
なお同作では杖持ちの打撃攻撃はMP吸収効果が付与されているので、ゲームバランスの面でも割と大きな変更点となっている。
きとうし
緑色のローブを纏い、杖を持ったまじゅつしの上位種。
こちらはポジション的にも初代DQの『まどうし』の後継と言え、
あちらで問題となったギラとラリホーのコンビネーションを使えるものの、
『普通に進めれば2~3人旅』・『登場タイミングではギラは火力不足』・
『それ以外にマホトーン・スクルトも使えるが、本人の能力等からほぼ無駄行動扱い』
…と悪条件が重なっており、まどうし程の驚異とはなっていない。
ちなみに地味ながらシリーズで最も早く登場した呪文を4種使える(しかも上位種のようじゅつしより多い)モンスターだが、
内訳がしょぼい所為で大して話題になっていない。
SFC版以降は支援呪文が強化されたものの、ギラの威力不足と肉体面のへなちょこっぷりから火力不足は相変わらずであり、
何故か行動がルーチン化され、やたらと貧弱な打撃の使用頻度が多い上に、
肝心要のラリホーを確定で7ターン目まで使ってこなくなったためさらに弱くなった。
その一方で、トルネコの不思議なダンジョンでは上位種である『ようじゅつし』共々2から登場したものの、
ランダム効果の杖を振る能力を持つうえに、
従来シリーズ仕様の他モンスターより感知距離が広く、よりこちらの視界外から積極的に杖を振ってくる*2。
3ではそれに加えて味方に強化効果を持つ杖を振る能力が追加され、
GBA版3ではプレイヤーキャラの近くに居なくても強化系杖を振るようになる*3という仕様変更がされた。
特徴を纏めると、初登場の2でも同系列の元祖であるガイコツまどうの比にならない程危険度が高く、
GBA版3に至っては最早イキスギィ!なレベルの妨害・強化系モンスターになった事で数々の大惨事を*4引き起こし、
現在ではひでやシレン4のギャザー系*5並みに嫌われている。
倒すと偶にきとうしの杖を落とし、トルネコ3ではポポロ編で仲間に出来るが、
どちらでも場所替え効果が邪魔で絶妙に役に立たないが、なのはガイコツまどうからの伝統だったりする。
場所替え効果が無い上位種は文句なしに優秀
あくましんかん
まじゅつし系の上位と言えるモンスター系統である、あくましんかん系に所属するモンスター。
外見的にはまじゅつし系と比べると仮面の宝石が大きくなっており、頭の左右に角が付いている(DQ5のみ無し)。
さらに武器を杖からモーニングスターの二刀流に持ち替えており、見た目の印象は大きく変わっている。
最初のDQ2では紫色のローブを着ていたが、DQ5による再登場時に朱色のローブに着替え、
以降のシリーズでは全モンスターでも珍しい事に色が定まっていないモンスターとなり、この二色のどちらかのローブを着用していたが、
近年のシリーズにおいてはあくましんかんは一貫して朱色のローブを着用しており、
最初に来ていた紫色のローブは(あくましんかんの物とは若干色合いが違うが)現在の最上位種である『はめつの使者』に譲る形となっている。
初出演であるFC版DQ2ではイオナズン・ザラキ・ザオリク・ルカナン・スクルトという、
雑魚モンスターとは思えない鬼のような呪文構成かつ、最大2体で登場し、
しかも必ず魔法を使う上にMPは無限で、マホトーンは完全無効という悪鬼の如き仕様で登場。
イオナズン2連発は一瞬でパーティが半壊する上に、敵はザオリクを戦闘中に使える*6ため
不意のザラキによる壊滅も相まって地獄を見たプレイヤーも多かった。
ちなみにスクルト・ルカナンはほぼ無駄行動に近く、まともに戦うなら付け入るスキはこ↑こ↓。
リメイク版であるSFC版以降はMPが有限となってザラキを使わなくなり、マホトーンも割と通るようになったものの、
MPが尽きるorマホトーンが通ると無駄行動なしで両手のメイスでこちらを撲殺しにかかってくる*7ため
相変わらず手ごわく、しかも中盤から戦えるタイミングがある。
その後のシリーズにおいてはビルダーズ2において重要な役割を果たしており、
自分が死んでヤケクソになったハーゴンの思想を受け継ぎ、
ハーゴン亡き後のハーゴン教団の実質的なトップとして元の教義の時点で超ガバガバだったが
ガバガバすぎる教義解釈を行って教団残党による世界全体での破壊活動を扇動し、
最終的にはハーゴンの亡霊との合わせ技で破壊神シドーの復活にまで成功しており、
ストーリーの黒幕の一人として圧倒的存在感を見せている。
ちなみに、トルネコ系統では2ではゲイズ枠と言える催眠モンスターであり、接近されると割と厄介だったが、
3ではじごくのつかいを巻き込む形でちからため以外使用しないただのクソザコナメクジ脳筋に成り下がっている。
じごくのつかい
初登場時であるDQ2では、あくましんかんの下位種として登場したあくましんかん系のモンスター。
実は朱色のローブという見た目はこちらが元祖なのだが、DQ5で色合いをあくましんかんに奪われるという仕打ちを受け、
トルネコシリーズやDQ10による再登場時にはきとうしのような緑色のローブを纏って登場を果たしている。
なお、初めて再登場を果たしたトルネコ2からは上記の通りあくましんかんの上位種に成り上がっていたりする。やったぜ。
FC版DQ2ではベギラマ・スクルト・ルカナン・ベホマという呪文構成で登場したが、
ベギラマはバグでトンヌラに巻き込まれる形で威力が死んでおり、
その他の呪文もベホマぐらいしか目ぼしい物が無い為、戦闘能力はようじゅつしに毛が生えた程度。
その一方で出番の面では恵まれており、固定シンボルでボス枠としての出番がある他に、
どういう訳かローレシアの牢屋に捕まっており、固定ドロップアイテムのいかずちの杖は高値で売れる上に、
セーブデータ圧縮の都合から杖を所有していない状態でS&Lすると何度でも復活するため、王子一行の財布として名高い。
なおSFC版からはあくましんかんに立場を奪われ、ついでに金策術も封じられた*8模様。
コメント
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