At Your Service, My Lady

Last-modified: 2024-12-15 (日) 00:29:54

At Your Service, My Lady(奥様のお望み/どうぞ何なりと、奥様)

 
  • このクエストには達成期限があります。
    終盤のメインクエスト「The Die is Cast(賽は投げられた)」で、ヴラニック要塞に潜入すると達成不能になる。
    (要塞脱出後、連続するイベントで失敗となり破棄される。ヴラニック突入前に忠告を受けるので判断は容易)
  • このクエストに直接関わる実績が複数あります。
    • 実績「Casanova」、DLCの実績「Full House Sinner」は、このクエストで特定のイベントを見ることが前提となっている。
      該当イベントを起こさないままゲームを勧めたデータでは、上記の実績は解除できなくなるので注意。
  • このクエストには複数の解決方法と結末があります。
     

タルンベルクのステファニー夫人から受注するお使いクエスト。

  • チュートリアル終了直後に開始することも出来る序盤のサイドクエストであり、露骨に呼び出されて勝手に始まるので、ペシェクさんのサブクエからヴォイツェク経由で続けてここまで来てしまう人も多い。
    ただし、マップの端から端まで往復させられる上、戦闘や射撃などが必要とされるため、まったくメインを進めずに馬も訓練もなしで挑戦するのはオススメしない。
    時期的な期限はあるが、日程に余裕はいくらでもあるので、完全に忘却してしまわない程度にのんびり進めると良い。

奥様と話す。

  • チュートリアル終了後、ラッテイからタルンベルクに戻ってくると、街や城の兵士に呼び止められる。
    話を聞けばステファニー夫人がヘンリーを呼んでいることを教えられる。
    ラッテイで荷物検査により痛い目を見た諸君は警戒するかもしれないが、特に叱られるわけでも、城を出る時に借りた金の返済を迫られるわけでもないので安心して良い。
  • 奥様に話を聞くと、お使いを頼まれる。内容は次の通り。
    • ウズヒッツの牧場から「白馬/Roan」を入手する。
    • ラッテイの商人、コンラッド・ハーゲンから、「特別なワイン」を入手する。
    • サーザヴァの彫刻職人、ジェローム師から「ティアラ」を入手する。
  • これらは、奥様が従姉妹の結婚式の贈り物にしようとしているアイテムである。
    3つのアイテムは、どれから入手しても構わない。一応、タルンベルクから見て近い街から並べているこの順番が、難易度順に沿うと思われる。
  • それぞれの工程に日数等による時間制限はないが、メインクエストで終盤まで進めてしまうと、場所の都合上、他の複数のクエストと一緒に破棄されてしまう。
    ヴラニック要塞に入る前には確認しておこう。

白馬の入手。

  • ウズヒッツの南部にある牧場に「白馬/Roan」がいるので、それを譲り受けて、タルンベルクの城まで連れてくるように、という依頼。
    Roan/ローンとは、粕毛馬のこと。地色の毛並みに加えて白い毛が混ざっているので、ほんのりパステルカラーになっている馬のことを指すが、ゲーム内の該当の馬は、見た感じではかなり思いっきり白毛である。
  • 牧場の主人に話を聞けば、馬の所在は教えてもらえるが、準備はまだチョット…という歯切れの悪い返事をされる。
  • 実はこの馬、乗ると振り落とされてダメージを受ける。ハードコア・モードの人はうっかり死なないように気をつけて。
  • システム上は自分の馬になるわけではないので、口笛で呼んだりすることも出来ない。
    乗って自分で運転して城まで行くしかないのである。
  • まあ、そんな格闘戦を挑まなくても、なだめるヒントは教えて貰える。牧場の主人を詳しく問い詰めると、従業員のヴァシェクだけは乗りこなすことが出来るらしい。

ヴァシェクに話を聞く。

  • 牧場の中にいるヴァシェクに話を聞くとIQの低そうなやり取りの後に説得を要求される。
    奥様関連の話で押すのが一番簡単だと思われる。
  • ヴァシェクを説得出来た場合、馬をなだめるための歌を教えて貰える。
    DMM吹替版の歌はちょっと無理やり詰め込んだ感があるが、英語版はもう少しテンポに余裕のあるのんびりとした童謡である。
    • 原文有志訳
      (13拍)Two horses come roaming in the merry month of May,♪恋の季節にお馬が二頭
      (10拍)to graze in the shade of the apple tree there.♪リンゴの木陰で草食べる
      (11拍)The first one is brown and the second is grey.♪最初は栗毛でお次は芦毛
      (10拍)Which shall I ride to my maiden so fair?♪どっちであの娘に会おうかな?
      基本的に歌は母音と音符が1:1対応になるので、英語の歌は見た目ほど詰まった感じにはならない。語尾のeは発音しないのでなおさら。スペルと発音があまり一致していないのが英語のやらしいところ。
      要するにaiueo(たまにrやy)の部分にしか音符は来ないのだ。カタカナで英語の歌を歌うと舌が追いつかないのはそのため。倍以上に音が増えてしまう。
      ツーホージズ カムローミング インザメリーマンスオブメイ(カナ26拍)→(原文13拍)
      tuuhouzizu camuroominngu innzameriimannsuobumei
      Two horses come roaming in the merry month of May,
      • 逆に日本語の歌はすべての文字に母音が付属しているので、原文と同じ長さの直訳風の文章にすると大変なことになる。
        DMM版

        ♪素敵な五月の日 二頭の馬はぶらぶら歩き(DMM版)
        sutekina gogatsunohi nitouno umawa burabura aruki(23拍)
        ♪リンゴの木陰で草を食む(13拍)
        ♪一頭は茶色で二頭目は灰色(18拍)
        ♪美しき我が乙女のもとへどちらに乗っていくべきだろう?(28拍)
        どういう吹替になるのか気になっていたが、もはや元のメロディを残す意識など微塵もなくてワロタ

      • 有志版の切り詰めた歌詞でも、まだ少し英語版より音の数が多いくらいである。
        有志訳版

        ♪恋の季節にお馬が二頭(有志訳版)
        koino kisetsuni oumaga nitou(14拍)
        ♪リンゴの木陰で草食べる(13拍)
        ♪最初は栗毛でお次は芦毛(15拍)
        ♪どっちであの娘(こ)に会おうかな?(13拍)

  • この歌を教えてもらった後に白馬に乗ると、以下馬に乗りなおす度にこの歌をヘンリー君が歌い、振り落とされるモーションがキャンセルされる。

タルンベルクまで届ける。

  • そのまま城まで乗っていけば良い。下手に寄り道などして乗り捨ててしまうと、口笛などで呼び出せないので再会するのが非常に難しくなる。
    変な隙間や茂み、出られなさそうな建物の中に飛び込んだりはしない方が良い。
    • 一応、牧場から城の前まではファストトラベルで道がつながっている。
      馬に乗ったままファストトラベルすれば、目的地まで一緒に移動できるので利用しよう。ただしランダムイベントには注意。
  • 城の中へ入り、タルンベルクの厩番頭に話しかけると、白馬を引き渡すことが出来る。
    • 気性の荒い馬だから気をつけるように伝えておくと感謝される。
  • そのまま奥様に報告しに行くことも出来るが、後で3件まとめて報告しても良い。

特別なワインを入手する。

  • ラッテイの雑貨屋の店主、コンラッド・ハーゲンは、独占契約を結んでいる高級ワインを販売している。
    これは通常の店で購入できる「上等なワイン」などとは違い、イベント専用のアイテムである。
  • しかし、ハーゲンに話を聞くと、そのワインは既に最後の樽を販売してしまい、ラッテイの弓術大会の景品になっているということ。
    • ワインは年単位で制作するので、品切れになったということは次の納品はおそらく来年。
      このゲームは1403年のまま秋が来ないので、その最後の樽を手に入れるしかないということである。

弓術大会で優勝する。

  • 弓をまったく鍛えていない状態でいきなり挑戦しても、ほぼほぼ不可能である。
    • 初期ヘンリー君の弓の腕前はLv0どころかLv-1くらいなのかと疑ってしまうほどひどい。
      (ちなみに、DLCで女主人公となるテレサの弓レベルは3)
    • 腕力と敏捷の数値にもよるが、そこも鍛えていない場合は、まず矢が的に届かない上に弓を引くだけでダメージを受ける。
      防ぐためにはレベル5まで上げるか、腕防具が必要になる。
  • サブクエより先に少しメインクエストを進めていた場合、バーナード隊長の訓練「厳しい訓練、易しい戦闘」で、最低限の弓の使い方を説明してもらえる上に、ダメージを防ぐ腕当てもタダで譲って貰える。またカポン君との勝負に勝てば性能が高めの弓も手に入る。
    その後の「獲物」でウサギ狩りもするのである程度は弓レベルを上げられるだろう。
  • 大会を取り仕切っている「弓の名手」は19:00頃に射的場から引き揚げる。大会開催中であろうと問答無用で歩き去ってい行き、その場合は例えヘンリーが優勝しても商品は次の日までもらえない(話しかけても商品を貰う選択肢が出ない)

大会ルール

  • 大会は3名参加で行われる。
    • 7本の矢をそれぞれ同時に撃ちはじめ、的にあたった点数を競う。輪が3つで中心から順に3、2、1点。
      一番最初に矢を全部撃ち終わった者には3点のボーナスがある。
    • 矢は支給だが、弓は各自持参のこと。
  • 無事に最高得点を叩き出した場合は、商品としてワインを貰える。
  • 今回の競争相手で一番強いのは、ルーシュ老。顔はまだ若いが、キャラ設定的には若いものにはまだまだ負けん爺さんらしい。
    ヘンリー君が勝てない場合は、ワインは彼の手に渡る。
    steam版1.9.6のハードコア
    • steam版1.9.6のハードコアでは13本の大会。
    • 猟師や執行官など、他と比べてラッタイの弓術大会は化け物揃いだが、この大会でも出場してくる。
    • 彼らは平均3点で撃つため、勝利するには最速ボーナスの3点が必須。この大会は13本しかないので時間に余裕はあまりない。
    • 最低でも弓レベル10はないと照準を合わせる時間すら追いつかないだろう。比較的垂れずに飛ばすために筋力要求値の高い弓も用意したいところ。
    • ちなみにNPCのうち誰が参加し誰が勝っても、不参加のルーシュが勝利しワインを手に入れたことになっている。理不尽だが譲渡の説得自体は難しくない。

他の手段でワインを入手する。

  • 大会で負けてしまった場合は、ルーシュ老がワインを受け取るが、彼はそれを後の楽しみとして大事に取っておく。
    なので、負けてがっかりしているうちにいきなり飲まれてしまう心配はないので安心して良い。
    • 大会後、ワインを持っているルーシュにマーカーが付く。その場で呼び止めることを忘れて彼が家に帰ってしまった場合でも、街の中を探せば見つかる。
    • 手段? 金を渡して買う、言いくるめて譲り受ける、こっそり盗む、堂々と盗む、お好きにどうぞ。
  • 実は大会が始まる前に、射的会場の難しい鍵のかかったトランクをピッキングして盗み出すことも可能。
    難しい鍵をピッキングするのと、言いくるめのどちらが難しいかは個人の判断にお任せ。
  • ワインは直接奥様に渡そう。

ティアラを入手する。

  • サーザヴァの彫刻技師ジェロームが、奥様の注文でティアラを制作している。
    (ヘンリーパパが、チュートリアルで制作していた剣の鍔と柄に彫刻を施していたのと同じ)
    しかし、完成が遅れるという連絡が入ったので、理由を確かめて急がせるようにとのこと。
  • サーザヴァの街は、基本的にゲームの後半で舞台になる街であり、発生するクエストも難易度の高いものが多い。
    このクエスト自体は比較的マシな方だが、そもそも馬・訓練無しでは街にたどり着くのも困難である。
    • まっすぐマーカーを目指して歩くと、川と山に阻まれ、盗賊に追い立てられた挙げ句に、森で遭難して崖から転落死する未来が待っている。
      序盤で突っ込んで行きも戻りも出来ずに山の中で泣く者多数。
  • また、街に到着したからといって油断してフラフラ探索していると、ゲーム中最難関の時限式サイドクエストのトリガーを踏んで、連鎖的にバタバタとNPCが死んでいったり、ついでに逮捕されたりする。
    ある程度余裕を持って焦らず進めよう。どうせジェローム師とは、メインクエストで話す機会がある。

ジェローム師と話す。

  • 山を越え谷を越えサーザヴァの修道院の、職人広場の建物二階にある彫刻工房にたどり着いたなら、黄色いターバンのジェローム師に話を聞こう。
  • ティアラ本体の金属部分の彫刻はほぼ終わっているが、それでも完成が遅れる理由は、ティアラに嵌めるために注文した宝石が、届かないせいである。
  • 問題の宝石である「モルダバイト」はジェローム師の友人、マーティン・ヴィツェクという商人が届ける手筈だったが、サーザヴァ北西の川岸を渡ろうとしているところを目撃されたのを最後に、行方不明になったらしい。
    • ちなみに、モルダバイトとは、隕石の衝突によって生成された緑色の天然ガラスだそうな。
      発生源が発生源だけに、チェコ周辺でしか採集できない特殊な鉱物らしい。
      ガラスと言われるとなにやら脆そうに聞こえるが、モース硬度は7くらいのものもあるようなので、普通に水晶やアメジストあたりと同じである。
  • 消えたモルダバイトの探索を引き受けることも出来るが、面倒だったり探しても見つからなかった場合は、適当な石を代わりに使うよう指示できる。
    ただし、その場合はジェローム師にもステファニー奥様にも苦情を言われる。

モルダバイトの探索。

  • 探索を引き受けると、マーカーによって指定される商人の失踪ポイントを調査することになる。
  • ただ、失踪ポイントの先には二人組の盗賊がいて、見つかると襲いかかってくるので戦闘が発生する。
    油断して無防備に特攻すると殺されて、セーブ状況によってはどこか遠くのとんでもない街からやり直しになりかねないので、気をつけること。
    • 夜寝ている間に忍び寄って暗殺したり、弱くてもクリアする方法はいくらでもあるが、それはシステムを理解してのこと。
      序盤特攻で無訓練で歩いてココまで来て死に戻りでラッテイに送られて萎え落ち、とならないように。
    • ちゃんとメインクエを進めていれば馬も防具も手に入り、街道沿いの補給地点をたどって楽にファストトラベルできるようになる。
      これはサイドクエストで、ここは終盤の街。メインのシナリオのマーカーは最初の町でさっさとやれよと君を待っている。
  • 二人組の盗賊を始末できた場合、近くに壊れた馬車やマーティン・ヴィツェクの死体を発見することが出来る。
    • 既に身ぐるみ剥がされており、それらしい荷物は持っていない。
  • 盗賊の死体にもそれらしき宝石はないが、彼らが拠点としていたキャンプ脇に置いてあるチェストをピッキングして開けると、中に探していたモルダバイトやその他の商品が入っている。回収しておこう。
    • 余談だが、この川はDLCでも人がよく死んでいる呪われた場所なので除霊した方が良い。
  • ジェローム師のところへモルダバイトを持ち帰ると、ひと晩かけてティアラの上に据え付けてくれる。
    完成したら取りに来るように言われるので、時間が来るのを待とう。
    • 時間になるとクエスト更新のお知らせが来るので、何度も訪ねてジェローム師に怒られないように。

奥様のお望み。

  • さて、3つのアイテムを全て入手したら、タルンベルクの奥様のところへ戻ろう。
    奥様に3つの品物についての報告を終えれば、報酬とともに貴族向けの高級服「ステファニーのシャツ」を渡され、奥様の本当のお望みは一体何だったのかを教えてもらえる。
  • 初対面の時点でそういうことではないのか、と推察していた人もいるかもしれない。とりあえず、ロバード卿が不機嫌になってベッドを汚すなと嫌味を言うくらいにはあからさまだった。
  • ここでヘンリー君は、奥様の本当のお望みを叶えるかどうかの選択を迫られる。
    • 奥様の指示に従って渡された服に着替えた場合、続くイベントで、隠し実績「Casanova」が解除される。
    • また、このイベントを発生させたことによって、そのデータではもう一つの隠し実績「Virgin」を達成できなくなる。
      更に、タルンベルク周辺で村人がランダムに行う噂話の内容が増える。
  • 更に更に、DLCの「サーザヴァの聖母」では、このイベントを発生させたかどうかによって、クエスト「天に至る門/The Wicket Gate」の工程が変動する。実績「Full House Sinner」は、このイベントを発生させたデータでなければ、達成できない。おまけに発生済みにも関わらず、ヨハンナが条件にカウントしてくれないバグ?があるため、この実績狙いならイベント発生は直前まで保留しておくのが吉。
     

これで「At Your Service, My Lady(奥様のお望み)」は終了である。