ゴードンみぞにはまる

Last-modified: 2019-01-28 (月) 20:53:59

気をつけろよ、ヘンリーフライング・キッパーを引っ張った時みたいに脱線すんじゃないぞぉ!
ゴードンみぞにはまる

日本版タイトルゴードンみぞにはまる
英語版タイトルOff the Rails/Gordon Takes a Dip
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1984年12月18日(英国)
・1989年5月21日(米国)
・1990年9月11日(日本)
・1993年5月6日(ジョージ・カーリン版米国)
・1998年3月24日(ドイツ)
・2008年1月12日(ハンガリー)
話数25
この話の主役ゴードン
登場キャラクターAヘンリーゴードンパーシー
(英語版のみ:エドワード
登場キャラクターBエドワードジェームス
登場キャラクターCメルクリン
登場人物Aトップハム・ハット卿ゴードンの機関士ゴードンをからかった子供達
登場人物Bゴードンの機関助手エドワードの機関士エドワードの機関助手
登場人物Cヴィカーズタウン機関庫の作業員
登場スポットナップフォード駅
ヴィカーズタウン機関庫
トップハム・ハット卿のオフィス
ティッドマス機関庫
ゴードンが突っ込んだ溝
ナップフォード待避線
対応原作・第8巻『大きな機関車ゴードン
(第1話『ほりにはまったゴードン/ゴードンのだっせん』)
あらすじ・有る日、臨時の貨物列車を牽引するのを嫌がったゴードンは転車台で体をずらした、ところがその先では汚い溝が待ち受けていた…。
テーマ・忙しい駅
ヘンリー
クレーン車
メモ・『トーマスとゴードン』に続いて、ゴードンの寝顔が見れる(冒頭のみ)。
ゴードンが初めて脱線事故をする*1
あの時のトーマスに続いて、ゴードンをボロクソに言うヘンリー
トップハム・ハット卿に見放されて深夜迄野外に放置されたゴードン
あの時のトーマスに続いてヘンリーに「怠け者」と言われるゴードン
あの時のトーマスに続いて歌でからかわれるゴードン
・この話のゴードンはマヌケな性格で描かれており、『きてきとクシャミ』に続いて終始笑わなかった。
・この話は次回の『あなにおちたトーマス』に続く。
エドワードジェームスは台詞無し*2
子供達が歌っている歌のメロディが日本版と英米版で違う*3
・脱線したゴードンの救助に来たのはジェームスヘンリーだが、ヘンリーの姿だけが見えない。
ゴードンの救助作業中、実はメルクリンが近くを走っている*4
ゴードンが溝に嵌る事件は、1958年8月にロンドンの近郊で実際に起きた事故がモデルとなっている。
・『トーマスとけいさつかん』に続いて電話の早送りシーンがリンゴ・スターのナレーションを4倍速に早回しにした物が使われている。*5
トーマス大図鑑でテレビシリーズにおいて、写真が第2シーズンしせんをはしったゴードン』になっている。
パーシーの連結チェーンがズームシーンの時はランボードの上に、ゴードンの隣に来るシーンではフックに掛けられておらず、ぶら下がっている。
トーマストビーが登場しない最初の話でもある。
台詞ナレーターゴードンは待避線で休んでいた。」
ゴードン「あーあ、あぁ…。俺の様に大きくて立派な機関車ってのは全く疲れる。それらしく立派に振舞わなきゃならんからなぁ・・・。」
ナレーター「そこへ、ヘンリーがやって来た」
ヘンリー「やぁ、怠けてるなぁ?」
ゴードン「あぁ!?ウェ!なんと生意気な…!ヘンリーの奴、車輪が小さい癖して態度がデカすぎる!この俺にあんな事言うなんて全く無礼な奴だ…!俺は事故だって起こした事無いのに…!」
パーシー「でも、汽笛が止まらなくなった事があるんじゃなぁい?」
ナレーターパーシーが無邪気に聞いた。」
ゴードン「えぇ…、そりゃああったさぁ…。だけどそでは元気がありすぎたからだ。どんな機関車だってよく有る事だ。だが!ヘンリーみたいに脱線したりしたことがあったかい?俺は聞きたいねぇ…。」
ナレーター「その日、急行引っ張るのはヘンリーの番だった。ゴードンヘンリーが準備する様子をジッと見ていた。」
ゴードン「気をつけろよ、ヘンリーフライング・キッパーを引っ張った時みたいに脱線すんじゃないぞぉ!」
ヘンリー「フンっ!!」
ナレーターヘンリーはプリプリ怒って出て行った。ゴードンはあくびをして眠ってしまった。だが、まもなくゴードンの機関士が起こしに来た。」
ゴードンの機関士「起きろよゴードン、臨時列車を引っ張ることになった。」
ゴードン「それは貨車かい?客車かい?」
ゴードンの機関士「貨車だよ?」
ゴードン「貨車ァ?!チッ、何てこったぁ…。」
ナレーター「ゴードンの窯の火がまだ小さくて出発出来ないので、ゴードンの向きを変えてやる為、エドワードゴードンを押して転車台に乗せることになった。」
ゴードン「あーあ、嫌だ嫌だ!」
ナレーターゴードンは頻りにボヤいている。」
ゴードン「バーカ馬鹿しい…バーカ馬鹿しい…ウェ!…ふんっ!」
ナレーター「やっと転車台にゴードンが乗った。ちょっと動いたおかげで窯の火の調子が良くなり、蒸気が出て来た。ゴードンは不機嫌でヤケっぱちになっていた。」
ゴードン「今に見ろ…思い知らせてやるからな…!」
ナレーターゴードンはブツブツ言いながら転車台が半分まで回転するのを待った。そして、転車台が引っ掛かって動かなくなるようゆっくり前進した。ところが途中で止まらなくなり、溝の中にズルズル落ちてしまった。」
ゴードン「どわああぁっ!!た、たたた、助けてくれ!助けてくれぇぇぇぇっ!!」
ゴードンの機関士「どうにもならん。填まり込んじまったよ、馬鹿なゴードンめ!」
ナレーター機関士達が言った。彼らはトップハム・ハット卿に電話をした。」
ゴードンの機関士ゴードンが臨時列車を引っ張るのを嫌がって溝に落ちてしまいました!」
トップハム・ハット卿「何だってぇ!?臨時列車が待ってるんだぞ!しょうが無い。エドワードに引っ張るよう言ってくれ!何ゴードン?そこにほっとけ!!後で引っ張り出せば良い!!」
ナレーター「溝の向こう側で男の子達が騒いでいた。」
子供達「あはは!間抜けだなぁ!」「ずっとあのままなんじゃない?」
ナレーター「彼等は歌い始めた。」
子供達「間抜けなゴードン落っこちた♪溝の中に落っこちた♪間抜けなゴードン落っこちた♪溝の中に落っこちた♪」*6
ナレーターゴードンは一日中、溝の中に横たわっていた。」
ゴードン「参ったぁ…もうここから出られないのかぁ…?」
ナレーター「しかし、その夜救助隊がやって来た。泥濘からゴードンを引っ張り出すため車輪の下に枕木をあてがった。そして丈夫なロープでゴードンの後ろを向き、ジェームスヘンリーが一生懸命引張り安全な場所まで救い出す事に成功した。」
ナレーター「その夜の遅くゴードンはゆっくり這う様にして機関庫に帰った。悲しかったが、ちょっぴり賢い機関車になった。」
原作との相違点・原作絵本と英国版人形劇及びアニメ絵本版でヘンリーゴードンに言った言葉は『fat face「デブ」』であるが、米国では規制対象である為、米国版では『lazy bones』、日本版は「怠け者」に置き換わっている。
・原作絵本及び英国版人形劇ではトップハム・ハット卿ゴードンを放置する際の台詞は「今は構っている暇はない」であるが、米国版と日本語版では「後で引っ張り出せばいい」に置き換わっている。
・原作絵本、英米版人形劇、アニメ絵本版ではパーシーゴードン安全弁のトラブルを起こした事を言及する場面が存在したが、日本語版人形劇ではカットされている*7
英国CVナレーター/他:リンゴ・スター
米国CVナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
ヘンリー堀川亮
ゴードン内海賢二
パーシー中島千里
トップハム・ハット卿宮内幸平
ゴードンの機関士塩屋浩三
ゴードンをからかった子供達中谷ゆみ/中友子
シリーズ前回(英語)きたないきかんしゃシリーズ前回(日本)トーマスのクリスマス・パーティー
シリーズ次回あなにおちたトーマス
原作前回キンドリー夫人のクリスマス
原作次回おちば
参照画像・参照はゴードンみぞにはまる/画像?

*1 このエピソードから数年後に再び泥濘に嵌まるが、場所は違う。
*2 但し、英語版ではエドワードに喋る機会が与えられている。
*3 米国版では『Here We Go Round the Mulberry Bush』と同じメロディである。
*4 ゴードンが救助されているシーンで動いているライトがメルクリンの物と思われる。
*5 こちらも日本語版と米国版で流用されている。
*6 その時一瞬だけ、「ヘイ♪」と聞こえる。
*7 日本版ではゴードン汽笛が鳴り止まなかった事を言及している。