「気をつけろよ、ヘンリー。フライング・キッパーを引っ張った時みたいに脱線すんじゃないぞぉ!」
日本版タイトル | ゴードンみぞにはまる | ||
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英語版タイトル | Off the Rails/Gordon Takes a Dip | ||
脚本 | ウィルバート・オードリー | ||
放送日 | ・1984年12月18日(英国) ・1989年5月21日(米国) ・1990年9月11日(日本) ・1993年5月6日(ジョージ・カーリン版米国) ・1998年3月24日(ドイツ) ・2008年1月12日(ハンガリー) | ||
話数 | 25 | ||
この話の主役 | ゴードン | ||
登場キャラクターA | ヘンリー、ゴードン、パーシー (英語版のみ:エドワード) | ||
登場キャラクターB | エドワード、ジェームス | ||
登場キャラクターC | メルクリン | ||
登場人物A | トップハム・ハット卿、ゴードンの機関士、ゴードンをからかった子供達 | ||
登場人物B | ゴードンの機関助手、エドワードの機関士、エドワードの機関助手 | ||
登場人物C | ヴィカーズタウン機関庫の作業員 | ||
登場スポット | ・ナップフォード駅 ・ヴィカーズタウン機関庫 ・トップハム・ハット卿のオフィス ・ティッドマス機関庫 ・ゴードンが突っ込んだ溝 ・ナップフォード待避線 | ||
対応原作 | ・第8巻『大きな機関車ゴードン』 (第1話『ほりにはまったゴードン/ゴードンのだっせん』) | ||
あらすじ | ・有る日、臨時の貨物列車を牽引するのを嫌がったゴードンは転車台で体をずらした、ところがその先では汚い溝が待ち受けていた…。 | ||
テーマ | ・忙しい駅 ・ヘンリー ・クレーン車 | ||
メモ | ・『トーマスとゴードン』に続いて、ゴードンの寝顔が見れる(冒頭のみ)。 ・ゴードンが初めて脱線事故をする*1。 ・あの時のトーマスに続いて、ゴードンをボロクソに言うヘンリー。 ・トップハム・ハット卿に見放されて深夜迄野外に放置されたゴードン。 ・あの時のトーマスに続いてヘンリーに「怠け者」と言われるゴードン。 ・あの時のトーマスに続いて歌でからかわれるゴードン。 ・この話のゴードンはマヌケな性格で描かれており、『きてきとクシャミ』に続いて終始笑わなかった。 ・この話は次回の『あなにおちたトーマス』に続く。 ・エドワードとジェームスは台詞無し*2。 ・子供達が歌っている歌のメロディが日本版と英米版で違う*3。 ・脱線したゴードンの救助に来たのはジェームスとヘンリーだが、ヘンリーの姿だけが見えない。 ・ゴードンの救助作業中、実はメルクリンが近くを走っている*4。 ・ゴードンが溝に嵌る事件は、1958年8月にロンドンの近郊で実際に起きた事故がモデルとなっている。 ・『トーマスとけいさつかん』に続いて電話の早送りシーンがリンゴ・スターのナレーションを4倍速に早回しにした物が使われている。*5 ・トーマス大図鑑でテレビシリーズにおいて、写真が第2シーズン『しせんをはしったゴードン』になっている。 ・パーシーの連結チェーンがズームシーンの時はランボードの上に、ゴードンの隣に来るシーンではフックに掛けられておらず、ぶら下がっている。 ・トーマスとトビーが登場しない最初の話でもある。 | ||
台詞 | ・ナレーター「ゴードンは待避線で休んでいた。」 ・ゴードン「あーあ、あぁ…。俺の様に大きくて立派な機関車ってのは全く疲れる。それらしく立派に振舞わなきゃならんからなぁ・・・。」 ・ナレーター「そこへ、ヘンリーがやって来た」 ・ヘンリー「やぁ、怠けてるなぁ?」 ・ゴードン「あぁ!?ウェ!なんと生意気な…!ヘンリーの奴、車輪が小さい癖して態度がデカすぎる!この俺にあんな事言うなんて全く無礼な奴だ…!俺は事故だって起こした事無いのに…!」 ・パーシー「でも、汽笛が止まらなくなった事があるんじゃなぁい?」 ・ナレーター「パーシーが無邪気に聞いた。」 ・ゴードン「えぇ…、そりゃああったさぁ…。だけどそでは元気がありすぎたからだ。どんな機関車だってよく有る事だ。だが!ヘンリーみたいに脱線したりしたことがあったかい?俺は聞きたいねぇ…。」 ・ナレーター「その日、急行引っ張るのはヘンリーの番だった。ゴードンはヘンリーが準備する様子をジッと見ていた。」 ・ゴードン「気をつけろよ、ヘンリー。フライング・キッパーを引っ張った時みたいに脱線すんじゃないぞぉ!」 ・ヘンリー「フンっ!!」 ・ナレーター「ヘンリーはプリプリ怒って出て行った。ゴードンはあくびをして眠ってしまった。だが、まもなくゴードンの機関士が起こしに来た。」 ・ゴードンの機関士「起きろよゴードン、臨時列車を引っ張ることになった。」 ・ゴードン「それは貨車かい?客車かい?」 ・ゴードンの機関士「貨車だよ?」 ・ゴードン「貨車ァ?!チッ、何てこったぁ…。」 ・ナレーター「ゴードンの窯の火がまだ小さくて出発出来ないので、ゴードンの向きを変えてやる為、エドワードがゴードンを押して転車台に乗せることになった。」 ・ゴードン「あーあ、嫌だ嫌だ!」 ・ナレーター「ゴードンは頻りにボヤいている。」 ・ゴードン「バーカ馬鹿しい…バーカ馬鹿しい…ウェ!…ふんっ!」 ・ナレーター「やっと転車台にゴードンが乗った。ちょっと動いたおかげで窯の火の調子が良くなり、蒸気が出て来た。ゴードンは不機嫌でヤケっぱちになっていた。」 ・ゴードン「今に見ろ…思い知らせてやるからな…!」 ・ナレーター「ゴードンはブツブツ言いながら転車台が半分まで回転するのを待った。そして、転車台が引っ掛かって動かなくなるようゆっくり前進した。ところが途中で止まらなくなり、溝の中にズルズル落ちてしまった。」 ・ゴードン「どわああぁっ!!た、たたた、助けてくれ!助けてくれぇぇぇぇっ!!」 ・ゴードンの機関士「どうにもならん。填まり込んじまったよ、馬鹿なゴードンめ!」 ・ナレーター「機関士達が言った。彼らはトップハム・ハット卿に電話をした。」 ・ゴードンの機関士「ゴードンが臨時列車を引っ張るのを嫌がって溝に落ちてしまいました!」 ・トップハム・ハット卿「何だってぇ!?臨時列車が待ってるんだぞ!しょうが無い。エドワードに引っ張るよう言ってくれ!何ゴードン?そこにほっとけ!!後で引っ張り出せば良い!!」 ・ナレーター「溝の向こう側で男の子達が騒いでいた。」 ・子供達「あはは!間抜けだなぁ!」「ずっとあのままなんじゃない?」 ・ナレーター「彼等は歌い始めた。」 ・子供達「間抜けなゴードン落っこちた♪溝の中に落っこちた♪間抜けなゴードン落っこちた♪溝の中に落っこちた♪」*6 ・ナレーター「ゴードンは一日中、溝の中に横たわっていた。」 ・ゴードン「参ったぁ…もうここから出られないのかぁ…?」 ・ナレーター「しかし、その夜救助隊がやって来た。泥濘からゴードンを引っ張り出すため車輪の下に枕木をあてがった。そして丈夫なロープでゴードンの後ろを向き、ジェームスとヘンリーが一生懸命引張り安全な場所まで救い出す事に成功した。」 ・ナレーター「その夜の遅くゴードンはゆっくり這う様にして機関庫に帰った。悲しかったが、ちょっぴり賢い機関車になった。」 | ||
原作との相違点 | ・原作絵本と英国版人形劇及びアニメ絵本版でヘンリーがゴードンに言った言葉は『fat face「デブ」』であるが、米国では規制対象である為、米国版では『lazy bones』、日本版は「怠け者」に置き換わっている。 ・原作絵本及び英国版人形劇ではトップハム・ハット卿のゴードンを放置する際の台詞は「今は構っている暇はない」であるが、米国版と日本語版では「後で引っ張り出せばいい」に置き換わっている。 ・原作絵本、英米版人形劇、アニメ絵本版ではパーシーがゴードンの安全弁のトラブルを起こした事を言及する場面が存在したが、日本語版人形劇ではカットされている*7。 | ||
英国CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター | ||
米国CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン | ||
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・ヘンリー:堀川亮 ・ゴードン:内海賢二 ・パーシー:中島千里 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・ゴードンの機関士:塩屋浩三 ・ゴードンをからかった子供達:中谷ゆみ/中友子 | ||
シリーズ前回(英語) | きたないきかんしゃ | シリーズ前回(日本) | トーマスのクリスマス・パーティー |
シリーズ次回 | あなにおちたトーマス | ||
原作前回 | キンドリー夫人のクリスマス | ||
原作次回 | おちば | ||
参照画像 | ・参照はゴードンみぞにはまる/画像? |