ヘンリーのせきたん

Last-modified: 2020-05-04 (月) 17:25:25
日本版タイトルヘンリーのせきたん
英語版タイトルCoal/Henry's Special Coal
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1984年12月4日(英国)
・1987年4月29日(オーストラリア)
・1989年4月2日(米国)
・1990年7月31日(日本)
・1993年6月3日(ジョージ・カーリン版米国)
・1998年3月16日(ドイツ)
・2008年1月9日(ハンガリー)
話数18
この話の主役ヘンリー
登場キャラクターAトーマスヘンリージェームス
登場キャラクターBエドワードアニークララベル
登場キャラクターCなし
登場人物Aトップハム・ハット卿ヘンリーの機関士ヘンリーの機関助手
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人乗客
登場人物Cウェルズワーズ駅の作業員
登場スポットティッドマス機関庫
ナップフォード駅
ウェルズワーズ駅
ナップフォードのバスの車庫
エルスブリッジ駅
テーマ・悲しいヘンリー
・ヘンリー
あらすじヘンリーは質の悪い石炭のせいで調子が出ない。だが、ウェールズの石炭のお陰でいつも以上に元気が出た。
対応原作・第6巻『みどりの機関車ヘンリー
(第1話『ヘンリーと石炭』)
メモ・この話のジェームス前々回に続いて笑わなかった。
あの時のトーマスと同様、ヘンリーを罵倒するジェームス
・『トーマスのしっぱい』に続いて体調になるヘンリー
トップハム・ハット卿が機関士の服装をするのはこの回のみ。
・今回はエドワードアニーは台詞は無し。
・その場に居ない筈のジェームスにウェールズの石炭を取りに行かせるトップハム・ハット卿*1
ヘンリーの外観が改造後になっているシーンがある。
・遅れて到着したトーマスに対して第11話の台詞をそっくりそのまま返してお前呼ばわりするヘンリー*2
第4話第9話の使い回し映像有り。
・原作第4巻同様、一部のシーンではヘンリーの車体の一部が青になっている*3
・石炭を持って居るヘンリーの機関助手の手をよく見ると、石炭を手にくっつける為の接合剤の様な物が付いている。
・未公開シーンではヘンリーの汽笛をアップで映したシーンや、トップハム・ハット卿ヘンリーに何か言っている時、ヘンリーの左隣(前方から見ると右隣)にジェームスも居る*4
パーシーが登場しない最初の話。
・リマスター版ではマスターフィルムの劣化により、ウェルズワーズ駅の引き込み線に入るヘンリーが勢い余って駅舎にぶつかってしまい、その後引き込み線から動いてしまっているNGシーンが使用されている。
・この話は次回の『フライング・キッパー』に続く。
・公式サイトでは写真は第2シーズンがんばりやのエドワード』になっている。
原作との相違点・原作ではジェームスヘンリーを笑っているが、TV版ではヘンリーに怒っている。
・原作及び人形劇英国版ではトップハム・ハット卿ヘンリーに「君は金のかかる機関車だ」と言っているが、人形劇米国版及び日本語版では「ヘンリー、どうした?」と言っている。
台詞ナレーター「ある朝、ヘンリーは情けない気分でいた。列車を引っ張る時、調子が良い時と、まるで駄目な時が有るのだ。」
ヘンリー「…こんなに悩んでいるのに、誰も心配してくれない…。」
ジェームス「ハッ!馬鹿馬鹿しい!」
ナレータージェームスが鼻で笑った。」
ジェームスは頑張りが足りないんだよ!」
ナレータートップハム・ハット卿がやって来た。」
トップハム・ハット卿ヘンリーどうした?部品もペンキも新しくしたのにちっとも良くならないな。もしお前が駄目な様なら、代わりの機関車に仕事をして貰うぞ?」
ナレーターハット卿の言葉を聞いて、ヘンリー機関士助手は悲しかった。ヘンリーがホームにやって来るとハット卿が待っていた。彼はいつもの帽子や上着を脱ぎ、作業着を着ていた。ヘンリーは何とかスタートしたが、機関助手はどうも気に入らない。」
ヘンリーの機関助手ヘンリーの蒸気がおかしい。幾ら火を焚いても充分な熱が出ません。」(初台詞)
ナレーター「…ヘンリーは精一杯頑張ったが、無駄だった。充分な蒸気が無いのだ。彼はエドワードの外れで止まってしまった。」
ヘンリー「…何て事だ。ここから退かなきゃいけない。よっこらしょっと…!」
ナレーター「彼はやっとの思いで、待避線に入った。エドワード列車を引き受けてくれた。ハット卿機関助手ヘンリーのトラブルについて話し合っている。」
トップハム・ハット卿「君は何処が悪いと思うかね?」
ヘンリーの機関助手「失礼ですがハット卿、原因は質の悪い石炭だと思います。最近のは酷いんですよ。大きな罐の機関車なら大丈夫ですが、ヘンリーの罐は小さいので熱が出ないんです。ウェールズの石炭なら、よく走るんですがね…。」
トップハム・ハット卿「あれは値段が高いんだ。だが、ヘンリーにもチャンスをやらんとな。ジェームス、ウェールズの石炭を取って来い!」
ナレーター石炭が運び込まれた時、ヘンリー機関士達は奮い立った。」
ヘンリーの機関助手「さあ、皆に力を見せてやろう!」
ナレーター機関助手は大きな石炭の塊に注意深く火を灯した。そして赤く燃えてる部分を小さい石炭で覆った。」
ヘンリー「火が消えてしまうよ!!」
ナレーターヘンリーは文句を言った。」
ヘンリーの機関助手「まあ見てろよ。此処ぞと言う時にぼうぼう燃える様になってるんだ」
ナレーター機関助手の言葉は正しかった。ホームに着いた時、水がグツグツ沸騰し、勢い良く蒸気が出ていた。」
トップハム・ハット卿「調子はどうだ?ヘンリー。」
ヘンリー「最高です!」
トップハム・ハット卿機関士、火の具合はどうだ?」
ヘンリーの機関士「ご機嫌ですハット卿!蒸気もたっぷりあります!」
トップハム・ハット卿「スピードの記録破りをするなよ、ヘンリーをあまり急かさんでな。」
ヘンリーの機関士「急かすどころか宥めるのに大変ですよ。」
ナレーターヘンリーにとっては素晴らしい一日になった。彼の人生でこんな気分の良い日は初めてだ。彼はグングン走ろうとしたが、機関士は押し止めた。」
ヘンリーの機関士「落ち着けよヘンリー。時間はたっぷりあるよ!」
ナレーター「列車は忽ちに着いた。そこへトーマスがやって来た。」
ヘンリー「何をやってたんだ?この怠け者!お前みたいな鈍間な機関車を待ってる暇は無いぞ!バイバーイ!」
トーマス「ひゃあぁ!驚いた!あんな凄い機関車、見た事有る?」
ナレータートーマスアニークララベルに聞いた。でも、彼女達も首を振るばかりだった。」
英国CVナレーター/他:リンゴ・スター
米国CVナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
トーマス戸田恵子
ヘンリー堀川亮
ジェームス:森功至
トップハム・ハット卿宮内幸平
ヘンリーの機関士里内信夫
ヘンリーの機関助手遠藤武
シリーズ前回パーシーにげだす
シリーズ次回フライング・キッパー
原作前回パーシーのしっぱい
原作次回フライング・キッパー号
参照画像・参照はヘンリーのせきたん/画像?

*1 収録ミスだと思われる。
*2 仕返しを考えていたと思われる。
*3 炭水車のへりが湾曲している為、ゴードンの炭水車を緑に塗り直して使い回したと思われる。
*4 汽笛の未公開シーンは楽曲『きてきのうた』で使用されている。