きたないきかんしゃ

Last-modified: 2020-05-04 (月) 17:18:09

きたないきかんしゃ

日本版タイトルきたないきかんしゃ
英語版タイトルDirty Objects/James in a Mess
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1984年12月25日(英国)
・1987年5月6日(オーストラリア)
・1989年4月23日(リンゴ・スター版米国)
・1990年9月4日(日本)
・1991年11月26日(ジョージ・カーリン版米国)
・1998年3月23日(ドイツ)
・2008年1月12日(ハンガリー)
話数23
この話の主役ジェームストビー
登場キャラクターAジェームスパーシートビーいたずら貨車・いじわる貨車石炭の貨車
登場キャラクターBヘンリエッタ
登場キャラクターC無し
登場キャラクターDゴードン(地名として) (アニメ絵本の言及のみ) トーマスアニークララベル
(ラテンアメリカ版の台本の誤植のみ:ヘンリー
登場人物Aトップハム・ハット卿ジェームスの機関士
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人ジェームスの機関助手トビーの機関士トビーの機関助手エルスブリッジ駅の作業員
登場人物Cマロン駅長マロン駅の作業員
登場スポットエルスブリッジ駅
ナップフォード駅
牛の野原
ゴードンの丘
高架橋(未公開シーンのみ)
マロン駅
ティッドマス機関庫
テーマ・ジェームス
・暴走
・トビー
対応原作・第7巻『機関車トビーのかつやく
(第3話『トビーとジェームス 』)
あらすじトビーに出会ったジェームスは彼を汚いと馬鹿にする。ある日、ジェームス貨車達に押されて、タール運搬車に突っ込んで自慢の赤いボディが汚くなり…。
メモ・『やっかいなかしゃたち』に続いて、他の機関車がカメオ出演しない話でもある。
ジェームスの靴紐事件トビーに迄伝わった。*1
・この事故は当時ソドー島に居なかったダグラス伝わる
貨車達に突き飛ばされて脱線したジェームスを救助しにクレーン車が来たのは2回目である。
クレーン車、脱線事故現場へ3回目の出動。
トビー、初めてジェームスパーシーと会話する。
・初対面早々トビーに暴言を浴びせるジェームス
・初対面のパーシーに醜態を晒すジェームス
ジェームスが野原で汽笛を鳴らす場面で英国版ではエコーがかかっている。
遠藤武さんのジェームスの機関士の声はこの話が最後となる。
この前トーマスから叱責を受けたにもかかわらず、懲りずに又ジェームスを悪戯する貨車達
・当エピソードは罵り合いが多い。
あの時のトーマスに続いてゴードンの丘貨車達に突き飛ばされるジェームス
あの時のヘンリーに続いて貨車に追突して大破させるジェームス*2
ジェームスタール運搬車に衝突するシーンで、一台目の貨車の後ろにスタッフの指が映っている*3
パーシーが貨車を片付ける際に汽笛を鳴らす場面は日本語版とジョージ・カーリン米国版で聞ける*4
・未公開シーンでは、ジェームス高架橋を渡るシーンや、ジェームスタール運搬車に衝突するシーンを真横から撮影した物とジェームスを別視点から撮ったシーンとトビーを別視点から撮ったシーンが存在する。*5
・本来、タールは道路舗装等に使われる物で決して汚い物ではないのだが、この話では汚物扱いされている。
タールでボディを汚されたジェームストビーと一緒に嘲笑うパーシーだが、数年後にはパーシーボディを汚され更に数年後にはゴードンパーシー不注意タール塗れになってしまう。
・ラテンアメリカ版ではヘンリーの名前が間違えて言及されている。
ジョージ・カーリンの米国版では話の前奏が収録されているビデオによって異なる*6
ジェームスゴードンの丘を登るシーンは『やっかいなかしゃたち』の使い回し映像。
マロン駅の線路が直線の最後の話*7
・絵本ではトーマスアニークララベルが言及されている。
・この話の主役であるジェームスは「ヘンリーのせきたん」に続いて終始笑わなかった*8
ジェームスナップフォード駅に客車を留置するシーンで、2両目と3両目の客車が入れ替わっている。
第23シーズンで、このエピソードの一部シーンがリメイクされた
・この話で学べるのは「口は災いの元」「身から出た錆」「因果応報」と言う事*9
原作との相違点・原作ではトビーはこの回以降、車体がチョコレート色、車輪のカバーが青に塗装される。
・原作では貨車の編成のうち先頭車両が有蓋車?だが、人形劇では全て無蓋車となっている。
・原作ではジェームスタールタンク車に衝突した操車場はウェルズワーズ駅近くだが、人形劇ではマロン駅近くである。
・原作では、トーマスも救助活動に加わっている。
台詞ナレータートビーヘンリエッタソドー島での新しい仕事を楽しんでいた。でも彼等は古びていてペンキを塗り替える必要があった。ジェームスが彼等を見て失礼な事を言う。」
ジェームス「うわぁー!汚い奴だー!」
ナレータートビーは遂に怒った。」
トビー「じゃあジェームス、如何して君は赤いのさ!?」
ジェームス「そりゃあ素晴らしい機関車だからさ!僕は何だってできるんだ。君は僕のペンキが汚れてるの一度も見た事が無いだろう?」
トビー「そうか!君がそんな風にちゃんとしているのはきっと靴紐?のお陰なんだろうなぁ?」
ジェームス「くうーっ!なんって失礼な!!」
ナレータージェームスは更に赤くなって怒った。以前故障を起こしてお客の靴紐で修理した時の事を言われたからだ。ジェームスは引き込み線に客車を残して次の列車の用意に掛かった。今度は各駅停車の貨物列車だ。駅毎に止まっては荷物を上げ下ろししなきゃいけない。ジェームスは各駅停車の貨物列車を牽くのが嫌いだった。」
ジェームス「うわぁー!汚い貨車だー!本っとに嫌になっちゃうよ!あーあ、ついてないや…。」
ナレーター「初めの内、貨車は少しだったのに各駅に止まる毎に貨車が増えて、段々長い列車になっていった。最初は貨車達も素直について来たがジェームスが意地悪くぶつけるので遂にジェームスに仕返ししようと決めた。やがてゴードンの丘の頂上に近づいた。重い貨車を牽く時は普通ここでブレーキを掛ける為に一度止まらなきゃいけない。なのにジェームスはそれをすっかり忘れた。」
ジェームスの機関士「あー!止まれー、ジェームス!」(遠藤武さんのジェームスの機関士の最後の台詞)
ナレーター機関士が叫んだが、ジェームスは止まらなかった。今度、トビーに会ったらどうやって言い負かしてやろうかと、考えるのに夢中だったのだ。貨車達の仕返しをするチャンスがやって来た。」
貨車1「そーれやれー!」
貨車2「やっちまえー!!」
ナレーター貨車達は車体をガンガンぶつけ、ジェームスを下に押して行った。」
ジェームス「押すなーっ!止まれっ!止まれ~~!!」
ナレーター「凄まじい勢いでを通り過ぎると災難が待ち受けていた!ジェームスの体中にベタベタした染みが飛び散った。タール運搬車に突っ込んでしまったのだ。怪我は大した事は無かったが、全身真っ黒けに汚れてしまった。タール運搬車と貨車は滅茶滅茶に壊れてしまった。パーシートビーが大急ぎで助けにやってきた。」
トビー「見ろよパーシー!この汚いのは何だろう?」
ナレータートビーが言った。」
パーシージェームスだよ!分からない?」
トビージェームスに似てはいるけどさぁ。ジェームスは赤くて立派な機関車だろう?こんなに汚くはないんじゃない?」
ナレータージェームスは聞こえないふりをした。トビーパーシーは壊れていない貨車を片付け、ジェームスが帰るのを手伝った。駅に戻るとハット卿が待っていた」
トップハム・ハット卿パーシートビー、ご苦労だったな。」
ナレーター「そしてジェームスに言った。」
トップハム・ハット卿「貨車を吹っ飛ばしてしまうとはなぁ…驚いたよ。だが、そんな姿のままじゃはいかん。すぐに綺麗にしよう。トビーはペンキを塗り替えてやろう。」
トビー「じゃあ、ヘンリエッタも塗り替えて貰えませんか?」
トップハム・ハット卿「勿論だよ。」
トビー「有り難う!彼女も喜びますよ!!」
ナレータージェームスは、トビーが大喜びで走り去っ行くのをただ眺めているより他は無かった。」
英国CVナレーター/他:リンゴ・スター
米国CVナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
ジェームス:森功至
パーシー中島千里
トビー川津泰彦
いたずら貨車・いじわる貨車里内信夫
いたずら貨車・いじわる貨車石炭の貨車):塩屋浩三
トップハム・ハット卿宮内幸平
ジェームスの機関士遠藤武
シリーズ前回トーマスとけいさつかん
シリーズ次回(英語)ゴードンみぞにはまるシリーズ次回(日本)トーマスのクリスマス・パーティー
原作前回トーマスとおまわりさん
原作次回キンドリー夫人のクリスマス
参照画像参照はきたないきかんしゃ/画像?

*1 恐らく、トーマスヘンリーが告げたと思われる。
*2 横倒し迄には至らなかった物の、衝突した弾みで車体が浮き上がって僅かに線路から脱輪しており、先頭の貨車から石炭が何個か零れ落ちている。
*3 リマスター版で映らないように改善されている。
*4 その時だけ、汽笛の音が1キー低くなっている。
*5 未公開シーンは、高架橋と別視点から撮ったシーンを除いて楽曲『やっかいなかしゃたち!』で使われている。
*6 「Thomas & His Friends Get Along」では前奏が英国版より短めに途切れると同時に蒸気音が入っているのに対し、「Best of James」では前奏がより長く続いてジョージ・カーリンのナレーションが開始する同時に途切れている。
*7 第6シーズンパーシーとゆうれいこうざん』まで出番無し。
*8 主役のキャラクターが終始笑わなかったのは「でてこいヘンリー」に続く。
*9 トーマスとゴードン』も同様。