2012年頃からなんJでたまに建っていたほのぼのネタスレ。
登場人物
- 主要人物
- 須田幸太(元横浜/DeNA→JFE東日本)
2011年に横浜ベイスターズ(現・横浜DeNA)に加入。現在は横浜商科大学の非常勤投手コーチ*1。 - 六道聖
架空の人物。ゲーム「実況パワフルプロ野球」の2011以降の全てのサクサクセスモード*2でベイスターズに所属。 - デニー友利こと友利結(元大洋/横浜→西武→MLB→横浜→中日)
2012年と2013年にベイスターズでコーチをしていた。のち中日でコーチなどを歴任し現在は巨人編成本部海外スカウト。 - デニーの中日コーチ時代の教え子たち
- 須田幸太(元横浜/DeNA→JFE東日本)
様式
「須田が聖に褒められたり慰められたりしている所に突然デニーコーチが乱入*3、聖のことは甘やかすが*4須田だけを練習に連れて行く」という内容。デニー登場時は助っ人外国人投手になぞらえた効果音が鳴るのが特徴*5であるほか、デニーが登場した際に須田によって現在のデニーの肩書きが丁寧に紹介されるのがお約束となっている*6。
なおデニーこと友利結がのち中日や巨人に移り、DeNAとの関係が薄くなったにも関わらず、平然と登場し最後の最後まで福谷・田島らお前達はおろかソフトバンク移籍後の又吉までなぜか一緒に巻き込まれていた。
またスッダレ流行時の須田は投手成績においてはかなり微妙な成績であったが、恵まれた打撃センスを持っているとして主砲と評されることが多く、その点がネタにされることもあった。
歴史
原型は2012年7月に立てられた以下のようなスレである。
六道聖「国吉くんがまた打たれてるぞ」
1 :風吹けば名無し:2012/07/15(日) 21:37:27.66 ID:lQIdFnB9
~横須賀・ベイスターズ寮~
須田「ホントだ!どうしようもないね。」
聖「須田くん!そんな人ごと見たいに言ってはダメだぞ!」
須田「いいじゃん・・・・どうせ俺らは二軍だしさw」
アナ「あーベンチの友利コーチはこの表情・・・・」
須田「デニーさんあんな顔してwwおーこわwww」
聖「須田くん!」 バリン!バリバリバリントン!
須田「・・・・・・っ!テレビの液晶が!?」
テレビから出てきたデニー「オラ須田ァ!ずいぶん気楽な顔してるじゃねえか!」
聖「!!!!」
デニー「聖ちゃんはどいていなさい。さぁ今から残り全試合完封してもらおうか!オラとっととこい!(ズズズズ・・・・←テレビの中に引きずり込む音」
六道聖「須田くんが無死満塁のピンチだぞ」
1 :風吹けば名無し:2012/07/16(月) 13:03:34.92 ID:i0be/IH8
~横須賀スタジアムにて
須田「ここで迎えるのは小斉ガルシアテレーロの帝王トリオ…僕に抑えられるわけがないよ!」
聖「仕方のない奴だな…そうだ、無失点で切り抜けたら、ごほうびにきんつば*7をやろう」
須田「どうせごほうびをくれるなら…その…ゴニョゴニョ」
聖「よく聞こえないのだが…あ、監督が来たぞ」
大ちゃん*8「やあ、次の打者への攻め方は決まったかな?」
須田「あ、監督。僕は聖ちゃんと大事な話があるんで、少し黙っててください」
大ちゃん「…須田、監督に口答えとはずいぶんとえらくなったもんだな!」バリバリバリ
須田「ああっ、大ちゃんかと思ったら、その生皮をかぶったデニーコーチだった!」
デニー「聖ちゃんはどいていなさい。オラ、俺からも素敵なごほうびをくれてやるぞ!
まずはアメリカンノック9800本からだ!(ズズズズ…←安針塚まで引きずられていく音
そもそもなぜこのようなスレが立ったかという点については、以下に述べるようなそれなりに長い内輪ネタ的な過程があった。
2011年頃のなんJでは、パワプロのサクセスモードに登場する女性キャラクターが、実際の球団に所属して現実の選手と(性的な)関わりを持つという謎のネタコピペが流行っていた。
あまり直接的な描写がないもので例を挙げると、以下のようなものである。
あおい「ボクにしか出来ないこと、ですか?」
1 名前:風吹けば名無し 2011/09/15(木) 23:17:33.78 ID:vFEvF2qB
井口「ああ。最近は打線に元気が無くてなかなか試合に勝てない。チームの雰囲気も悪い。そこで早川にチームを活気づけてもらいたいんだ」
あおい*9「はあ…。で、ボクは何をすれば?」
井口「チームの若い連中の"夜のお相手"をしてやってくれ」
あおい「よ、夜のお相手って……えぇ?!さすがにそれは…」
成瀬「おいおい、井口さんの言うことが聞けないってのー?」
今江「井口さんの頼みを断ったりなんかしたら大変だぜー!なんたって次期監督なんだぜー?」
井口「そういうことだ。頼めるな」
あおい「うぅ……分かりました。じ、じゃあまず誰の……」
井口「そうだな、まずは最近打線のブレーキになっている伊志嶺と…」
大松「一番ブレーキになってるのはアンタだろ」
その中で、暗黒真っ只中の横浜ベイスターズに所属する設定になった六道聖については、以下のようなコピペが作られた。
聖「どうして焼き肉会で服を脱がねば…」
1 :風吹けば名無し:2011/08/09(火) 02:07:51.51 ID:x3fCi/tH
石川「あーほらほら、ウチ"漢"がウリの球団なんでー」
下園「そそ。ルーキーは肉体美披露することになってんのー」
聖「だ、だからと言って……私は女、だし……」
石川「おいおいそんなこと言っちゃっでいいのー?」
聖「いやしかしっ……」
村田「まさか入団早々、チームの輪を乱す気か」
聖「せ、選手会長っ……」
新沼「捕手がチームの秩序を守れなくてどうする。やれ」
聖「う……わ、渡辺さん……」チラッ
渡辺「…………」フルフル
聖「う、うぅ……脱ぎ、ます………」
石川「待ってましたぁー!」 下園「うひょー!」 須田「……っ!」ドキドキ
このコピペにおいて、おそらく「童顔の新人」ということで性的に初心であるというキャラが須田に対して勝手に付けられたのがスッダレのすべての始まりである。
もちろん実際の須田とは全く関係がないキャラ付けであり、そもそも須田は2008年に婚約、2011年初頭に結婚していた既婚者である*10。
しかしこの設定が膨らまされてしまい、以下のようなコピペも作られ、なんJのごく一部において須田のキャラが勝手に確立されていった。
石川「あ、聖ちゃんこいつ童貞なの~」
1 :風吹けば名無し:2011/08/16(火) 16:21:55.03 ID:EqxWbp3S
須田「えっ、ぁ……」ビクッ
下園「ね?いかにもな感じっしょ?筆下ろししてやってよ!」
聖「何をふざけたことを言っ………、言って、いるのですか……」
石川「ふざけてないってー!ほら、聖ちゃんキャッチャーだから投手のこと知りつくさなきゃね」
聖「だからと言って……そ、そういう行為は野球には無関係であり……」
下園「おいおいそんなこと言っちゃっていいのー?」
村田「仲間投手の全てを知り尽くしてこそ捕手は成り立つ。チームの為だ、やれ」
聖「そ、そんなっ……選手会長まで……」
加賀「ひーじりちゃんっ、オレも聖ちゃんのコトいっぱい知りたいな~」モミモミ
聖「ひゃぅっ!い、イキナリ何をっ……!」ビクッ
石川「アララ加賀まできーちゃった。決めさせてやるよ聖ちゃん。須田君とヤる?それとも加賀にめちゃくちゃされちゃう~?」
聖「ぅ…ぐっ…………。す、須田、さんで…お願い、します……」 須田「……っ!!!」ドキドキ
須田「ひ、聖ちゃん……」ドキドキ
聖「はい、その……よ、宜しくお願い、します……」
石川「よかったな~須田君」
下園「聖ちゃん、分かってると思うけどこいつ童貞なんで。リードしてあげてね」
村田「捕手だけにな」
聖「そ、そう言われてもっ……私、だって……」ソワソワ
石川「えっウソ!もしかして聖ちゃん処女ー?」
須田「っ!!」 聖「そんなわけないっ!……です…」
石川「だよね~!さ、須田君のリード頼むよー」
須田「よ、よろしくっ……!!」
聖「は、はい……では、ま、まずは下を脱いで頂きたい…(それから、えと…どうすれば……)」
これらのネタコピペから発展し、2012年の春頃には須田と聖がラブコメを演じる以下のようなネタスレが散発的に立っていた。
須田「あのさぁ、聖ちゃん」
1 :風吹けば名無し:2012/01/24(火) 16:29:17.10 ID:s8CltIHU
六道聖「ん?須田さんではないか。どうしたのだ?」
須田「聖ちゃんって今まで付き合ったことあるの?」
六道聖「な、ないぞ…。今まで野球だけが私の人生だったからな。ただ好きな人はいたぞ…。」
須田「そ、そうなんだ…。その人は野球やってたの?」
六道聖「やってたぞ。すごい選手だった。私よりもへたくそだったのに、たった2年で手の届かないところにいってしまった。」
須田「じゃあその人はプロに…?」
六道聖「もうやめてほしいぞ…。もう終わったことなのだ。」
須田「ご、ごめん…。ただ少し気になって…。」
六道聖「気にするな、マウンドでは須田さんの女房役なのだ。しっかりしろ!」
須田「ひ、聖ちゃん…!」
六道聖「私は須田さんの力強い球を受けていたいのだ。私も精一杯努力しよう。」
須田「わかった、頑張ろう…!(やっぱり聖ちゃん大好きだよ)」
六道聖「須田君、朝だぞ!」
1 :風吹けば名無し:2012/02/05(日) 02:14:09.82 ID:mNQR5oFM
六道聖「起きないとキスするぞ。」
須田「スー…スー…。」
六道聖「本当にするぞ…。いいんだな…?」
須田「スー…。」
六道聖「い、いくぞ…(ドキドキ)」
須田「おはよっ!(チュッ」
六道聖「ッ!?」
須田「実は起きてたんだよね。」
六道聖「ば、バカっ…//// 今のは無しだ。も、もう一度…だぞ。」
須田「しょうがねぇなぁ。」
須田「はっ、夢か…。聖ちゃんなにやってるかなぁ…。」
六道聖「須田くん、私は君にとってどんな存在だ?」
1 :風吹けば名無し:2012/06/03(日) 18:49:36.42 ID:tYiJnn4O
須田「い、いきなりどうしたの?」
六道聖「いいから答えてくれ!」
須田「ど、どうって…リードが的確だし、送球も早い。ミートが上手くて長打は少ないけど堅実にヒットを決めれるからすごいなって思う。 な…なによりか、可愛いし…(ボソボソ)。」
六道聖「そっか、私は須田君からそんな風に見られていたのだな。今日、私は本当にチームの役にたっているのだろうかと考えたのだ。」
須田「聖ちゃん…。」
六道聖「4-1、9回1アウトフルベース、一発がでれば逆転のチャンス。私はエラーをしてしまって2点も取られてしまった。それを何とか取り返したい。そう思って願ったときにきたチャンスだった。」
須田「でもあれは半分ボクのせい…。」
六道聖「違う。ピッチャーが投げたらあとは捕手の責任だ。私はあのチャンスで確信した。野球にも神様というものはいるのだと。しかしそんな私に代打が送られた。」
須田「…。」
2 :風吹けば名無し:2012/06/03(日) 18:50:00.34 ID:tYiJnn4O
六道聖「その結果逆転満塁ホームランだ。みんな喜んでたさ。でも私は素直に喜べなかった。自分が不甲斐なかったさ。まだ3割打てているとはいえ短打しか打てない選手など怖くない。
統計的にも女というのは選手生命が短い。いつまで須田くんたちの球を受けてあげれるか…。それよりもこんな私より黒羽根さんや他の人を使ったほうがいいと思う。
私が監督なら選手生命が長いほうが使うに決まっている。なのに私を使い続けてくれる。こんなうれしいことはない。なのに…なのに…。」
須田「だ、だったら!」
六道聖「えっ…?」
須田「だったら!ボクが頑張るよ!ボクが聖ちゃんにしか投げたくないってワガママいえるほど強くなるよ!だから…いっしょに頑張ろうよ!」
六道聖「須田くん…。き、君は…本当に…バカだなぁ…グスッ。そんな偉そうなこといえるようになるにはほど遠いぞ。
でも、なんだかすっきりしたよ。こんな女だから嫁の貰い手はいないけど、精一杯引退まで走り抜けるよ。聞いてくれてありがとう。」
須田「聖ちゃん!これからボクは君を守るよ!絶対に!」
六道聖「!? クスッ…ありがとう。期待しているぞ。よし、グラウンドまで競争だ!さぁ行くぞ!」
須田「負けないぞー!」
そして2012年7月には、ついにデニーコーチが登場。
六道聖「須田君、朝だぞ」
1 :風吹けば名無し:2012/07/08(日) 00:15:37.81 ID:fQvly9Wb
六道聖「起きないとキスするぞ。」
須田「スー…スー…。」
六道聖「本当にするぞ…。いいんだな…?」
須田「スー…。」
六道聖「い、いくぞ…(ドキドキ)」 ガチャン!!!ドカッ
デニー「オラ須田!テメェ狸寝入りこいてんじゃねえぞクソボケが!」
六道聖「ッ!?」
デニー「聖ちゃんはどいていなさい。オラとっとと起きて早朝投込み2000球だ!」
須田「・・・・・・(ズズズズズ←引きずられる音」
六道聖「須田君!しっかりするんだぞ!」
1 :風吹けば名無し:2012/07/12(木) 10:29:30.75 ID:d3fy/Sku
アナ「五回の表、一点を追うヤクルトスワローズの攻撃でワンナウト満塁。ベイスターズの先発須田は苦しい展開です」
アナ「おっとここでベイスターズの捕手六道がタイムをかけてマウンドに向かいます」
六道聖「須田君!しっかりするんだぞ!」
須田「聖ちゃん…」
六道聖「いつもの須田君ならこんなピンチなんともないはず!気合いを入れるんだぞ!」
須田「駄目だよ聖ちゃん…まったく抑えられる気がしないんだ…」
六道聖「しかたないな…(チュッ)」
須田「!」
六道聖「げ…元気の出るおまじないだぞっ///」
須田「えへへ…聖ちゃん…///」
デニー「オイコラ須田ァ!聞いてんのかァ!てめえニヤニヤしてんじゃねーぞ!」ドカッバキッボコッ
六道聖「須田君早すぎるぞ…。」
1 :風吹けば名無し:2012/07/13(金) 22:32:19.55 ID:+/3T1XKA
須田「ごめん聖ちゃん…。」
六道聖「これでコンドームラストなんだぞ?2つしかないのにすぐに出てしまっては…。」
須田「大丈夫、これから頑張るから…。」
六道聖「満足させてくれよ…//// じゃあ入れるからな…。ん…んあっ、はいっt…//// (バタンドカッ」
デニー「コラ須田ァ!お前今日練習逃げやがってオラァ!」
六道聖「ッ!?」
デニー「聖ちゃんはどいてなさい。コラ須田ァ!今すぐ走りこみ100回じゃボケェ!」
須田「ちょっ、今日は勘弁しt…。」
デニー「何甘えたこと言うとんじゃ!あ!?オラ行くぞ!!」
須田「ごめんね聖ちゃん…(ズズズズズズズズズズズズズ←引きずられる音」
これらの設定が発展し、ようやくスッダレの原型と言える冒頭のスレが誕生したのである。
余談
また、須田と聖は
- どちらも社会人野球出身*11であること
- 背番号が「20」「02*12」と対照的であること
- 聖とシリーズ中最も親密になれるパワプロ15の神楽坂グループ編*13において、横浜を選択してドラフト1位になると主人公が須田と同じ「2010年横浜ドラフト1位」という肩書きとなること
- 野球を辞めた後、須田と聖のどちらも社業専念であること
- 須田のJFE東日本復帰後初の横浜スタジアムでの登板が、聖の誕生日の8月18日であったこと
と、スッダレ形成前から形成後まで偶然にしては多すぎるほどの事柄が並ぶような縁がある。
また、パワプロ14において非常に不評だった聖関連のシナリオ*14への当て付けのような面もあった。
その後
須田は2015年から中継ぎで起用され便利屋として2年間は定着。打席に立つ機会は激減して「野手転向しろ」という声は聞かれなくなったが、スッダレでは当たり前のように打撃練習させられていた。
2016年には勝ちパターンとしてキャリアハイの活躍を見せていたが9月24日の巨人戦で肉離れを起こす。だが広島とのCSファイナル第3戦で強行復帰し、8回裏二死満塁のピンチに登板し見事火消しをしてみせた。しかし2017年から成績が再度下降。
中堅・ベテラン選手を我慢しない人事が特徴であることも災いしてしまい、2018年に戦力外通告を受けた。後に不調の原因が肉離れの未完治*15が原因であることが判明。結果的に2016年の肉離れからの強行復帰がプロ生活のターニングポイントとなってしまった。
しかしトライアウト受験を経て古巣のJFE東日本に復帰。翌2019年の都市対抗野球ではリリーフとして奮闘し、驚異の援護運もあり4勝1Sで胴上げ投手になった他、NPB経験者としては初となる橋戸賞*16(大会MVP)にも輝いた。
なお、本人もスッダレを認知している模様で、Twitter上で取り上げたことさえある。
2021年12月末、須田の引退により完結したが最後も「若手の手本となる投げ込み」のために引きずられて行ったのであった。
2022年以降は社業専念と宣言しているが、選手兼任でのコーチ経験を得た3年間だったため、またいつか彼自身も、デニーコーチのようになって球界に戻ってくることをファンからは期待されている*17。