セミ

Last-modified: 2021-12-01 (水) 12:13:53
  1. シーズンのうち短期間しか活躍できない選手に対する別称の一つ。ここでは橋本到(元巨人→楽天)に対しての用例を説明する。
  2. 2010年に広島東洋カープに所属したヴィニー・チュークのこと。

1の説明

仙台育英(宮城)出身の橋本は、走攻守三拍子揃ったプレーを売りに「みちのくのイチロー」として2008年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。2014年には103試合出場を果たすなど外野の準レギュラーとして試合出場を重ねており、若手が不作と言われる巨人で期待され出場機会を与えられていた。

しかし質の高いプレーを長期間維持出来ないためすぐに調子を落としてしまうことから、羽化して地上に出てから長くても数週間程度しか生きられない様子になぞらえて「セミ」という別称が付けられた。特に2016年以降の使用が目立っており、同年の活躍が夏場前後に集中していたことも原因と見られる。このような選手が活躍している時期のことを「セミ期」と呼ぶことも多い。

成績推移の具体例

  • 2015年
    開幕直後から一軍で試合に出場し3~4月は打率.348をマークするが、以降は不振に陥り同年は打率.219。特に6・8月は打率0割台と大きく成績を落とした。
  • 2016年
    6月11日に一軍に昇格すると同月末まで13試合出場・打率.294・2本塁打と好調を維持したが、翌月以降は急失速して7月は打率.198,8月は.215と大ブレーキ。最終的には打率.233と、まさにセミのようにシーズンを終えてしまった。
  • 2017年
    守備固め、対右投手のスタメン(毎度ではない)、代打と調子を落とさない程度の打席しか与えない起用が目立つように。その甲斐あってか、この年は2度目の昇格以降一度も登録抹消されることなく打率.267というそこそこの成績を残した。
  • 2018年
    怪我のため一軍出場は無く、1年を通して幼虫のまま過ごしてしまった。11月2日、出身地の球団である東北楽天ゴールデンイーグルスへ金銭トレード。
  • 2019年
    11試合出場、打率.000という悲惨な成績で終わり10月1日に戦力外通告を受け、12月に引退*1。巨人時代の後輩でもある和田恋とは対照的である*2

2の説明

先発・中継ぎに関わらず投手陣が次々と成績を悪化させ、全く立ち行かなくなった2010年の広島*3は、シーズンも佳境に差し掛かった7月末にチュークを補強。8月1日には本拠地での巨人戦で早速中継ぎ登板をするが、投球を続けるチュークの背中にセミが止まっているのが発見される。すると、どれだけ経っても背中から離れないセミに投球内容よりも注目が集まり、2/3イニングで被安打5、失点6という炎上すらも霞む結果となった。

なお、その後のチュークは芳しい成績を残したとは言えず、セミの印象だけを強く残してこの年限りで退団。本人もセミの一生のように短期間でNPBから離れてしまった。

画像

  • セミのチューク
  • トンボの今村

関連項目



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*1 その後は古巣・巨人のアカデミーコーチに就任。
*2 和田はこの年の7月に古川侑利とのトレードで楽天に移籍しており、橋本と再びチームメイトになっていた。
*3 シーズン終了時の成績で参照すると、防御率3点以下の投手は前田健太と横山竜士のわずか2名、4点以下まで広げてもマイク・シュルツと永川勝浩が入るのみという惨状。チーム防御率は4.80で5位だった(最下位は横浜ベイスターズの4.88)。