内竜也(元ロッテ)が故障する目安となる投球イニング数のこと。残機ということも。
概要 
内は2003年ドラフト1巡目でロッテに入団。鋭い変化を見せるスライダーを武器に早くから二軍で結果を出し、将来のクローザー候補とされていた。
一軍に昇格するとその期待通りのピッチングを披露。しかしプロ入り後に痛めた肩肘、右足首の故障の再発が多く、一軍に定着したと思ったら25イニング前後で故障離脱することから「内が故障する目安」として広まった。
2016年まではシーズン通して一軍に定着することができなかったことから「期間工*1」と呼ばれたり、ロッテでの同僚で同じく故障離脱が多い荻野貴司を引き合いにして「本物の妖精は荻野ではなく内」と言われていた。
2017年以降 
2017年にはこの目安となるイニング数を超えても故障することなく、初めてほぼシーズン通して一軍の戦力として活躍した。
しかし6月終わりまでに防御率0点台という圧倒的な成績を残していたものの、投球回が25イニングを超えた7月辺りで調子を落とした結果、7月以降は防御率5点台と大きく成績を落としてしまった。
これにより今度は「内がパフォーマンスを発揮できるのは25イニング前後まで」と言われるようになってしまった。
2018年も1年通して一軍で活躍したものの成績は悪化してしまい、2019年・2020年には過去2年間フルシーズン働いた揺り戻しが来てしまったのか一軍登板はゼロに終わり、結果戦力外通告を受けて引退となった。
手術遍歴 
前述の肩肘、右足首の故障による手術が非常に多く、館山昌平(元ヤクルト)と並び「サイボーグ」と呼ばれることもある。
回数 | 時期 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 2007年 | 右肩手術 | |
2 | 2010年 | 右足首手術 | |
3 | 2011年 | 右肘手術 | |
4 | 2012年 | 右足首手術 | |
5 | 2013年 | 右足首手術 | |
6~8 | 2014年 | 右肘、右足首、盲腸手術 | 5年連続の手術*2 |
9 | 2018年 | 右肘手術 | 遊離体除去術 |