内竜也(元ロッテ)が故障に至る投球イニング数の目安。「残機」とも。
概要
内は2003年ドラフト1巡目でロッテに入団。鋭い変化のスライダーを武器とし、将来のクローザー候補として期待をかけられていた。
2006年は一軍で防御率3.05と好成績を残すも、翌2007年オフに肩を手術。以降も肩肘・右足首の故障および再発が多発し、2010~14年の5年連続で手術を行う(うち1回はシーズン途中)。同時期のシーズン投球回が25イニング前後で推移しており、「内が故障する目安」として広まった。
故障の頻発する内自身を指す「期間工*1」、同僚かつ故障離脱の多い荻野貴司を引き合いに出した「本物の妖精は荻野ではなく内」と言われる場合もある。
投球回・怪我の発生状況
年 | 登板 | 投球回 | 防御率 | 途中離脱 | 手術 |
---|---|---|---|---|---|
2004 | 4 | 16 | 10.69 | ||
2005 | 一軍登板なし | ||||
2006 | 15 | 20.2 | 3.05 | ||
2007 | 一軍登板なし | 手術 | |||
2008 | 一軍登板なし | リハビリ | |||
2009 | 31 | 26 | 6.23 | ||
2010 | 15 | 20 | 4.50 | 手術 | |
2011 | 21 | 24.2 | 2.19 | 離脱(今期絶望) | 手術 |
2012 | 27 | 25 | 1.80 | 離脱→復帰 | 手術 |
2013 | 26 | 25.2 | 1.05 | 手術 | |
2014 | 5 | 5.1 | 5.06 | 離脱(今期絶望) | 手術×3 |
2015 | 22 | 21.1 | 1.27 | 前半戦出場なし (リハビリ) | |
2016 | 34 | 32.1 | 1.39 | 離脱→復帰 | |
2017 | 50 | 49 | 2.94 | ||
2018 | 58 | 58.2 | 3.84 | 手術 | |
2019 | 一軍登板なし | ||||
2020 | 一軍登板なし |
赤字手術はシーズン途中に実施。
手術遍歴
現役時代の通算手術回数は9回。館山昌平(元ヤクルト)と並び「サイボーグ」と呼ばれる場合がある。
回数 | 年 | 日付 | 内容 |
---|---|---|---|
1 | 2007 | 11月15日 | 右肩の内視鏡手術 |
2 | 2010 | 不明(シーズン後?) | 右足首の手術 |
3 | 2011 | 8月10日 | 右肘の手術(リンク切れ) |
4 | 2012 | 10月29日 | 右足首関節の手術(リンク切れ)) |
5 | 2013 | 11月末 | 右足関節鏡視下手術 |
6 | 2014 | 10月中旬 | 右肘の手術 |
7 | 2014 | 10月29日 | 右足関節クリーニング手術 |
8 | 2014 | 年末年始? | 盲腸手術 |
9 | 2018 | 11月9日 | 右肘の関節鏡視下遊離体除去術 |
2017年以降
2017年は49イニングを投げ、ほぼ1年間一軍の戦力として活躍した自身初の年であった。
6月終わりまで防御率0点台と好成績を残していたものの、投球回が25イニングを超えて以降は不調に陥り、7月以降の防御率は5点台と悪化した。この成績から、25イニングの意味を故障の目安から内が優れたパフォーマンスを発揮できるイニングとして捉えるネタも発生した。
2018年もシーズンを通して一軍で投げたものの成績は悪化し、オフに3度目の右肘手術を行う。2年間フルシーズンで働いた揺り戻しか翌2019, 20年の一軍登板はゼロに終わり、現役に終止符を打った。
関連項目
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