春の妖精

Last-modified: 2024-03-01 (金) 17:32:58

千葉ロッテマリーンズ・荻野貴司のこと。


概要

2010・2011年と、2年連続で5月に大ケガで離脱した事が由来。
ルーキーイヤーからの2年間において通算69試合で39盗塁、盗塁成功率90.7%、さらには一塁が遠くなる右打者ながら平凡なゴロや送りバントを内野安打にするなど脅威的な脚力を誇るが、夏の訪れを感じる頃には一軍から消え、その後翌春になると現れるロッテファンの幻想、あるいは妖精の類ではないかという説がまことしやかに囁かれていた。

 

ただ、実際には2018年までに出場100試合を超えたシーズンは2回あり、また、入団1年目から12年連続2桁盗塁(球団記録)、さらに2017年シーズン終了時点では、通算150盗塁以上達成した選手では歴代盗塁成功率1位の.879を記録している。しかし重度の故障をしたり調子の波が大きいこともあり他の選手との併用が多く、規定到達したシーズンは2019年まで無かったことから「どうせシーズンのどこかで故障していなくなる」という皮肉もこの蔑称に含まれている。*1

 

また元チームメイトである荻野忠寛との混同を避けるために「荻野(幻)」「荻野(妖)」などの表記も用いられる模様。
また、同義語として「春の風物詩」とも呼ばれる。

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*1 2019年以降はそこそこ安定していたが、2023年4月6日の試合で負傷交代。翌日「右大腿(だいたい)二頭筋肉離れ」と診断され6週間から8週間ほどかかる見込みと発表され、実戦復帰は夏までかかった。なおこの負傷により、ルーキーイヤーから続いていた2桁盗塁記録が2022年で途切れてしまった。