アンドリュー・ジョーンズ(元楽天)が選んだ四球の別称。転じて、四球による出塁自体を指す。
1試合で3四球を選んだ際に「猛歩賞」と表現される場合もある。
概要
MLB通算で434本塁打を放ったジョーンズは狙うゾーンや球種を絞ってじっくりと待つタイプの打者であることに加え、「四球は引き分け」との独自解釈からヒットにこだわらなかったため、1試合でほとんどスイングしなかったり、複数の四球を選んだりするケースが多々見受けられた。相手投手も慎重にコースを突く配球で対戦したため、四球を選ぶ(もしくは三振に倒れる)ケースが非常に多く、2年間の在籍で四球数はいずれもリーグ最多を記録した(2014年の118個はパ・リーグ最多記録、来日初年度から2年連続100四球は史上初)。
以上の打撃スタイルから、四球を選ぶ俗語の「歩く」(英語表記の1つに「walk」が存在する)にかけて「散歩」と形容された。
補足
ジョーンズは試合展開および場所(ベンチ or 打席上)に関わらず常にニコニコしていたため、安直に「ニコニコ散歩おじさん」の別称を付けられた*1。
2014年9月25日の対福岡ソフトバンクホークス戦では五十嵐亮太から四球を選ぶと、後続の4押し出し(2連続+2連続)によって歩いて本塁へ帰ってくるという「お散歩おじさん」の本領を発揮した。
同年は史上3人目となる「規定打席到達で四球数>安打数」を記録*2。
楽天時代の成績(抜粋)
シーズン | 安打 | 四球 | 三振 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|
2013 | 116 | 105 | 164 | .243 | .391 |
2014 | 99 | 118 | 140 | .221 | .394 |
太字はシーズン最多、赤太字はリーグ歴代最多。
関連項目
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