5位力

Last-modified: 2021-11-17 (水) 20:49:22

2000年代の広島東洋カープが持っていた驚異的な安定感のこと。

解説

20世紀末期の広島は資金力に乏しく、当時の逆指名・自由獲得枠、FA制度*1などで有力選手をほとんど獲得できなかったこともあり、1998年に5位へ転落して以来2012年まで低迷期が続くことになる。
普通は最下位になってもおかしくはないのだが、2001年までは阪神タイガース、以降2012年までは横浜ベイスターズ(現DeNA)という鉄壁の最下位力を持つチームが存在していたので、最終的に一つ上の5位に収まるのが定番であった。


5位力の歴史

監督試合勝利敗北引分勝率順位備考
1997三村敏之13566690.489320世紀最後のAクラス
199813560750.444501年まで最下位阪神
1999達川晃豊*213557780.4225
200013665701.4815
2001山本浩二14068657.5114幻のAクラス入り*3、中日が5位転落
200214064724.471504年まで最下位横浜
200314067712.4865
200413860771.4385最下位横浜とはゲーム差無しの勝率9毛2糸差で5位を掴む
200514658844.408621世紀唯一の最下位。横浜の3位浮上により最下位転落。なお交流戦を除いた場合の勝率では5位巨人が最下位となり広島は5位だった。
2006マーティ・ブラウン14662795.4405最下位横浜
200714460822.4235横浜が4位浮上するもヤクルトが最下位に滑り込む
200814469705.4964ヤクルトが5位となり5位回避
200914465754.464508年~12年まで最下位横浜(→DeNA)
2010野村謙二郎14458842.4085
201114460768.4415
2012144617112.4624阪神の5位転落により5位回避
201314469723.4893接戦を制し16年ぶりのAクラス・CS初出場達成

5位を脱出しても翌年は必ず5位に戻るという安定度を誇り15年間で11回、率にして.733を記録した。
2013年に球団初のCS進出を決めたことで法則を打破……したかに見えたが平成・令和の代替わり5位で迎え、2020年は開幕から投壊守備難でシーズンの殆どを5位で過ごし、最終盤でスパートするも最終順位は5位*4となり、9年ぶりの帰り咲きとなった。

他球団の場合

中日は2011年にリーグ優勝を果たすが、若手がろくに育っていないツケがまわり2013年以降は急降下。15.17.18.19.21年で5位を記録している。
また5位になった5回中、最下位チームが3パターン*5あることから、広島以上に5位力が強力ではないかという見方もある。

なおパリーグでは楽天参入の2005年以降毎年5位が入れ替わっており無縁の話であったが、2017年以降2018年を除いて日ハムが5位となっている。


関連項目


*1 ただし、FA選手の獲得についてはかつては自軍からFA宣言した選手に対して宣言残留すら認めないなど、一貫して消極的な姿勢をとっていた。
*2 本名は光男、1998~2000年は登録名を変更している(読みは同じ)。
*3 2001年のみ勝利数で順位づけをしており、広島は勝率で3位だったものの勝率4位の横浜は勝ち数が多かったため。
*4 52勝56敗12分、勝率.481。2位とのゲーム差5.5、4位DeNAとはわずか1ゲーム差という強い収束力を見せた。
*5 2015年、2021年はDeNA、2017年、2019年はヤクルト、2018年は阪神。