5位力

Last-modified: 2020-11-14 (土) 17:47:14

2000年代の広島東洋カープ及び2010年代の中日ドラゴンズが持っていた驚異的な安定感のこと。

解説

広島の5位力

広島は1998年に5位へ転落したが、当時の逆指名・自由獲得枠、FA制度*1などで有力選手をほとんど獲得できなかったこともあり、2012年まで低迷期が続くことになる。
しかし2001年までは阪神タイガース、以降2012年までは横浜ベイスターズという鉄壁の最下位力を持つチームが存在していたので、シーズン中に急浮上しようが最下位まで落ちようが最終的に5位に収まるという展開が多かった。


5位力の歴史

監督試合勝利敗北引分勝率順位備考
1997三村敏之13566690.489320世紀最後のAクラス
199813560750.4445
1999達川晃豊*213557780.4225
200013665701.4815
2001山本浩二14068657.5114幻のAクラス入り*3、中日が5位転落
200214064724.4715
200314067712.4865
200413860771.4385最下位横浜とはゲーム差無しの勝率9毛2糸差で5位をつかむ
200514658844.408621世紀唯一の最下位。横浜の3位浮上により回避。交流戦を除いた場合の勝率では5位だった(最下位は巨人
2006マーティ・ブラウン14662795.4405
200714460822.4235横浜が4位浮上するもヤクルトが最下位に滑り込む
200814469705.4964ヤクルト5位により回避
200914465754.4645
2010野村謙二郎144588424085
201114460768.4415
2012144617112.4624阪神の5位転落により回避
201314469723.4893接戦を制し16年ぶりのAクラス・CS初出場達成

5位を脱出しても翌年は必ず5位に戻るという安定度を誇り15年間で11回、率にして.733を記録した。
2013年に球団初のCS進出を決めたことで法則を打破……したかに見えたが平成・令和の代替わり5位で迎え、2020年は開幕から投壊守備難でシーズンの殆どを5位で過ごし、最終盤でスパートするも最終順位は5位*4となり、無事帰り咲きとなった。
中日が5位力を返上した結果また広島に5位力が戻って来た可能性もある。

中日ドラゴンズの5位力

2011年にリーグ優勝を果たすが、若手がろくに育っていないツケがまわり2013年以降は急降下。15.17.18.19年で5位を記録しており、特に2018年以降は各種指標はリーグでも上位なのに達成している*5
また5位になった4回中、最下位チームが3パターン*6あることから、広島以上に5位力が強力ではないかという見方もあった。しかしそれを跳ね返して2020年は8年ぶりのAクラス入りを果たした。

中日5位力の歴史

監督試合勝利敗北引分勝率順位備考
2012高木守道144755316.5862平成最後のAクラス
201314464773.454412年ぶりのBクラス
2014谷繁元信14467734.4794
201514362774.4465
201614358823.4146
2017森繁和14359795.4285球団ワーストの5年連続Bクラス
201814363782.4475
2019与田剛14368732.4825
202012060555.52238年ぶりのAクラス


関連項目


*1 ただし、FA選手の獲得についてはかつては自軍からFA宣言した選手に対して宣言残留すら認めないなど、一貫して消極的な姿勢をとっていた。
*2 本名は光男、1998~2000年は登録名を変更している(読みは同じ)。
*3 2001年のみ勝利数で順位づけをしており、広島は勝率で3位だったものの勝率4位の横浜は勝ち数が多かったため。
*4 52勝56敗12分、勝率.481。2位とのゲーム差5.5、4位DeNAとはわずか1ゲーム差という、前年の中日ほどではないが強い収束力を見せた。
*5 2019年はチーム打率1位、チーム防御率3位前後を保ち、失策も少なく守備指標1位どころかセ・リーグ年間守備率歴代トップを更新という成績でありながら投打が噛み合わず、2位DeNAと3.5ゲーム差で5位という収束ぶり。
*6 2015年はDeNA、2017年、2019年はヤクルト、2018年は阪神。