- 中日ドラゴンズの2012~2013年の球団スローガン。
正確には「join us~ファンと共に~」。 - 1が転じた高木守道の蔑称。
概要
2004~2011年に中日監督を務めた落合博満は、非情なまでの「勝利至上主義」に徹し53年ぶりの日本一と4度のリーグ優勝を成し遂げる。しかし観客動員数の低迷とファンを大切にしない姿勢*1、そして「勝てるがつまらない野球」*2と称されるチーム方針がフロントの支持を得られなかったこともあって2011年シーズン限りで退任。
その後落合の後任として、高木が1995年*3以来17年ぶり2度目*4の指揮を執った。以下の経緯から同政権下の中日を「ジョイナス中日」と呼ぶようになった。
坂井克彦球団社長(当時)の号令の下、落合とその落合が連れてきたコーチやスコアラー等を刷新し、高木を筆頭に中日OBで占めた新体制では上記スローガンを掲げ、ファンサービス第一の方針に切り替えた。しかし蓋を開ければ短気な高木の暴言と、直言居士タイプで知られる権藤博投手コーチとの衝突ばかり話題を占め、どうにかシーズン2位を確保して進出したCSファイナルステージも3連勝で読売ジャイアンツを追い込みながら、またも権藤との投手起用の食い違いで大逆転負けする体たらく*5。すっかりファンそっちのけの有様から「ジョイナス」は完全にネタ用語として定着。「join us~不安と共に~」などと揶揄される始末であった。
そしてこれらの経緯からジョイナスは高木自身を指す別称(蔑称)としても定着した。
高木本人も2012年と2013年のナゴヤドーム最終戦後のセレモニーの挨拶でもジョイナスというフレーズを用いており、本人も思い入れがあった言葉だったのかもしれない。
その後
もともと第2次高木政権は暫定政権のニュアンスが強く、中日としては高木との2年契約が切れる2013年シーズン終了までに「長期体制が望める次期監督」を決める方針であったと伝えられる。それと並行して観客動員数の回復も望まれていた。
しかし観客動員数が落合政権時より減少という本末転倒な結果*6となり方向転換は失敗。責任を取らされた坂井は社長の座を追われる。また後任監督も選定出来ず、結果として白井文吾オーナーの肝煎りにより落合がGMとして復帰し、落合GMの指名で谷繁元信が選手兼任で監督に就任。第二次高木体制は終焉を迎えた。
そしてジョイナスこと高木監督に辟易していたファンの間では黄金期再来への期待が異様なまでに膨らんでいくが、その後の中日はさらなる暗黒期に突入し、結果、(当初から一部では不安視する声もあったものの)谷繁監督や落合GM就任時の中日ファンの反応は結果的に後々まで語り継がれる盛大な死亡フラグとなってしまった。
当の高木自身、星野が金を使い果たしたから高木、落合が金を使い果たしたから高木、といわんばかりの勝っても負けても投げさせられる中継ぎのような雑な扱いを受けており、さらに2012年の就任時にはすでにチームに衰退の兆候があったこともあり、2013年の退任当時にはブーイングを浴びせられるなどもしたが、今では批判自体はあるものの同情的な声も少なくない。
ジョイナスレ
ジョイナスを揶揄したなんJのネタスレ。
内容は多少の差異はあるものの、大まかな流れとしては「高木監督が浅尾拓也や田島慎二といった選手たちに『ジョイナスする』と称し、中日ファンにチ○コを披露するファンサービスを強要(自らも披露)する」というもの。
そのストレートかつリズミカルな下ネタ、ギリギリなセンスの賛否両論などで話題を呼び、2012年シーズン中には連日スレが立てられた。
高木監督退任後も、彼をはじめとする中日の面々に留まらず他の団体や歴史上の偉人たちが登場する内容に改変された「ジョイナスレ」が立てられ続けていた。
主な登場人物とその行動
キャラ | 主な行動 |
---|---|
高木 | 中日ドラゴンズ監督。何かにつけて「ジョイナスする」と称し自らを含む選手たちにチ○コを露出させようとする。 下ネタを連呼したと思えば急に冷静になることもあり、テンションの起伏が激しい。 |
権藤 | 高木と敵対している投手コーチ。何かと高木と対立して周囲を困惑させている。 |
浅尾 | 毎回高木の指示によりジョイナスせざるを得なくなる(理由は後輩の田島を守るため)。ある意味最大の被害者。 嫌がる素振りを見せてはいるが時間が経つにつれ何の抵抗もなくジョイナスしており、高木に飼い慣らされている模様。 |
田島 | 基本的に名前のみでセリフでの登場はあまり無い。 渋る浅尾に変わって高木にジョイナスをさせられそうになるも、結局浅尾に守られている。 もしくは高木に「なげたい」と申し出る。こちらの場合、台詞は全て平仮名。 |
坂井 | 中日ドラゴンズ球団社長。高木のジョイナス精神を前任者の落合と比較し感心している。語尾は「(ガッツポ」。 |
荒木 | ツッコミ役の落合信者。高木の言動に毎回ケチをつけ落合待望論を展開、その度に高木からは「黙れ素人が!*7」と返されるのがお約束。 語尾は「(ヒヒーン」*8。 |
小田 | 浅尾のジョイナスに合わせてラップ調でジョイナスするも、高木に「君はやらなくて良い」と無下にされる。 「小田のラップがジョイナスレの出来を左右する」と言われるほどの人気キャラ。 |
吉見 | 高木のジョイナス精神が織り成す惨状を「なんてことだ…なんてことだ…」 と嘆くのみの傍観者。 自らも巻き込まれジョイナス精神の被害者となることもあるが、その場合でも上記以外のセリフを発することはあまりない。 実は記念すべき第1作で高木の次にセリフを与えられたのは彼。練習を理由に高木のジョイナス命令を拒否した。 |
福谷 | 高木時代はルーキー。竜達(お前達)総帥。話題に絡めたちょっとした知識(お膝元・愛知県のネタ中心)を披露する。*9 |
おはD | 中日ファン。浅尾を「浅尾きゅん」と呼び、ジョイナスを絶賛する。 |
与田 | 高木の三代後の中日監督。「お前」という言葉に敏感。 |
根尾 | 与田時代の若手野手。最後に登場して「何してるんですか」で締めたがる。 |
この他、具体的なキャラ設定はないが他の中日選手や関係者、他球団の選手や監督が現れることもある。
またおか打コピペとのコラボ版も作られている。
さらに高木の死後も作られレジェンドたちが集う現役時代編*10などいろんなバリエーションが誕生している。
ジョイナスニキ
43 :風吹けば名無し[]:2012/05/06(日) 17:50:14.70 ID:hQde/bNF
高木が叩かれて可哀想だから愛されチンポキャラにしていきたい
ジョイナスレの初代作者。「高木ジョイナスちんぽニキの一日wwwwwwww」スレにおいてその実態が晒される。一日でジョイナスレを10スレも量産し、それだけにとどまらずカッスレ、サットレまで立てるクリエイティブななんJ民。ジョイナスレを思い付いた理由については「高木が叩かれて可哀想だから愛されチンポキャラにしていきたい」と答えるなど、歪んだ中日愛を見せつけた。
初出
https://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1336286212/
高木「おちんちんジョイナス!ファンと共に!」
1 : 風吹けば名無し : 2012/05/06(日) 15:36:52.25 ID:hQde/bNF [1/1回発言]
高木「ちんぽ!ちんぽ!ほら!お前らも出せ!」
吉見「監督!俺たちこんなこんなことするくらいなら練習が…!」
高木「うるさい黙れ素人が!そんなことよりファンサービスだ!浅尾を見習え!」
浅尾「…ジョッ…ジョイナアアアアアアアススススススススゥ!!!」
おはD「キャー!浅尾きゅんのM字開脚おちんぽユニコーンのオマケ付きよぉおおお!!!」
高木「ちんぽ!ちんぽ!ちんぽ!さあみんなでジョイナス!ファンと共に!」ファンサービスに力入れる言うから、これくらいやってくれると思ってたわ
余談
横浜駅前には相模鉄道の商業施設『相鉄ジョイナス』『ジョイナスの森彫刻公園』(同施設屋上)が実在、そちらへの風評被害が一部では心配されている。
また、中日と同じく名古屋をお膝元とするSKE48*11の作品に『今夜はJoin us!』という楽曲が存在する*12が、中日のスローガンを意識したものかは謎である。
また、吉見の「なんてことだ…なんてことだ…」というセリフはジョイナスレの枠を飛び越え、嘆き・失望を表現するネットスラングとして定着しており、元ネタが下ネタスレと知らない人も多い*13。
訃報
高木は2020年1月17日、急性心不全で逝去(78歳)*14。
晩年こそ言動などをネタにされたが2代目ミスタードラゴンズ*15として通算2274安打、NPBの二塁手として最多となる通算5866補殺*16・2179試合・11477守備機会・5327刺殺・1373併殺など数々の大記録を打ち立てた名二塁手であり、前述のジョイナスレの人気もあいまって、突然の知らせになんJ内は驚きと悲しみに包まれた。
その後、10月10日に一軍(VS巨人)、10月11日に二軍(VSオリックス)でそれぞれ追悼試合が行われたが、どちらの試合も敗北*17。
一軍はこの試合以外のナゴヤドーム開催試合で16連勝したため尚更この試合の敗北が際立ち、喪に服したとネタにされてしまった。
関連項目
- 守道アホ
- 普通です
- 金で買った優勝と貯金
- 一人ビールかけ
- おかしいのはお前の打率だよ
- 不適切なフレーズ
- 自主帰宅…現役時代、首脳陣と揉めた時に度々行った。