中日ファンと阪神ファンがお互いに得になるように同盟を組むこと。類義語に「とらドラ」*1「タイガー&ドラゴン」*2がある。中日は親会社が同業*3*4、阪神は東京と大阪の都市同士の対抗意識*5と、どちらも巨人を最大の敵と位置付けている為、いわゆる「敵の敵は味方」という関係となる*6。ただし、年によってはWin-Winにならなかった例もある。
竜虎同盟 ・・・ 阪神がヤクルト、中日が巨人を抑えることでそれぞれが得をする相互的な同盟関係。似たような関係として、楽西同盟がある。
竜虎同体 ・・・ 阪神がヤクルトを叩くことで中日が優勝する
=つまり中日の優勝は阪神のおかげ
=阪神が優勝したようなもの
=竜虎は一心同体やという考えで誕生した理論。同盟はあくまで個対個、しかし同体だと共有するわけだから阪神は実質単独首位と言える。
2011年シーズンの場合 
巨人とのCS進出を争っていた阪神が、中日との優勝争い中だったヤクルトを叩き、逆に中日が巨人を抑え、阪神のCS進出を手助けするという同盟。結果は阪神が約束通りヤクルトに勝ち越したことで中日は優勝。しかし中日は巨人に負け越し、巨人のCS進出が確定した。さらに同盟を反故にされた阪神は中日に負け越し、4位で終戦。
2019年シーズンの場合 
中日は広島を叩いて3位から転落させ阪神がCSに行く*7代わりに、阪神は大野雄大の最優秀防御率獲得を手助けする*8同盟。
- 9月27日 広島VS中日(マツダスタジアム)
広島はこの最終戦に勝利すればCS確定。大野と最優秀防御率を争っていたクリス・ジョンソンを先発に立てて臨んだが、1-1で迎えた7回表に堂上直倫に2ランを被弾するなど3失点。結局これが決勝点になり、ジョンソンの防御率が悪化した上に広島は敗戦。
これにより大野のタイトル獲得チャンスが広がり、阪神は残り3試合を全勝した場合のみ*9という条件で自力CSが復活する。
- 9月30日 阪神VS中日(甲子園)
阪神が2連勝して迎えたシーズン最終戦。中日は対阪神の防御率1点台の大野が3回1/3をパーフェクトピッチングでジョンソンの防御率を抜いた直後に降板しタイトルを確定、阪神は後続を打って3-0で勝利し、CS進出を確定し、無事お互いの目的を達成。
ただ展開が展開だけにネット上では一部の広島ファンが試合中から荒れ始め、特に失点に関わった三ツ間卓也・山本拓実・加藤匠馬らが標的にされたほか、ついには首脳陣*10による八百長を疑う者*11までもが現れたり、更に他球団ファンがバティスタのドーピング疑惑をネタに広島ファンを煽り返すなど翌日に跨いで大荒れとなった。*12
なおセ・リーグで最もバティスタに苦しめられたのは阪神である。
おまけ 変則竜虎同盟 2020年シーズンの場合 
中日は広島に敗れ、阪神がDeNAと引き分けて巨人の優勝をアシストするという、ある意味竜虎同盟。*13
関連項目 
- ようやっとる専…竜虎同盟+α、ただし成立経緯は全く異なる。
- 阪神ご自慢のビシエド
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