プロットヒットコンテスト No9

Last-modified: 2017-03-04 (土) 18:32:15

テーマ

人はなぜバックギャモンをするのか

 

世界観

バックギャモンが結構流行っている世界であること以外は現代と変わらない
日本では5年前に一番流行って現在はやや落ち着いている

 

あらすじ (雑ですが)

 天才美少女バックギャモンプレイヤー、馬場遥香が、世界選手権決勝を前に亡くなった。それはバックギャモン界において非常に大きな損失と言われた。

 

 それから5年。遥香の弟である馬場 翔は高校1年生の春を迎えていた。翔の家族は遥香の死をきっかけにバラバラになっていた。父・義彦はプロバックギャモンプレイヤーであり、世界中を飛び回る生活でいつ帰ってくるかもまったくわからない。母・恵子はショックのあまり家を出て行方不明になった。翔は親戚の家に預けられていたのだが、高校生になったことを実家に戻ることになった。とはいっても父は全然帰ってこないので半ば一人暮らしのようなものだった。
 翔はバックギャモンに複雑な思いを抱いていた。遥香が生きていたころ、両親はバックギャモンの天才である遥香ばかりかまっていたし、遥香が死んだら母はいなくなるわ、父は相変わらずバックギャモンの仕事で世界中飛び回る……。翔にとってはバックギャモンに家族を引き裂かれたみたいなものだった。

 

 バックギャモンさえなかったら__

 

そんな思いが翔の心のうちにあった。

 

 高校入学から1週間が過ぎ、翔は少しずつ新しい生活に慣れてきた。クラスでも新しい友達ができつつあるし、さて部活はどうしようかと、新入生お決まりのことを考えながら家に帰ろうとしていたその時。同じ高校の女子生徒が息をきらして翔の左腕をつかみながらこう叫んだ。

 

「君、バックギャモンできる!?」

 

翔はその女子の気迫につい押され、答えた。

 

「で、できるにはできるけど」

 

「なら助けて!」

 

女子は翔をひっぱり、学校の2階にある一つの教室に連れて行った。そこにはバックギャモンボードが3つ並んでいた。女子は頭を下げ頼んだ。

 

「試合なの、お願い!」

 

「……無理だ」

 

翔は教室を一瞥したあと、断りの言葉を口にして、すぐさま教室から逃げ出した。なんで。なんでバックギャモンが。せっかくバックギャモン部がない学校を選んだのに。遥香姉ちゃんも、父さんも、母さんも、みんなどこか行ってしまった。それなのにどうしてまた!どうして__

 

 
一人の少女との運命の出会いによって、翔はバックギャモンと真剣に向き合うことになる。それは様々な人たちの願いでもあった……

 

登場人物

馬場 翔 :主人公
楽間 瞳 :ヒロイン 翔を引っ張り出した
馬場 遥香:翔のあこがれだった姉 天才バックギャモンプレイヤーだったが5年前に亡くなる。翔とは5つ年が離れている。

 

その他諸々登場人物がいます……

 

他の方がこのストーリー案を参考に作品を作りたい場合

許可しない

 

コンテスト終了後の作者名の公開

しないでほしい