ウォーターキャノン
概要
- C3で登場した錬金術の一つで、シリンダーに充填した水の結晶の力で高圧の水をたたきつけるもの。数ある錬金術スキルの中でも基本スキルの一つとして数えられることも多く、フレイマーやフローズンブラストのスキル習得条件にもなっている。
- 錬金術で用いられる水の結晶を所持する(インベントリに入れる)ことで習得できる。
- GENESISアップデートにより、序盤の戦闘訓練をこなすことで自動的に取得することもできる。
- スキルの性質としては、アイスボルトとファイアボルトの中間を取った錬金術版といったところ。独自の仕様が多いため、完全に扱いこなすには若干の熟練を要する。
- 位置ズレやラグに強く、PvPにおいては回避によって当たらないことがあるが、基本的には必中の性能を持つ。
- 距離によるダメージの減衰を受け、相手が吹き飛ぶ近距離と、射程距離限界とでは倍近いダメージの差がある。
- 最大の5チャージでは、距離に関係なく相手を吹き飛ばすことができる。
- ZEROアップデートより、ダメージボーナスにマナの現在値が影響するようになった。
備考
- 2008/12/11のスキル実装時には、評価はあまり高くなかった。その最大の原因は、G9クエストの序盤のRPでケイとレイモアが高ランクWCを持っているにも関わらず、クラッグカウですらなかなか落とせなかったことによるものだろう。
- ちなみにクラッグカウは氷属性のモンスターなので、氷属性スキルであるWCでは根本的にダメージを出せない。該当ミッションで初めてクラッグカウを見るという人も非常に多く、二人の攻撃手段はWCかLDくらいしかなかったため、氷属性であると看破するのが難しかったのも一因。
- 使用感としては、要求APの少なさとそこそこの威力から、影ミッションの中級までなら優秀なスキルとは言われていた。ダメージがステータスにほとんど依存せず、純粋にスキルランクに依存した火力を期待でき、また当時の影世界の敵は軒並み火属性だったため、低累積であればあるほど属性相性もあって戦いやすかった。
- 逆に、高累積になればなるほどステータスに依存しない(=スキルの伸びしろが小さい)ことが欠点になり、高累積帯にあっては火力が頭打ちになるというジレンマも抱えていた。また、影ミッションのモンスターは高級、ハードと上がるにつれて防御・保護が高くなるため、属性の恩恵を受ける以上に高保護の影響を受けることになった。そのため、古参のプレイヤーからは、実装当初はネタスキル扱いされていたこともあった。
- スキルの性能自体はその後も長らくテコ入れは行われなかったものの、アップデートによって属性シリンダーの登場、属性錬金術のダメージ増加ESの登場、王政錬金術師の追加、タワーシリンダーやチェーンシリンダーの登場、及びシリンダーのクリティカル率が反映されるようになるなどの追い風を受け、徐々に高い汎用性と限界性を秘めた強スキルへと変貌していった。
- 特に王政錬金術師ともなるとフルチャージのクリティカルで5000越えのダメージを叩き出したりすることも。
- 併用することで若干威力を増すことができるレインキャスティングや、圧力の溜まりやすさを活かしたヒートバスターのようなスキルも登場した。
- 時が流れに流れ2020年には極まれば5チャージでクリティカルを出せば10万ダメージを超えるようになった。(まあ10万ダメージ超えは他のスキルでも出せるのだが……)。ウォーターキャノン固有の特徴としては極まるとチェーンシリンダーのクールタイムが0になる為に連打が効くと言うのが有る。この特徴が有効に生きる場所は殆ど無いのだが
- Zeroアップデートと同時に錬金術のダメージ計算に大幅なテコ入れが入り、ダメージが上昇した。特にマナが高い場合にダメージが跳ね上がっており、王政錬金術師でなくても装備さえ整っていればフルチャージ+クリティカルで5,000はおろか、場合によっては10,000を超えるダメージをたたき出せるほどのスキルに変貌した。
本アップデートではチェーンシリンダーが100%発動+クールタイム制になったため、狙ってチェーンのフルチャージを出すことができるようにもなり、もはや実装初期の面影などどこにもない非常に強力なスキルと化している。