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ファストの神殿

Last-modified: 2024-01-20 (土) 17:37:09

白亜の神殿。
南から領主館への大通りと東西の大通りの交わる場所に四角い広場があり、神殿はそこの北西に広場を四分の一囲うように建っている。
北にある正方形の拝殿だけでも冒険者・商業両ギルドを合わせたよりも広い。

拝殿

拝殿は北にある正方形の建物。
神殿に入ってすぐにある広間の正面が中庭。
神殿の屋根を越しそうな広葉樹の巨木が一本と、その若木らしい立派な木が何本かある。
中庭を巡る回廊のような造りの建物。
広間のファルの拝殿側には石版が壁に埋め込まれている。*1
六柱の拝殿は正方形を九つに等分し、北を上段とすると、アシャ・ヴァル・ドゥルと並び、中段はタシャ・中庭・ルシャ、下段は祈りの間・広間・ファルの拝殿となっている。
祈りの間の入り口は広間にあるが、拝殿*2の入り口は中庭を囲むようにしてある通路側にしかない。*3

拝殿の間取り(推測)
　　　┏━━━━┳━━━━┳━━━━┓
　　　┃　火　　┃　風　　┃　土　　┃
　　　┃アシャ　　ヴァル　　　ドゥル┃
神官　┃　３　　┃＿４　＿┃　５　　┃
住居等┣━　　━　━　　━　━　　━┫
　　　┃　木　｜┃　中庭　┃｜金　　┃
　　　┃タシャ　　　◎　　　　ルシャ┃
　　　┃　２　｜┃　大木　┃｜６　　┃
　　　┣━　　━　━　　━　━　　━┫
　　　┃光・闇　┃￣　　￣┃　水　　┃
通路→　祈りの間　　広間　┃　ファル┃
　　　┃　８　　┃　　石板┃　１・７┃
　　　┣━━━━┻━　　━┻━━━━┛
　　　┃　　　　　　↑拝殿入口
転移　｜
の間　｜
　　　┃
　　　┃
転職　　←社務所入口
受付　┃

祈りの間で祈ると光か闇がもらえる。
剣士も【回復】をとって祈ると光をもらえる。*4
石板の謎を解くと光と闇両方もらえる。*5
【風魔術】がある状態で中庭に行くと【精霊術】と風の精霊がもらえる。*6
格闘や剣術の物理スキルも取得できる。*7
火鳳　風天　土亀　金虎　水龍　木獬　光星　闇月

社務所

社務所棟は拝殿の西の建物で東に入り口がある。
建物の様式が拝殿と違うので後から建増しされたものだろうとホムラが推察している。

転職の受付は東の入り口から入った場所にある。
他に、事務所、僧侶の住まいがあり、祈りの間で拝殿と繋がっている。*8

冒険前に一時間ほど効果の続くエンチャント(属性付与ではなく、身体防御や素早さアップの効果のある付与)を有料でかけてくれる場所がある。
ホムラはそこでお布施という名の料金を支払い酔い耐性のスキルを貰った。*9

転移門

おそらく社務所内、拝殿と転職手続きをする部屋の間に転移の間がある。*10

転移門は神様からの授かりもの。
新しい神殿を建て石のプレートを設置、神官数人で所定の儀式を行うとプレートに文字が現れゲートの出来上がり。
どういう構造で動くか謎なまま運用している。
転移門の利用料は国内は距離によって料金が変わる。
国外は料金として一律4万シル必要。*11
「書籍３巻一魔法国家アイルと米 p24」の同シーンでは、最初のアイルまでの転移が５万シル必要となっている。*12
神殿から登録者のみ利用可能な一方向の転移プレートでも使用料金はかかる。*13

孤児院*14

神殿の西隣りに兵舎のような長方形の孤児たちが過ごす棟がある。
二階に三段ベッド六人部屋の狭い部屋が十二部屋並び、一階には風呂と食堂、幼い子が遊ぶ部屋、他に神殿で信徒に売る蝋燭などを作る作業部屋がある。
作業部屋では年かさの孤児たちが蝋燭を作ったり、そのほか神殿で販売するちょっとしたものを作ったりしている。

午前中は一般教養的お勉強、午後は前述の蝋燭作りなどの神殿への奉仕か、冒険者ギルドや商業ギルドから依頼のくる、清掃や届け物のお使いなどの冒険者が受けないような簡便な依頼を受ける。
また一定の年齢になるか、幼くとも本人にその気があれば協力してくれる工房での技能の習得に当てられている。

十二歳をこえると孤児院にはいられない。
それまでに手に職をつけるかどこかに貰われるか。*15

三十人弱の子供たちが遊べる広い中庭がある。*16

聖水

神殿で配っているもの。
異常状態を直すことができる消費アイテム。
NPCの騎士に対して傾国解除のためぶっかけられているらしい。
正体はホムラが奉納しているらしい『庭の水』。*17

神殿の支部、神殿の分殿

「65.店舗」にて、異邦人地区(元スラム地区)を整備する折りに計画されていた。
付近にいる貧しき人々がまた犯罪に走らないよう、仕事を紹介したり相談に乗ったりするために作られる予定。
「217.庭の樹」にて、南西の新しい商業区として拡張した区画の近くに作られたことが判明。
神殿から飛べる転移プレートが設置されており、便利になった模様。
「神殿の分殿」という名称は「363.お茶漬の店舗」から。

異邦人

メイ

膝下まである白い髪、赤目、髪より短い太もも丸出しの赤い縁取りの白いミニスカ、差し色に赤いパーツが入った白い上着、そして兎耳の少女。
- 身長はおそらく最小。
「104.再会」にて、エカテリーナの弟子として紹介される。騎士ガウェインとともにソロで活動している。
- ホムラ同様、エカテリーナ、騎士とフラグを立てていたが、ホムラが店舗を構える「64.エカテリーナ」当たりの時点では、どちらも好感度はさほど高くはないらしい。*18（参考：住人の好感度について）
ちょっと”正しさ”を振りかざすところがあり、思い込んだら一直線の性格らしい。己の正義を絶対とする他者の正義が眼に入らないタイプ。（作者曰く「トラブル持ってくるヒロインってこんな感じ」*19）
- ホムラの持つ主義とは相いれないためか、「レンガード」によく話しかけようとして無視される姿が目撃されている。（ホムラ自身はスルーしているせいか視界に入っていないようで、彼視点での描写はほぼない）
- ただ実際のところ彼女は「もふらー」で、レンガードに声をかける目的は獣人姉弟と仲良くなりたいからであった。なお、ラピスとノエルには孤児院時代からスルーされている。*20
回復職同士の戦いでメイス無双していた。*21
- 書籍5巻の「とあるゲームの裏事情」にて剣士経由の殴り聖法士であることが判明する。
- 書籍8巻で、猪突猛進で防御は騎士ガウェインに完全に任せていることがうかがえる。
わかりやすい「正しさ」に素直なせいか、当初はホムラ、アキラとともに騎士を連れた中では一番運営の思い描いたストーリーを歩んでいた。（アキラと比べると攻略自体は正統派の模様）

NPC

エカテリーナ

目尻にシワのある年配の女性神官で、「39.スラムと暗殺と騎士と属性石」で登場。
『浄眼』と【ファルの寵愛】を持った、過去に迷宮60層まで到達したパーティのメンバーの一人で実力者。
ファストの商業ギルドのマスターが憧れているなど、かなりの有名人だったようだ。

【聖王】の称号を持っているのではという噂もあったが、迷宮討伐中に子供を亡くしたため『嘆きの聖女』*22と呼ばれることも。
現在は教会の聖女の地位を辞退してジアースに引きこもった。

お布施が大好き。
何かと言うとラピスとノエルをホムラに会わせたがっていたが、これは二人が狼の獣人であり、その特性ゆえである。
ホムラはお布施と孤児の話題を振ってくるため相手をするのが面倒だと思っているが、不本意ながら出し抜きあいと掛け合い自体は少し楽しい。
スープを作るのは得意だがその他の料理が壊滅的とのこと。

「102.情報収集？」で、【撲殺女神】の称号を持つことが判明。
名前の由来は【祝福の星球】を持っており、それで他者を殴って癒すことができることからだ。
【祝福の星球】の固有スキルを使うと一時的に若返り、十六、七歳の美人の姿になる。
普段はちょっとふくよかな五十台後半くらいの外見である。