現実主義者の祓い屋稼業

Last-modified: 2023-03-19 (日) 17:46:05

あらすじ

佐伯至と家族を救った、美しき祓い屋・樒紫月。
だが彼は怪力乱神の類を信じず、ごく普通の感覚を持つ男だった。
目の前の怪異をまるっとスルーし、物理で解決する男にげんなりしつつも振り回される面々。
(こんな感じだろうかあらすじ)

現実主義者の祓い屋稼業(なろう)
現実主義者の祓い屋稼業(カクヨム)

登場人物

佐伯(いたる)

主人公、あるいは語り手
廃墟巡りが趣味の弟がおり、その弟が変なものを拾ってきたことがきっかけで祓い屋樒紫月(しきみ・しげつ)と出会う。
1話でバイト先として樒紫月(しきみ・しげつ)の事務所に勤めることとなる。
祖父が指物師(さしものし)で、本人も趣味として小箱を作っている。

樒紫月(しきみ・しげつ)

祓い屋。
能力はあるようだが、自身の仕事を「怪力乱神を語る、思い込みの激しいやからを正気に戻す仕事」と称しており、全く霊的な存在を信じていない。
妹の愛華(あいか)の他、姉が一人いるらしい。なお、会話から察するに両親は健全*1

清水(カイ)

(しきみ)と知り合いらしい同業者(祓い屋)。
たまに思い込みだけな依頼も持ち込まれているらしい。

清水(シズク)

カイの双子の弟

愛華(あいか)

「第3話 初日」で登場した紫月(しげつ)の妹。
「株式会社シキミ」のアルバイト。

主人公の祖父

「第5話 整える」で登場した主人公の祖父。
現役の指物師

田中心昭(しんしょう)

「第6話 怪しい格好の怪しくない男」で登場した。
紫月(しげつ)の知り合いである坊主。依頼を持ってきている模様。
だいたい緊急の案件ということもあって、あまり好かれていない印象。(そもそも紫月(しげつ)のことろに持ち込まれるのはにっちもさっちもいかないものバカリということもある)

用語

指物師(さしものし)

障子の枠や、箪笥、文箱などを作る職人。
大物は箪笥や机、小物が文箱。主人公の祖父がこの職業だった。

怪力乱神

2話で登場。早い話が超常現象のこと。
「怪」は「怪異」のこと、異様なものごと。
「力」は「勇力・怪力」であり、異常な技や怪力。
「乱」は「悖乱・変乱」であり、正道にもとる行い。
「神」は「鬼神」のこと、超自然的な存在。


*1 「第3話 初日」